2015年11月10日火曜日

「君よ憤怒の河を渉れ」

久しぶりに雨も上がり、曇り空の朝を迎える。ドコモのポイント交換の蜂蜜は昨日午後届く。だが、雨も降っており、泳ぎは止めにする。

今回の旅で同室の人から封書が届く。この人とは某会に入って3回の旅でいつも相部屋。まだ現役の人で一回り以上も若い。書道をされていてその道では知る人ぞ知る素晴らしい筆遣い。いただいた文面の文字は素晴らしい。

高倉健が亡くなって早くも1年になるとか。先日BSでNHKドキュメンタリー - BS1スペシャル「10億人が愛した高倉健」を放送した。www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2625167/

抜粋によると「昨年亡くなった高倉健、 中国全土で死を悼む声があふれた。『君よ憤怒の河を渉れ』は 中国で大ヒット 多くの人を奮い立たせ、人生を変えていた。作家や大企業経営者、新聞 ... 1978年、文化大革命の終えんからまもない中国で、高倉健主演の『君よ憤怒の河を 渉れ』が文革後初の日本映画として公開された。いわれなき罪を着せられた検事が巨悪 に立ち向かっていくこの映画に多くの中国人が釘づけとなり、10億人が見たといわれる。…」とある。

プールを取りやめたので、お昼のBSプレミアムシネマ「君よ憤怒の河を渉れ」を見る。なぜ中国の人たちに高倉健はこれほど愛されたのか、これを見てそれが知りたかった。向精神薬の開発をめぐって国を挙げて不正が行われる。その場面を見ていてまたも病院というところが嫌いになる。だが、これはドラマである。だが、そうであってもそう思う。

精神病院とまでは言わないまでも老人介護施設や老人病院に入ったとする。そこで自由を奪われ、自分の意見を言えば認知症扱いされて何を飲まされても抵抗できない。テレビを見ていてその方面に気が行く。ああ、怖い!自分を見失わないように元気で生きたいものである。

中国は共産主義の国。鶴の一声で「正義」が問われるからだろうか。高倉健が演じる正義と愛。中国の人々がそれに向かう高倉に関心を抱くのも当然かもしれない。

ドキュメンタリーでインタヴューを受けた〇秋航空の社長。昨日届いた某日本の大手旅行社のカタログに広島発成田着往復で都内のホテル一泊二日の航空代込み旅費が19800円とある、二泊三日では29800円。安い!ところが航空会社は見えるか見えないくらいの小さな文字で〇秋航空とある。

その時思った。日本に観光に来ている中国からの旅行客はこの〇秋航空が送り出しているのだろう、と。この社長、この映画を見て感動し、国の機関で働いていたのをやめて旅行社を立ち上げ、さらに航空会社も作る。

この航空会社をどうこう言うつもりはない。ただ、映画を見た中国の青年が高倉健が演じる映画に感動し、さらに日本という国にも感動する。そして自らの生き方を変えていく。これはこれでいいのだろう。

とはいっても日本人としてこの映画を見る時、中国の人たちが見たのとはまた違う視点で見ている。むしろ、向精神薬開発をめぐる日本の政界の動きが怖い。今はマンション建設問題などの不正がまかり通っている。何が正しいのか。確かな目を養わねば…。

気を取り直して月に一度の定期検診で眼科に行く。そこで読んだ週刊文春の欽ちゃんの記事。「大事なことは『今が幸せである』と思えることである…」みたいなことを述べている。今より明日はきっといいことがある、と今を楽しんで生きることは幸せなことだろう。

今日は午後からフルートのレッスン。それが終わると広響の定演を聞きに行く。今日から連日忙しくなる。元気を出して今日も楽しく!

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