2012年5月12日土曜日

レモンの花

今日はいつもより寒い朝。午前中、旅行の模様をブログに書く。しばらく書くと飽きてくる。書くのを中断してスーパーへ出かける。家の外へ出ると春というより初夏に近い。とても気持いい日だ。

自転車に乗るとまず図書館へ行って本を返す。その後、スーパーへ行く。買い物を済ませて帰る途中、近所の夫妻と出会う。自転車を置こうとしたとき、レモンに多くのつぼみがあるのに気づく。そして花も咲いている。

会った人にその話をするとレモンを見ている。昨年秋の黄色くなったレモンを見て、木がかわいそうだから取ったほうがいいという。すぐにはさみで取った。とったレモンを手にするとずしりと重い。なんといっても初めて実をつけたレモン。その人に見てもらうと大きさにびっくりする。
昨年8年ぶりで実をつけたレモンと買ってきたゴールドキウイ
今年、多くの花を咲かせているレモン
昨年秋のたった一つのレモン、今日収穫。
重量193グラム
今日買ってきたゴールドキウイ
重量88グラム
先ほどクッキングメーターでレモンを計ると1個193グラムもある。買ってきたゴールドキウイは88グラム。キウイの倍の大きさだ。このレモン、早速仏壇の母に記念に置いて供える。

昨年シルバーの人に庭の手入れをしてもらった。そのとき、燐酸肥料が足りないとレモンは実をつけないと教えてもらう。今年冬、レモンの木の周りに肥料を撒いた。すると、レモンのつぼみだけでなく、2種類のアジサイの花も沢山つぼみをつけている。もしかして今年はレモンが1ヶでなく沢山実をつけるかもしれない。

レモンは葉っぱなど芳香を放つ。そのためか、毛虫もつく。先日近くの人に教えてもらって消毒をした。お蔭で今は虫もいない。この毛虫、悪いことばかりではない。成長するときれいな蝶々になる。それなのに、若芽全部を食べられてしまうし、自転車の出し入れに毛虫がつくのも嫌なので消毒となった。

さてさて今年のレモンはどんな風に成長するやら・・・。楽しみだ!

2012年5月11日金曜日

母の日を前にして

朝から風が強く吹いている。今日は2コマ目の講義を受けに大学へ行く。最寄の駅に着くとJRのダイヤが乱れていると表示。我が家から1時間もかかるところにある大学。一便でも乗り遅れると授業に差し支える。だが今日はそこまでに至らずホッとする。

習っているスペイン語。「性・数の一致」など英語、中国語、日本語にない文法がある。中でも冠詞が難しい。英語はaとtheの2つ。スペイン語は「定冠詞」「不定冠詞」など8つもある。「冠詞」という日本語の意味がわかっていない、と知る。日本語の辞書を改めて引く。ここで自分の愚かさが露呈する。授業が終わって先生に尋ねたことが恥ずかしい。「冠詞」と並んで「副詞」も難しい。徐々になれて来るのかも知れない。

午後家に帰ってから外に出ようとしたら、郵便受けに配達ものがあると入っている。先日郵便局においてあった母の日のパンフに蘭の花が掲載されていた。母はいない。それなのに、そのパンフを見て自分宛に注文する。それが母の日を前にして今日配達されるという。

それが来るまでの間、先日の中国の旅をブログに書く。それにも飽きたので今日のブログを投稿。

そういえば今日失敗をした。大学の図書館で本を延長して借りる手続きを機械でしていた。ところがすぐにエラーが出る。それを見ていた職員が本を手にすると、なんと市の図書館の本だった。何とボケッとしていることか。怪我でなくてこれくらいのことでよかったけど・・・。しっかりしないといけない。

またまたその姿を見て母は言うだろう。「またボケッとして・・・。花はどうでもええけえ、ちゃんと本を返しんさいよ」。

ブログを投稿し終え、今日先生が話されていたことを思い出す。現在、スペインはギリシャ化しているとか。そのため、旅行は危ぶまれるらしい。たとえ旅行してもいつストが起きるかもわからない。そうなれば旅先で足止めとなる。

その面でも昨年スペインへ行ってよかった。もしも今年ならばそういう場面に遭遇するかもしれない。何ごとも行けるときに行くべきだということだろう。

2012年5月10日木曜日

外国語を学ぶ

部屋の今の気温25度5分、湿度41%と電波時計は快適を示す。気持ちよい夕暮れ時だ。

先ほどまで、我が家で幼馴染のわかちゃんと会って話をする。彼女は娘さんと2人で妹さんの住む金沢でGWを過ごし、昨夜帰宅したとか。色々とお土産をもらう。ところが外国へ出かけたモノの方が渡すお土産が少ない。申し訳ない気持でNaさんから頂いたものも混ぜて彼女にあげる。

以前だったら中国のお土産はどの人にも分け隔てなくあげることができた。ところが中国のめまぐるしい経済発展についていけず今ではそれもできない。

お土産と言えば、今朝東京の姪にも送った。今回の旅は、チベット族とチャン族という少数民族の住む町に出かけた。そこにある珠宝の博物館で自分用に「珠」のストラップを2本購入する。そのうちの1本を姪に送る。今の携帯ストラップは姪からもらったディズニーランドのもの。これも捨てがたいけど・・・。

昨夜はNaさんあてに中国で一緒に撮った写真を添付メールで4枚送信。今朝、写真を見たとの返信メールが届く。どのメールも送受信できたようでこれも一安心。

今朝は久しぶり予約を入れている歯科に出かける。歯科には昨年秋から通っている。どうやらやっと歯科に毎週通わなくて良くなりそう。これでまたホッとする。

その暇にはスペイン語の勉強。スペイン語の辞書は電子辞書でなく紙の辞書。電子辞書は10年前に中国語の入ったものを購入した。ところが今では外国語のカードを差し込めばその外国語の辞書になるとか。家で持ってる中国語の辞書を見るとカードの挿入口がない。多分、最近そういう便利なカード入りの電子辞書ができたのだろう。

紙の辞書を引いていると、「勉強する」雰囲気になる。これは電子辞書を引くときと違う気持。なぜだろう?だが紙の辞書は電子辞書ほど容易く引けない。それだけ頭にインプットされるのかどうかわからないけど昨日から辞書をめくっている。

外国語と言えば映画の新藤監督は100歳になっても英語を学び続けている。NHKで放送されたその姿を見て感銘を受けたことがある。外国語を学ぶことは頭の運動になるのだろう。足腰は少し弱っておられるが頭はしっかりしている。

いつも思う。100歳まで元気に生きてる人は何かが違うと。まだまだ100歳までにはだいぶある。それまでスペイン語を学べばなんとか話せるようになるかもしれない。それには先ず元気で生きていなければ・・・。

2012年5月9日水曜日

早朝メール

今朝は姪からのメールで目を覚ます。その時刻6時38分。メールのタイトルは「エアーズロック最高!!」とあり、添付写真が一枚ある。
メールで送付されたエアーズロック
すぐ電話をかけると朝早くから元気な声だ。オーストラリアは初めて?と聞くと2回目だとか。姪は年末年始を海外で過ごし、GWも海外に出かけた、とあってかなり海外への熱が再燃した模様。若者が海外に行かないのはなぜ?と聞くと、ネットなどバーチャルの世界の影響があるという。わざわざ出かけなくても海外に行った気分になれるのだろう。

というわけで今朝は早いお目覚めとなった。そんな日の一日は長い。何日も家でスペイン語の勉強をしていない。昼前スーパーに出かけ、カラッポになっている冷蔵庫に食料を補給する。その後はスペイン語を学ぶ。ラジオもつけずに没頭する。

何かに夢中になると時間はあっという間に過ぎていく。

こういうときいつも思う。若い頃これくらい没頭するモノ、コトがあれば自分の人生、違っていたのでは・・・と。でもまだ大丈夫!と自分に言い聞かせ、どうなるものでもないと思えるスペイン語にのめりこむ。なんとおめでたい性格だろう。

それゆえか、年を重ねても若者に混じってノコノコと大学へ出かけて行く。これもまた楽しくていいんじゃない、と勝手に思ったり・・・。

それはさておき今日一つ賢くなった。ブログへの画像取り込みがメール受信の画像でも可能だとわかったのである。

先日出掛けた中国でデジカメの電池がなくなり、最後の日は携帯電話で写真を撮った。だがそれをどうやって画像に取り込むかを考える。とりあえず携帯写真をメールでパソコンに送信。それを保存すると画像に取り込む。もしかしてもっと楽に取り込めるやり方があるのかもしれない。だが、今のところ、ここまでの知恵しか浮かばない。

今日のブログに早速、姪から送られて来た携帯メールの画像を取り込んだ。

これから旅行の画像をブログに取り込み、少しずつ中国旅行記を書いていこう!

2012年5月8日火曜日

講義ノートから

午後からの講義を受けに大学へ行く。講義室に入る手前で「こんにちわ」、「こんにちわ」と女性の声がする。今、通っている大学ではほとんど知り合いがいない。振り向くと先日旅行のため講義を休んだ時の講義ノートを見せて欲しいと依頼した女性だった。教室に入る前、上海の空港でどうにか手に入れたお土産を渡すと、その女性から講義ノートのコピー2枚をもらう。ありがたかった。

講義が始まるまでニコニコとしたかわいい顔のその学生に広島の人かと尋ねると大分の人だった。スペイン語を一緒に習う人に中国のパンダのチョコレートのお土産を渡すと、とても喜んでくれる。うれしかった。教育学部の学生だとか。教員になるらしい。

講義後、いつものカフェに行く。だが、フルートのレッスンのため市内に戻らないといけない。とりあえずカフェに入ってアップルパイとコーヒーを注文する。飲み終えるとすぐにバス停に向かった。

市内に戻ると人々の服装の変化に気づく。それは靴にもある。春を一気に飛び越えて若者は夏の装いだ。明日からどんな服を着ようかと考えてしまう。

今日のフルートのレッスンは「夢」を仕上げ、「小さな黒んぼう」をさらう。先生の吹かれるフルートの音色を聴くといつも思うことがある。それは簡単な曲とか難しい曲の問題でなく、どの曲も素晴らしいということ。これから練習する「小さな黒んぼう」もそうである。この曲も先生からいつも言われるように、「丁寧」に吹くことを心掛けよう。これが今年のフルートの課題。

GWも終わってやっと平常の状態に戻った。まだ1ヶ月しかスペイン語も習っていない。段々と難しくなっていく。そういえば、今日コピーしてもらった講義ノートを見ると、ノートの書き方がまるで違う。わかりやすく書いている。家で書き直してきたのかと質問すると、授業中に書いたものだという。ちょっとこれにはびっくり!

ノートの取り方で勉強方法がわかる。少しは若い学生を見習ってこれからノートも「丁寧」に取るようにしよう!

そういえば今日は若い学生以外にも中国から持ち帰った愛の詰まったお土産をそれぞれ渡す。福岡のお母さんにも今朝送った。中国のお土産は少しだけで他に広島のお菓子を入れて郵便局から送ろうとするが郵パックに入らない。職員は持参したデパートの紙袋で郵便小包にしてくれる。親切になったものだと感心してしまった。

ともあれ何ごとも今年は「丁寧」に・・・。さてさてそれもいつまで続くやら・・・。それが問題だ。

2012年5月7日月曜日

コテージへ

昨日から今日にかけて、四川省で再会したNaさんからのメールを受け取る。今日は成都で一緒に写真に納まった添付メールが届く。メールにはまた四川省に来てね、と書いてある。

広島空港から上海浦東空港までは海外の割にはとても近い。しかし中国国内の上海から成都まではその倍くらい時間がかかる。中国という国の大きさを改めて実感する。何度中国へ行ってもまだまだ行きたい所はたくさんある。いつの日か再度行ける日を楽しみにして毎日を過ごそう!

中国の旅行気分が抜けない今日、岩国の友人と和木駅で合流して小瀬川湖畔のしゃれたレストランへ食事に行く。今日の目的は、友人夫妻が週末に利用する錦川鉄道の傍にあるコテージ訪問とその付近に咲いている芝桜を見ることにある。

山の中にあるレストラン
駅で合流すると友人はまだ納車して7日目という新車に乗せてくれて目指すレストランへ。昨年秋に行った際は、休みだった。今回は予約しているとか。道中、まぶしいばかりの新緑の中を目指す湖畔のレストランまでドライブ。新車の助手席に最初に乗せてもらう。友人も新車とあって楽しそうに運転している。
ポット・プーリー TEL0827-56-0750(要予約)
しばらくするとレストランに到着。車に乗っているとまだ、中国の旅の延長の感じがする。新緑のまぶしさは国の内外を問わず美しい!友人は、高山病で疲れているのでは・・・と気にかけてくれる。ところが高山病は高地で罹るモノ。平地では大丈夫、と笑って話す。

車でドライブ中、旦那さんと知りあった頃、このレストランへよく出かけたと嬉しそうに話す。その話を聞いているとこちらまで幸せになってくる。そして今日もまたいい話を聞く。ちょっとここには書けそうにない。その言葉を肝に銘じて・・・。迫力ある言葉!いつ聴いても説得力がある。
友人宅のコテージ
食事を終えると友人宅のコテージへ車で向かう。山の中の道も国道とか。どこを通っているのかさっぱりわからないけど話に花が咲く。しばらくするとコテージに到着。コテージの主がその命名者とか。なかなかいい名前がついている。

コテージの全体像の写真を写したけど、あいにく我が姿が・・・。2階建てで快適な環境に建っている。ここで週末を過ごすとは何と贅沢なこと!

コテージ付近一面に咲く芝桜は満開の時季を過ぎていると聞く。それでもまだあちこちにピンクの花を撒き散らしている。この芝桜、普通の桜のように木に咲くものと思っていた。ところが先日読んだ新聞記事で地面に這うようにして咲く花と知る。今日見た芝桜もそうだった。ピンクのほかに白い芝桜も咲いている。
コテージ近くに咲く芝桜
〇〇さん、今日はお天気にも恵まれました。そして新緑の中、本当に楽しい1日をありがとうございました。またランチもご馳走になりました。助手席にも一番に乗せてもらって・・・。車にも歓迎されました(?)。今度会うときはカラオケ?どこへでも着いていきます。ありがとうございました!

2012年5月6日日曜日

中国四川省を旅して

昨夜遅く中国から帰ってきた。この旅の模様は近いうちブログにアップする予定。

行き先は中国四川省成都、黄龍と九寨溝。旅の目的は世界遺産である黄龍と九寨溝観光に加えて、四川省の〇〇大学のNaさん、Chenさん夫妻と再会すること。そして同行者の女朋友がいう高山病体験がある。結果的にそのすべてを果たした楽しい、いい旅であった。

また偶然にも中国で超有名な歌手であるという香港の張学友のコンサートの模様もホテル28階の部屋から見ることができた。

中国のガイドもNaさんも有名だと話す。その模様は翌日の新聞にも大きく報道されていた。何と夜8時に始まり終わったのは11時40分。入場者数も3万人。ホテル横のサッカー場での開催であった。

旅に出る2日前、姪に電話する。姪を初めて外国へ連れ出したのは伯母である私。オーストラリアへ行く予定を中国へ変更させた経緯がある。その姪がオーストラリアへ行くのは当然のこと。本人も行く前の電話でオーストラリアは最初の夢だったという。それが適えられたようで昨夜のメールでは「中国どうだった?こちらエアーズロック、気持がいい。リゾート地だわ。・・・」とある。これで伯母としてもホッとする。

中国へ行く前夜、電話で知人と話す。旅立つ前はどんなところでも気分は高揚する。まして今回は高山病に罹る危険がある。それを払いのける意味もあって余計話していても興奮気味になる。電話で大笑いして話した後は就寝、となるはずが興奮し過ぎて眠られず・・・。

その高山病に2日目の黄龍の最後の観光ポイントとなる五彩池(3650m)に行く手前で罹る。同行者の朋友はそこからリタイヤする私に付き添ってくれて非常に申し訳ないことをした。リタイヤと言っても歩くすべてが観光地なので、それはそれでよかったのかもしれないが・・・。それにしても心配をかけて申し訳ない。

黄龍観光前、一人1本ずつ酸素缶をもらう。軽い高山病になりながらもどうにか歩いて下山する。ところが酸素缶の酸素がなくなり、集合場所にたどり着く途中で歩けなくなる。休憩しながらどうにか集合場所に到着する。しかしホテルに到着して宿泊する部屋に行くエレベーター前で気分が悪くなり、その日の夕食を断念し、すぐにベッドで休む。後でおかゆをもらって食べてその日は就寝。翌朝は元気を取り戻しホッとする。

それにしてもよく歩いた。山といっても道はすべて廊下のように木が張り巡らされた木道。登山靴を履きリュックを背負って山歩きの恰好で歩く。だが、現地の人はヒールのある靴を履いている人もいて、そのパワーに脱帽する。今の中国のパワーある現状が現地を旅行する中国の人々の姿にも現れている。

さらに街中に建つ高層ビル群の数の多さ。それに加え、今の建設ラッシュにもパワーを感じる。いつまで発展し続けるのだろうか。日本のようなバブルにならなければ良いが・・・。

10年ぶりとなる中国の旅も今回で10回目。そのうち成都は3回目。国土の広さが日本の24倍とあっては、10回行ったといっても行ったうちには入らないかもしれない。それくらい広くて大きい国である。

旅の初日、〇〇大学に勤務する夫妻と10年ぶりの再会を果たす。夜7時にホテルで会ったときはすでに夕飯を食べていた。だが、夫妻の車で街中にある四川名物「火鍋」料理に連れて行ってもらう。そこは高級なお店で夫妻は食事済みの私たちにもかかわらず、食べさせてあげようとの配慮から、鍋に入れるものをどんどん注文する。夕飯前でないのが残念!ちなみに飲むビールは常温ビール。冷たいものを口にしない中国を見る。ということはそのお店は国内の人たちだけが食事する高級料理店なのだろうか。

4人で会って食べていると、まるで広島にいるようで違和感がない。広島にいた頃、夫妻宅でChenさんの作ってくれる料理を何度かご馳走になった。

火鍋を食べる前、広島から持ってきたお土産を渡す。朋友は広島空港出発ロビーで買った日本酒、タバコ、口紅、もみじ饅頭他のお土産。私は模様入りの綿のストール、バウムクーヘン、チョコレート、ふりかけ等。どれも喜んでもらえたようで嬉しかった。

夫妻も私たちのためにお土産を持参していた。ところがあいにくまだその日は旅の初日。最後の日にまた同じホテルに泊まる。その日の再会を約束して・・・。

火鍋を食べた後、夫妻は大きなトヨタ車で成都市の街中をドライブに繰り出す。夜遅くてもそこは中国。人も車も多い。朋友は車を運転するが中国ではできないとしきりにぼやく。その意味もわかる。

何を見ても何をしても日本との規模が違いすぎる。その違いは、奥さんのNaさんから聞いた言葉にもある。その人は大学で生命化学分野の先生をしている。日本で博士号を取った才媛。大学院生を受け持っているがゼミ生は多いらしい。そのため一日の授業が朝、昼、晩の3回に分けてあるとか。朝8時から夜10時半までである。これを聞いてびっくり仰天。日本では考えられない。ゼミ生はNaさんだけが多いのではなく、学生の絶対数が多いらしい。

大学の先生の定年を聞くと女性55歳、男性60歳。日本とは主義主張の違う国である中国。だが、男女平等と思いきや、そういう面で男女差があるとは・・・。

中国最後の夜の5月4日は経済学者の夫が他大学へ出張講義。そのため奥さんとだけ再会する。私たちのためにお土産を持参してホテルで待ってくれていた。夕食後、ホテル内のラウンジで再会する。ホテルは成都のシェラトンホテル。今回の旅はシェラトンホテルの利用がほとんどだった。広島のシェラトンでの宿泊はないが食事で利用したことがある。全くその規模は比べられないほどの大きさで、成都のシェラトンは立派なホテルだった。

ちょうどその夜は有名な歌手である張学友のコンサートが隣のサッカー場で開催された。夕飯を外で食べてホテルへ帰る道中の混雑はもう大変。中国各地からファンが押し寄せるとあってものすごい人出だ。当然ホテルも関係者以外はシャットアウト体制。Naさんともコンサートが終わる夜10時前にホテルで別れた。タクシーもホテルに入られず、Naさんには気の毒だったが・・・。

ちなみに5日朝、現地ガイドに見せてもらった新聞『成都商報』によると張学友は香港の歌手で50歳。ジャッキー張(チャン)ともいう。下にYOU TUBEの動画を引用しよう。

歌神 6年四度 蓉城(成都の別称)20万歌迷追看
掌下8000万元票房(8000×10000×13.5=10億8千万円 1元=13.5円)
娘2人 3万人収容

と見出しにある。()は注。

(張学友は六年に4回の成都のコンサートで20万人のファンが見に追いかけ、10億8千万円の興行収入を司る)

Na、Chen夫妻から頂いた中国のお土産
ともあれ、5日間という短い日数だったが、目一杯スケジュールをこなした楽しい旅は終わった。

Naさん、Chenさん、成都ではお世話になりました。楽しい時間を過ごさせていただきました。また、たくさんのお土産を頂き、ありがとうございました。今度は是非広島で会いましょう!いつの日かNaさんの故郷の昆明で会えるといいですね。

さらに空港への行き帰りを車に乗せてもらい、楽しい旅を同行した女朋友にも改めて感謝します!この反省会はまた近いうちにしましょう!Xiao Chi小姐非常感謝!

10年振りの中国へ旅して感じたことは、人々の服装、建物、物価の変化である。物価といってもお土産を買おうとして感じたこと。お茶を買おうとして手にするとなんと一箱が1万円もする。一般的には5、6千円。日本にお土産として買って帰って人にあげても誰もそんなに高いとは思わない・・・。またお土産を買う暇もないほどのスケジュールで、ガイドが移動するバスの車内で販売する始末。これにも驚く。

上海から日本へ帰る国際便の出発ロビーでやっと少しだけお土産を買った。

また自分自身の食べ物への嗜好の変化を感じた旅だった。10年前までは何でも見てやろう、何でも食べてみよう、で旅していた。それが、平常の食べ物が和食。それも魚中心の食生活のためか、何でも食べてみよう、ができなくなっている。これは非常に残念。以前のような旅への気持を取り戻せば貪欲になるのだろうか。

ともあれ、楽しい旅は無事終わった!