宮島の対岸に位置する「海の見える杜の美術館」。昨日の美術講座でここへ行く。
一度は行きたいと思っていた美術館。ところが、某宗教団体と関係あるとか、怪しいイメージがあった。また、場所的にも車でないと行かれない。奥まった山のふもとにあった。
昨日は幸い、美術の先生と生徒たちで2台の車に分かれて出かける。車に乗せてもらうため、高速道路に便利が良い八本松駅に集合。ここから宮島口まで高速に乗れば1時間足らずで到着。この近さと便利さに驚く。
美術館の近くに到着後は館の車に乗り換えて館内へ。周辺はよく整備され、外にあるベランダの手すりもピカピカ。当然、館内も行き届き、係の人の気配りも並はずれている。
美術館の今回のテーマは「仏と神の姿」。これを二期に分けて展示し、今回は「神に会える」。
美術講座では「花」をテーマに習っている。なぜ「花」と今回の実地研修が結びつくのか。帰りに話題となる。それは「仏画と蓮の花」の関係があった。
美術館のパンフによると、今回の作品は所蔵品らしく、平安時代に書かれたきらびやかな装飾経や、室町時代の<十三仏図>などの展示があった。
観覧後、美術館直営のレストランまで車で移動。どこを見渡してもロケーションは素晴らしくまるで初夏を思わせるすがすがしさ。あたりの木々も青々としており、対岸を見渡せば宮島の鳥居も見える。(持参した望遠鏡で見る。目のいい人はもちろん裸眼でみえるらしい。)
レストランは“SEIHO OMBRAGE.”初めて入るレストラン。木々の青さと今が盛りと咲き誇るガクアジサイ。これを背にして座る人々の美しく見えること。当然、料理もおいしい。
食事の最後のカフェは、また場所を移動していただくようになっている。カウンターバーになっており、ずらっとアルコール類が並ぶ。夜の雰囲気もきっと素晴らしいだろう。
ぼつぼつ雨も降り出す。館内の車に乗ろうとすると係りがさっと傘をさしてくれる。もう感激!
いい作品を見て、おいしいものをいただき、親切にしてもらって、幸せな気分を味わった後は2台の車に分かれて帰路に…。
往路とは違って、帰りは先生の車に3人で乗って帰る。帰りは高速でなく、一般道を通ろうとの先生の言葉。道に関しては全くの音痴。先生のお気に入りの道路を走るとか。
途中、2か所、先生が教えられた学芸員のいる2つの美術館に立ち寄る。どの美術館へ出かけても先生とかかわりのある人たち。先生のあとをついていくとそのおこぼれにあずかる。なんとありがたいことか。
その都度、係の人からよくしていただく。平常は見られない展覧会が始まる前の会場に入る。リハーサル中だから静かに…と言われたすぐあと、パンフルートの人に目がくらみかけよる。
まさかパンフルート奏者ご本人がいらっしゃるとは…。失礼してしまった!また、リハ中の演奏を垣間見てその音の良さにひかれてしまった!
この美術館は「アートギャラリーミヤウチ」。
この後も雨の中、車は市内に入る。次に行くところは「泉美術館」。先日も光風会展に出かけたばかり。ここにも先生の教え子がいらっしゃっる。
先日、ニュースで「広島の記憶 写真家明田弘司の仕事から」を知り、見たいと思っていた。原爆で焼け野原となった戦後の広島の光景を写真でとらえる。被写体は自分と同年代の人が多い。当時の小学生や街の様子を写している。
原爆に関してはまったくわからない。だが、小さい頃の昭和の町並みはみな似たり寄ったりの生活だった。貧しくてもある面は豊かな人々の暮らしがそこにある。懐かしく拝見する。
学芸員から丁寧に説明を聞いた後、ティーラウンジで珈琲とケーキをごちそうになる。おまけに、展示品の図録もいただく。これもすべて先生のおかげ。ありがたい!
車はわが家に向かって進む。家に到着間際で道にそれる。そこは幸い、毎月出かける眼科に近い。そこで降りて眼科へ。
ところが大雨のため、足元はずぶ濡れ。眼科の廊下へ上がれない。外からその旨告げて目薬だけもらって帰る。
それにしても楽しく有意義な一日だった。美術講座の仲間というより、気分は遊び仲間!?次の回の美術館見学も楽しみ。
この美術講座へ誘ってくださった先生曰く。このグループのにぎやかさでは私は“サブ”らしい。さて一番にぎやかな人は誰!?
今日は日本画を習った後、夜は台湾へ行った人たちとの納涼祭。ほんまによく遊ぶ。今日も元気で!
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