2021年6月26日土曜日

『老いの孤独は冒険の時間』

 昨日、<NHK・BS「400年後の真実 慶長遣欧使節の謎に迫る」>がBSで放送されたため、このブログの閲覧数が急に増えた。テレビの影響は本当に大きい。

 緊急事態宣言解除後、図書館の閲覧室に入ると、本を読んでいる人は数人もいない。しばし雑誌を眺めて予約の本を借りて帰る。そのうちの1冊が『老いの孤独は冒険の時間』(石川恭三、河出書房新社、2021年)である。母が健在だった頃、著者はお昼の番組に出演していた。みのもんたの番組だった気がする。健康に気をつけていた母は石川先生が出演のその番組を好んで見ていた。

 本の裏書を見ると書き下ろしとある。文章が仕上がることを書き上げるという。寝る前になって書き上げた文章をなぜ書き下ろし、というのか気になりだす。今朝、電子辞書で検索する始末。

 ともあれ昨日、この本を読み終えた。御年85歳の著者はお元気そうだ。本に頻繁に出てくる話題が週3度通うというスポーツジムの水泳。(水泳……)の文字を見る度、今はコロナ禍でご無沙汰気味の我が水泳を顧みる。来週から日本画教室が始まる。ついでに、というわけではないが体を本来の動きモードにするためにも水泳を再開しよう。以下は気になる箇所からの抜粋。

★目的達成までは前途遼遠だが、何とかしてやってみたいと思って実行していることがある。それは、本当なら『昭和文学全集』(小学館)全三十五巻を読破することなのだが、今の時点ではもはや不可能と思えたので、せめて一人の作家につき一つの作品を読むことに目標を切り替えた。……これから先も、やってみたいことがぽつぽつと出てくるだろう。目前の時間だけはたっぷりとあるので、やってみたいことが出てきたら果敢にチャレンジしようと息巻いている。(30-31p)

 (これから先、元気なうちは司馬遼太郎全作品の読破を目指している。読み始めて2年7か月。まだ当分は元気、と思う。長く生きて、これほど一人の作品にハマったことはない。元気を出して全作品を読み終えよう。これが今のささやかな幸せ!?)

★私の根気強さは、長年続いているスポーツジム通い、ベジタリアンに近い食生活、稚拙を承知で続けている執筆、今なおしている語学の勉強、早寝早起きの習慣などに今も細々ながら息づいている。こうして振り返ってみると、私の人生はまさに「運・鈍・根」が鼎となって支えてくれたのだと思われてくる。(101p)

 (これをもじっていえば、自分自身も細々と続けていることがある。水泳は10回ほどコーチについて習ったが後は勝手にプールに通って泳いでいる。途中、何年かままならない期間もあったが、何とか続けている。フルートも長い。今はYOU TUBE先生について気ままに吹いている。執筆までとは言えないがブログは13年目に突入した。語学は最近ご無沙汰気味だが司馬作品を読みながら、また別の著者の本もそうだが、わからない文字をノートに書きだしている。他には、日本画。これも習い始めて丸8年になろうとしている。まさか、自分が絵を描く、とは夢にも思わなかった。何でもやってみるに限る。小学低学年の頃、担任の先生から与えられた課題を1年間観察し続けたことから根気がある、と言われた。運動は全くできなくて鈍かった。が、根気はあった)

★私は「言葉」に関心がある。本や新聞や雑誌を読んでいるときや、テレビやラジオなど見聞きしているときなどで、いい感触の言葉に出会うと、いつかその言葉を自分でも使ってみたい思う。……新型コロナウイルスのパンデミックで外国へ出かける状況が大きく変化してしまったし、いつ何が起きてもおかしくない高齢の身であることを考えると、海外旅行に出かけて英語を使う機会はもうないかもしれない。そうはわかっていても、毎朝、英会話のラジオ放送を聴いていて、知らない言葉や気の利いた表現に出会うと、いつか使ってみよう、などと思っている。そんなときは、無意識のうちにマハトマ・ガンジーの言う「永遠に生きるかのように学べ」を実践しているのかもしれない。(188-189p)

 (「言葉」というか文章や文字に関心がある。気に入った文や言葉をブログ開始前まではノートに書いていた。今でもそのノートはある。今はブログに投稿する。知らない文字もノートに書き留めている。古い作家の本を読むと(司馬作品もそうだが)知らない漢字が頻繁に出てくる。その都度、読むのをやめてノートに書きだす。その時がちょうどよい眠気防止になるのか本を読んでいても眠くなることはほとんどない)

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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