2024年3月15日金曜日

奄美大島の旅 その後

 奄美大島の旅に出かけて奄美について何も知らずにいた、と思い知らされた。その一番はガイドから聞いた昭和28年に日本復帰ということば。沖縄の本土復帰は知っていても奄美群島が紆余曲折を経て日本になったということを知らずにいた。なお奄美群島とは、これまた今回の旅でガイドから聞いて知ったことだが、奄美大島・加計呂麻島・余路島・請島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島の8島をいう。さらに驚いたのはこの島が2021年に世界自然遺産に登録されていた。

 YOU YUBEを見ると本土復帰の様子がアップされている。ガイドが話した奄美大島では「何でも食べる」というこの言葉が頭から離れない。本土復帰の動画を見てその意味が分かりだす。自分自身、戦後間もなくの生まれで日本全体が貧しかった。が、子ども時代は戦後何年か経っているので食べるものに困る経験はない。ただ、スーパーなどはなく、どの家も貧しかった、と思う。

 今の時代のように何でも買えば手に入る時代ではなかった。いつもの旅ならばガイドの言葉を聞くのが煩わしいこともある。しかし、今回はガイドの話に聞き入った。ガイドは自身を卑下して面白おかしく話して笑わせる。しかしその底辺はかなりの苦労人のように感じた。奄美を離れて40年。5年前に奄美に戻った際はイノシシ・豚などを運ぶ船に紛れて帰ったそうだ。5年前までは本土でキャバレー勤めをしていたという。その当時の仕事や源氏名を名乗って面白おかしく話を進める。その人から聞く奄美の話は本当にためになった。

 奄美のガイドは人出不足らしく、年を経た人がガイドをしている。これは日本全体が人口減少でどこも同じようなことになるかもしれない。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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