2017年12月2日土曜日

土井隆雄講演会に行く

 今朝は最低気温2度で、この時季一番の冷え込みだった。日中は12度の予想で寒さも増してくる。昨日は広島県環境保健協会創立60周年記念の講演会に出かける。講演者は京都大学特定教授で宇宙飛行士の土井隆雄。会場は平和公園内にある国際会議場フェニックスホール。午後、早めに家を出て公園内の紅葉を眺める。赤く染まった葉っぱを携帯カメラで写す。後で写真を見ると目で見たほどには写っていない。デジカメを持参すべきだった。

 会場に入ると人で溢れている。環境に携わる人たちの表彰式などがあった。講演前でも席に座らせてくれるという。一般の聴講者はホールの後部座席が指定される。ともあれ、貴重なお話を聞く。

 講演テーマは「宇宙と地球環境」。まずは日本人有人宇宙開発について話される。これまでの日本人宇宙飛行士は毛利、向井(ライフサイエンス)、若狭(ロボット)、土井(船外活動)の4人が有人宇宙開発に携わる。これからとして2025年月面有人探査をアメリカと日本の協力によって進めるという。これは昨日のネットでも話題となった。宇宙ステーションはサッカー場ほどの大きさがある。宇宙の一日は90分で地球を一周する。しかし、この形で生活するのでなく一日は地上と同じく24時間で過ごすそうだ。日本実験棟である「きぼう」は日本の宇宙空間になると思っているとか。

 次はオゾンホールについて。オゾンホールは1985年に発見された。冷蔵庫にあるフロンは大気に漂い紫外線にあたると塩素が出る。これがオゾン層を破壊する。このことからフロンを使わない冷蔵庫が出現。宇宙から見るとフロンを禁止するとオゾンホールが小さくなっている。

 土井氏は現在京大の宇宙総合学研究ユニット特定教授に就任されている。これは有人宇宙学部にあり、その設立目的を3点あげる。①若い人の宇宙開発での活躍 ②有人宇宙学 ③持続可能な社会環境。

 有人宇宙学は宇宙で人間が生きていくための人間、宇宙、時間の3点をつなぐ学問らしい。宇宙に社会を形成するのは4点ある。水、植物(食料)、体・心・くらし、安定したエネルギーの4点。そこで「水」が話題になる。地球は水の惑星。宇宙から考えると地球にある水、特に淡水はとても少なくて貴重であり、それを分け合って生きている。地球の水循環は生命の存在に欠かせない。海洋の大規模大循環を世界地図で示しながら話される。これはエネルギーを地球上に均等に広めている。海洋の大規模大循環は太平洋からインド洋を抜けて大西洋に出てまたインド洋に戻って太平洋に出る。これは500年かかって地球を一周するらしく宇宙に行ってこういうことがわかってきた。

 エネルギーとしてそれは太陽からもらう。こうして人間は文明を作る。地球温暖化は温室ガス(二酸化炭素が増える)によるが今はまだ大丈夫とか。温室効果ガス(水蒸気)は海洋にある水蒸気の発生を抑えている。海の蒸発が止められなくなると温暖化の道を歩むらしい。ということでこれは大事なことだ。

 宇宙で見て感じたこととして2点述べられる。①地球は美しい。すべての生命体が生きている②人間のすばらしさ。人間はもっと素晴らしいことができるはず、と話される。そして宇宙を目指せと。

 国連の持続可能な開発目標は有人宇宙学であり、国連もやっており、宇宙を知ることができる。地球文明は宇宙文明になる。これは京大でやっている有人宇宙学。ではどうすれば宇宙に行けるか。それには宇宙に行きたいという気持ちを持つ。宇宙飛行士はホワイトカラーではなくブルーカラー。そのためにも強い体を持つことが求められる。そしてさらに宇宙でしたい目標、これは自分しかできない強い目標を持つといいそうだ。

 後半はスライドと映像で話される。宇宙は真空の世界。ちょうど今から20年前のこの頃、土井氏は宇宙に行かれたという。宇宙服は130㎏もあり、プールで着るそうだ。

 ここにあげた講演要旨はあくまで個人が聞いて感じたことであり、解釈の間違いがあるかもしれない。

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