2019年6月2日日曜日

日本画教室で

 「引きこもり」がメディアを賑わす。戦後生まれとしては大人が働きもせず、かといってほかにすることもなく家に引きこもる。こういうことは考えられない。学校を卒業して就職。だが、満30歳になってずるずると一生このまま同じ会社で働く、と思うと耐えられなくなる。結果、この年齢で会社をリタイア。しばらく家にいるといい歳をして家にいる自分がこれまた耐えられなくなる。その後は人の伝手で再度働き始め50代半ばでまたもリタイア。そして働くことを辞めて、大学で学び直す。修了後は年金を頼りに好き勝手に過ごしている。60歳や65歳まで働いた人と比べると勤務年数は短い。それでも何とか生活している。これもすべては年金のお蔭。

 働かなければ年金も少ないだろし、また年老いてくればそれだけでは生活できなくなる。そういう人が60万人とも100万人ともいると言われる。

 戦後のどさくさ時代、こういう社会現象はなかっただろう。みな生きることに精一杯だったに違いない。恵まれた世の中がこういう引きこもりを生む!?すべては甘えが底辺にあるとしか思えない。何だってやろうと思えばできるはず……。

 話は変わって昨日は日本画教室に出かける。本画にするプリメリアの絵。もみ紙を貼ってバックの色を塗った。このもみ紙はまだら模様のバックになる。パネルはサムホール大と小さく、また、まだら模様とあっては色付けするうち目がチカチカし始める、目が変、と思って作業を中断。結果、先生はまだら模様のもみ紙が目をおかしくすると思われたのだろう。もみ紙のバックの上に他の色を塗り、まだら模様にならないようにしてくださる。30分くらいすると目が治る。こういうことはないので我ながら驚く。というか、この半年、司馬作品を読むことに没頭して目を酷使している。そしてパソコンでの遊びすぎも目に良くない。

 目は大事だ。これからは本画にする時、バックは明るい色にしよう。引きこもりがどうじゃ、こうじゃという前に自分のことに気を付けよう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう! 

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