2024年3月13日水曜日

世界遺産奄美大島3日間の旅 その3

 世界遺産奄美大島3日間の旅 その2から続く。

3日目 2024年3月6日(水)

奄美大島の地図
 8時半、バスはホテルを出発し、あやまる岬に向かう。出発前にホテルの外で飼われている山羊を見る。ホテルは山羊島の先端に位置する山羊島ホテル。3匹の山羊を飼うのもうなづける。

山羊島ホテルだけあってホテル前に
小屋を建てて3匹の山羊を飼っていた
 奄美大島の旅の3日目もお天気に恵まれない。あやまる岬は奄美大島の最北端に位置し、太平洋に突き出ている。また、あやまる岬は海を一望する公園内の高台に観光案内所も誕生し、レジャー施設となっている。
あやまる岬

あやまる岬


向こうに見えるは笠利崎灯台



あやまる岬から下をみるとレジャー施設があった
あやまる岬バス停 バスは一日に数便
 次にバスが向かうのは大島紬村。この日も雨模様だが、大島紬の製造工程を見学する。工場は大島紬村と名付けられているように広い敷地内にある。また敷地内には奄美大島の豊富な亜熱帯植物やめずらしい野鳥などもいて奄美の森を十分に体感できた。
大島紬村



大島紬に欠かせない車輪梅の木

受付棟
屋外の泥染田で泥染めの作業
大島紬加工場見学 
伝統工芸の名人の間ですべて人の手に拠っている

染織工房外観

大島紬村内はまるで植物園のようだ

奄美大島伝統の高倉

美ら門(きょらもん)出口

大島紬ギャラリーショップもある
 大島紬村で大島紬に仕上がるまでの工程を見学後、少し歩いてギャラリーショップに入る。ここもすべて撮影禁止。さすがに大島紬はいろんな工程をすべて人の手に拠って仕上げている。大島紬の反物を見ると数十万円する。1人参加の人は数千円するブックカバーを買っていた。

 大島紬村の後は奄美黒糖焼酎の工場を見学する。もらったパンフによると昭和28年に奄美は日本に復帰。その特例措置により全国で唯一の地域産業として国税局から奄美群島内だけに黒糖焼酎の製造が許可されたという。黒糖焼酎の主な原料はサトウキビ。このサトウキビから黒糖を造る。日本で初めて黒糖が造られた場所は奄美。黒糖で造るサトウキビの栽培は400年以上前に大和村の直川智翁(すなおかわちおう)によって中国から持ち帰り、また黒糖製造技術も伝えられたそうだ。

 奄美黒糖焼酎製造工程を見学のため工場内に入ると日本酒とは違う独特のにおいがする。日本酒の樽は木の樽を見かけるが焼酎の樽はステンレス!?また広島の酒どころ西条で見る日本酒の工場規模と違って焼酎の工場のなんと大きいことか。黒糖焼酎に使うコメはタイ米だそうだ。製造は奄美大島酒造の工場だが、隣接する浜千鳥館では試飲ができる。また浜千鳥館では黒糖でできた菓子類なども多く売られていた。

 試飲ではアルコール度数が35%の焼酎でなく、14%の梅とたんかんのリキュールを飲んだ。甘くて飲みやすいが飲んだ後が怖い!?
蒸溜

奄美大島酒蔵の工場
 焼酎の工場を見学後、奄美で一番のおもてなし料理といわれる奄美名物鶏飯(けいはん)をいただく。鶏飯は奄美大島伝統の郷土料理らしく、熱い白飯の上に、鶏肉、錦糸卵、しいたけ、パパイヤの漬物、たんかんの干皮などを載せ、地鶏のコクのあるスープをかけていただく。ところが鶏飯は初めていただく。横には鶏のお刺身がある。生肉は生まれてこの方食べたことがないのでお刺身用の鶏肉をスープに入れてしまった。そして白飯の上に置く他の材料とともにいただいた。まるで贅沢なお茶漬け!?
鶏飯(けいはん)コップの中はお水 右は鳥肉のお刺身
 直行チャーター便 FDAのJH6484便は奄美空港14時発が少し遅れて離陸。離陸後も長く揺れが発生する。その都度、「あっ!」と声が出るが機長は揺れが発生するも何ら関係ない旨の機内アナウンスがある。しばらくすると揺れも収まる。と同時に珈琲とケーキ、そして飴が配られる。
 
 奄美大島の旅は届いた書類を改めて見ると発売されてすぐに申し込んでいる。10月の申し込みだ。かなり自分の中では行く気になっていたのだろう。ツアー代金@¥163000(1名参加追加代金10000円を含む)。これにカヌー代金@¥2000が加わる。決して安い旅ではないが個人で行くとなると簡単には行かれそうにない。

 奄美と広島の気温差が激しく久々に風邪を引いてしまった。これからも元気を出して旅を続けよう。3日間の旅のはじめ2日間のガイドからなぜか「さくらちゃん」と呼ばれた。ピンクのパーカーを着ていたのでそう言われたようだ。奄美の3日間の旅はあいにくのお天気だった。が、奄美の人のよさと風土に惹かれてしまうほど楽しい旅だった。またいつか機会を見て出かける!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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