2019年6月16日日曜日

夏椿

 豪華さを謳ったプレミアムバス。終わったこととはいえ、まだこだわりがある。ナニゴトもヒトもそうかもしれない。表面がいいばかりで中身がない。プレミアムバスでそれを感じた。大事なのはそれを活かすかどうかの機能による。バス車内がなぜこれほど反響するのか、人の声が響き渡る。家でもコンクリよりも木造建築が気持ちを和らげてくれるようにバスも皮張りでなく布製シートが落ち着くのかもしれない。ともあれ、これも経験したから気付いたこと。これからは豪華さを謳うのは気を付けよう。とはいっても、長府の町には感動した。

 昨日午後は日本画教室に出かける。先週は広響定演で休んでいる。もみ紙に描くプルメリアの花。前回、もみ紙が目をチカチカさせるとのことで先生はもみ紙を消すようにバックの色をブルー系統にしてくださる。これに胡粉を膠で溶いてプルメリアに施す。ブルーのバックに真っ白な花。そして黄緑系統の葉っぱを塗ると絵そのものは下手であっても彩が鮮やかなコントラストで何とも言えずいい絵になる。前回の気落ちした感情とは裏腹に昨日は気持ちよく描けた。ただ、真っ白な花にしようとするが、なぜかまだらになる。これはもみ紙のせい、と先生は話される。

 日本画は何度も何度も色を施して仕上げていく。昨日はもみ紙にもよるのか真っ白なプルメリアにならない。色を塗り、乾けばまた胡粉を塗るを繰り返す。ちょっとだけ日本画の要領がわかってきたかもしれない。

 昨日は本来ならばはがきサイズにペン画を描く予定だった。ところが持参したハガキは画仙紙。これはペンには不向きらしい。次回はペン画用のハガキを持参して葉書絵に挑戦。

 サムホール大の小さなプルメリアの絵。完成したならば家に飾ろう。かなり気に入った絵となりそうだ。どういってもプルメリアが可愛い。そして色の配色も綺麗。これからはバックの色をブルー系統に、と思ったりする。それくらい今の季節にピッタリの絵だ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

 blog投稿後に思い出す。一昨日、防府の阿弥陀寺で見た夏椿。本堂の裏にある、と津和野から来た人にわざわざ見に連れて行ってもらった。日本画の先生によるとこれは沙羅双樹と同じらしく、可憐な白い花だった。
阿弥陀寺本堂裏に咲く夏椿


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