2021年6月19日土曜日

「お前頑張ったなあ」

 一昨日のダグニーさんのブログに「10年後のインタビュー」と題したエレナの投稿がある。

 <10年前、ダニーは最初の公開インタビューを行いました。彼女は私のコンピュータコースの学生でしたが、絶対にインタビューを受けたくなかったし、私は何度も何度も断られました。結局、彼女はあきらめ、私は彼女についての記事を地元紙の2ページに掲載しました。他の多くのジャーナリスト、テレビのプロフィール、小学生や有名なコラムニストは、私の後にダニーにインタビューし、彼女は少なくとも世界中で注目を集めた彼女の素晴らしいブログのために有名人になりました。10年後の今、それは新しいインタビュー、私たち二人が今彼女の第二の家と呼ぶ老人ホームで持っていた短い会話の時間でした>(自動翻訳機能による日本語)とあり、10年後にエレナがダグニーに行ったインタビューを書いている。画像には先日、109歳の誕生日を祝ったバースデーケーキのアップもある。

 ダグニーさんを知ったのは世界のドキュメンタリーで取り上げた「100歳から始まる人生」だった。90歳で連れ合いを亡くして以降、100歳まで悶々とした日々を過ごしていたダグニーさん。100歳で習い始めたパソコンが彼女の人生に再び息を吹き返し、世界的な時の人となった。その頃、始めたブログが今週のスウェーデン人という番組に出演して話題となる。
 
 この番組を数年前にNHKの番組で目にして以来、ダグニー・カールソンさんのブログをネットで探し、そのURLにたどり着いた。それ以降、毎日、ダグニーさんのブログを見るようになった。しかし、最近はエレナが書いているようにブログのアップはままならないようだ。命の燃え尽きるまでブログに執念を抱いているダグニーさん。さぞかしパソコンを触りたいに違いない。

 昨晩、NHKのローカル番組を見ていると分水嶺の話だった。家の近くに二級河川が流れている。この川の途中までは海からの水と山から流れる水が混ざり合う。この境はどういうのだろう、といつも思っていた。それがもしかして分水嶺?と思ってテレビを見ていたら全く違っていた。海水と川の真水が混ざる分岐点は汽水域というらしい。

 じゃ、分水嶺は、と改めてテレビを見る。岡山県内の分水嶺を探し求めて歩く谷川さんを映し出す。56歳の谷川さんは以前、体調を崩して公私に渡って納得しない日々を過ごしていた。ところが分水嶺を探し求めて歩くうちにある思いを抱くようになった。<普通の方々から見れば岡山の分水嶺区間なんてそれがどうしたん?という感じかもしれない>、が、谷川さんは<年をとって「お前頑張ったなあ」と自分に言えることが一つだけでもできた>と話す。

 この話を聞いてこれまでの自分を振り返る。「お前頑張ったなあ」と言えることがあるだろうか。ある!自分ではそう思っている。今はそっと心にしまって……。とはいってもまだまだ人生これから。もっともっと頑張ったと言えるように歩をすすめよう。どういってもダグニーさんの人生は100歳から始まったのだから……。それまではまだかなりある!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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