2日ほど降り続いた雨も上がる。だがまだ天気は怪しい。その隙間を縫って買い物に出かける。
買い物を済ませスーパーを出たところで近所の人と出会う。その人は顔を合わせるたび、「一人でいいね」。今日もそうだった。しばし立ち話をしているとまたまたその人の口から「もう夫は要らん!」。これを聴いて吹き出してしまった!口癖になっている言葉だろう。
80歳くらいのその女性は旦那さんに昨夜のカレーの残りを食べさせたから一人でラーメンを食べに行くという。その後、買い物をする予定だとか。時刻は丁度お昼。その人の話が余りにも可笑しいので「冷麺なら食べに行く!」と話すと一緒に行こうという。
その人とは母を外に連れ出してから顔見知りになった。それほど親しい人ではない。だがいつしか会うたび話をするようになる。
スーパー近くにある古くからの中華料理店に行くと冷麺があった。狭い店内は土曜日の昼食時とあって客は多い。1年ぶりで冷麺を食べる。美味だった!
その人と話をしていると旦那さんとは5歳違いで互いに元公務員。奥さんであるその人は年金がつく時点で退職。勤務先で知り合い恋愛結婚だという。「じゃ幸せじゃ!」と言うと「働いていたときはね」。年金がダブルで入り息子、娘に家の援助もしていると話す。それでも何が不満なのか「人に言えん悩みがある」とか。そしてまたも「もう要らん!」と夫を悪く言う。
「じゃ旦那さんが病気に・・・」と言うと「老々介護は出来ん!」。何とはっきりしたことか。話を聞くたびあっけに取られてしまって笑うしかない。その様子を見て「あっさりした性格じゃね」と言われる始末。
外に出て人と会って話をすると気が紛れるという。それは誰もそうだろう。その人の究極は家にいると「息が詰まる!」。
こういった話を聞くたび、何の苦労もない我が身がいいのか悪いのかわからない。とはいっても長く親を介護していた経験からそう思えるようになったのかもしれないが・・・。
一昨日の演奏会でのことで書き忘れている。定演のプログラムには必ずアンケート用紙が入っている。それに記入して帰ることはなかった。ところが先日のアンケート用紙をみていると呼んで欲しいソリスト欄がある。すぐに「古澤巌」と書き、聞きたい曲欄に「ひばり」と書いて提出した。これが実現するまで毎月アンケートに書こう。さてさてその実現は如何に・・・。
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