NHKの第一放送(R1というらしい)を聞いているとラジオセレクションとして「美輪明宏の”金色の時間”」の放送がある。テレビは「選」として以前の番組が放送されている。(ラジオもある)と思って聞いた。4月のみどりの日の再放送だ。美輪明宏のナビゲーターで放送が始まる。冒頭、「人間の精神は文化、肉体はビタミン」みたいなことを話した。ビタミン剤としてB、C、Eは毎日摂取している。お陰で肉体は健康。心というか精神のビタミンは文化、この表現に驚いてしまった。言われてみれば精神文化というね。確かに。
生活に潤いをもたらす文化。絵を習ったり、フルートを吹いたり、泳いだり、旅に出たり、人と会ったり、飲んだり、食べたり、しゃべったり……といった楽しいことは今やコロナ禍でできないことが多くなった。外で楽しむ心のビタミン補給はほぼ皆無状態だ。ただ、そんな中でも本はよく読む。これはささやかな精神面のビタミン補給となっているかもしれない。
放送の中で「夜来香」が流れる。これは曲名としての意識しかもっていなかった。ところが夜来香、は蔓植物だそうだ。すぐに電子辞書で調べた。夜来香は中国原産でガガイモ科のつる性低木。芳香をもつ植物として知られる、とある。それで花の名に「香」がつく!?
曲の持つ歌詞の意味も知らずに歌っていた。というか、昔、流行った中国の歌くらいの意識しかもっていなかった。
美輪明宏の言葉を改めてネットで探す。ラジオで聞いたと同じようなことが美輪のHPにあった。以下にその一部を記そう。
<人間は肉体と精神で出来ています。肉体の成長と疲労を補うビタミン剤は過剰なほど補給し過ぎているのに、現代人は精神の方のビタミン剤補給は欠乏している人が非常に多いようです。心の栄養剤は文化です。文学・音楽・美術・スポーツなどに親しみ、美意識を持ち心を明るく穏やかにする、それが心への栄養剤となります……>。 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿