2012年7月17日火曜日

いまどきの90歳

ほど中国地方に梅雨明け宣言が発表される。毎日暑い!昨夜も一晩中扇風機をつけて寝る。

今日は朝から暑い。その暑い中、姉夫妻と一日早い月命日の墓参りをする。墓に着くと5箇所の墓地のうち3箇所はまだ墓が設置されていない。我が家の横の墓地もこの1ヶ月の間に草が生い茂っている。それは我が家にも波及する。参る前に草を取る。姉は参るたび塩を持参し忘れたと嘆く。どうも塩を撒くと草も生えないらしい。さすがににわか農婦(?)。よく知っている。

姉に先日三越から我が家宛に送った気持ばかりの品物を託ける。そのほとんどは姉の孫たちに行く・・・。来月はお盆。お盆はお寺さんも参られるので早めに我が家に来ると言って姉夫婦は帰っていった。

今朝は墓参りの前に福岡発の海外旅行の書類一式を送付するため郵便局へ行く。まだ先の旅行だけど、ビザに関する書類なのでパスポートとともに早めに送る。これで一通りの事務的なことは終わり後は行くのを楽しみとしよう!

旅と言えば、今朝の地元紙「この人」欄に人類学者の加藤九祚氏が出ている。そのタイトルは「90歳のウズベキスタンの遺跡発掘調査を続ける人類学者」。旅と言うよりも、この人の場合は研究が目的だけど・・・。掲載された写真はどう見ても90歳の顔ではない。若い!

90歳といえば他にも「さっちゃん」がいる。この人のブログを毎日見ている。ブログに書いてあるモノ、コトはやはり90歳とは思えない。先日も毎日の絵画のアップだけでなく、写真もアップしている。90歳の人がパソコンの前に座り、ブログを投稿する姿を想像する。それだけでもほほえましい。それに加えて絵や写真までも載せ、それに文まで書いている。さらにはパソコンの不具合のときは「セブンちゃんのご機嫌が・・・」などのユーモア溢れる投稿もある。

この90歳の人たち。何と1922年生まれになる。

新聞の加藤氏も「考古学の現場に足を踏み入れたのは、国立民族学博物館教授を定年退官後」とか。故梅棹忠夫の「日本ではなく、学問にとって新しいことをすべきだ」との言葉が加藤の背中を押したと言う。そして「翻訳で海外の功績を国内に紹介するだけでなく、自分の手で新しく掘りたくなった。幸いまだ体力には自信があった」とかで、68歳にしてそれに挑戦する。

普通の人ならば若い元気な頃、現場を体験し、体力が衰える頃、事務的なことを始める。この人は真反対のことをしている。それも今や90歳。驚くばかり!加藤曰く「多くの手助けがあってのことですが、転んでもただでは起きない」。常に前向きで日々の昼食のうどんは自分でゆでたものを食べ、次の現場を掘る資金にしている。ここまで読むともう感激してしまう。

加藤氏と言って思い出すことがある。会社をリストラになった頃、街中の図書館ととともに県立美術館へもよく行っていた。あるときこの人の講演会が美術館で催された。「みんぱく」の友の会にも入っていて、加藤氏のことはよく知っている。また当時から文化人類学(民族学)に興味を持っていたので講演会では一番前でその人の話を聞いた。またウズベキスタンはソ連がなくなって独立を果たす。その前に出かけていたので話にも興味を覚えた。手元には『中央アジア歴史群像』(岩波新書、1995)がある。

毎日暑い。とはいっても、今朝の新聞記事はいい。90歳まではだいぶある。なんだってやれる・・・。

今日は、夕方にあるフルートのレッスンに行くまで、この元気を持続してスペイン語を頑張ろう!そしてフルートも!

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