2012年7月13日金曜日

中国語の旧友と

昨夜の広響定期演奏会のテーマは「ダネルが描く、スラヴの魂」。スラヴ方面の国は旧ソ連に2度出かけている。それ以外の国へはまだ行ったことがない。

昨夜の指揮者のダネルはプログラムを見ると2008年から広響の首席客演指揮者に就任している。道理で昨年も指揮をしていたはずだ。

演奏曲はタイトル通り、ほとんどスラヴ舞曲である。なかでもOp.72の第10番ホ短調(作品72-2)は誰でも一度は聞いたことがあるきれいな曲。家に帰って調べると、昨年のフルート発表会でソロで吹いている。

演奏の合間の休憩時間にロビーに出ると懐かしい人に出会う。「なぜここに・・・」と聞かれ、個人会員になっていると話す。その人は「スラヴ舞曲が好きだから聴きに・・・」。

聴くところによると明日(?)のNHKのFMでその人の関連ある放送があるらしい。聴いたはずなのにその内容をあまり覚えていない。

その人とは中国語のサークルで知り合う。大学の医学部を出た後、医師にならず弁護士の奥さんになっている。家にも何回か伺い、旦那さんもよく知っている。とても気さくな旦那さんだ。随分前、彼女手作りの夕食に自宅で呼ばれたこともあった。

当時は中国語も習い始めの頃であり楽しい時期だった。中国語の学習が終わると遅い時間にもかかわらず皆で行きつけの中華料理店へ行く。その頃の中国人留学生は優秀で、彼女と日本語で議論を交わすほどだった。

それなのに彼女と摩擦が生じ、そのクラスから離れる。

とはいっても彼女からいい刺激も受けている。文化面である。当時はまだフルートも習っておらず、インターネットもない時代。ブーニンが一世を風靡し、なかなか広島で彼の演奏は聞けなかった。ところがその人は「赤旗」をみて神奈川辺りまで出かけて聴いたという。彼女の「情報」の収集力と行動力に驚いた。

他にも語学がある。彼女は世界の公用語の5国語を習っている。最近の事情はよく知らないけど、明日もフランス語関係のパーティへ出かけると話していた。その話の中で以前一緒にそのパーティへ出かけたことを聞き、その当時を思い出す。

フランス語、ロシア語は彼女からの情報で習った。しかし、基礎をしっかり習っておらずほとんど覚えていない。それこそスペイン語の習い方とは大違い。

昨夜の短時間の会話でいきなり「家の電話番号覚えている?」と聞かれる。電話番号を覚えるのは得意だ。すぐに返答すると今度会おうという。そして電話番号を教えて欲しいという。「携帯番号を教えてくれればかけるからそれで・・・」というと自分の携帯番号は覚えていないとか。

語学と電話番号を覚えるのはどうも違うようだ。ともあれ、電話番号をメモして渡す。近いうち会おうということになり、休憩後の演奏を聴くためその場を離れた。

他にもさまざまな勉強の場で遭遇する。だがいろいろあってその人についていけなくなる。さてさて今後は・・・。

そういえば彼女は一時、知人の所属する合唱団にも属していた。だがすぐに他の合唱団に移っている。

彼女の昨夜の言葉は「ストレスがたまって困るのよ」。そうだろう。その点、こちらの気分は楽である。何もこだわりがない・・・。

さて話題は今日のこと。来週の水曜日のスペイン語の代講で前期の講義は終わり、その後の試験を待つのみとなる。それまで気合を入れてスペイン語を頑張ろう!

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