2025年11月26日(水)1日目
広島駅8時56分発のみずほ600号に乗車する。新幹線に乗る前、在来線が途中で停車した。自宅最寄り駅から快速で広島駅まで6分、と近い。が、途中停車を見込んだわけではないが早めに家を出て正解だった。一人旅は何が起こっても自分一人で責任を負う。そのためすべての行程は時間に余裕を持たせて行動している。
広島から奈良までは、新大阪から久宝寺までをおおさか東線に乗り、久宝寺から奈良までは大和路快速に乗車する。JRで乗り継ぐ方がわかりやすく移動する手間も省ける。
11時48分、JR奈良駅に着いた。どういっても今年の奈良行きは今回で5回目。だいぶ奈良駅界隈にも慣れてくる。お昼時はいつも駅構内の食べ物屋を利用している。今回は駅構内にある「三条坊」でちくわ天と卵の天ぷら入りのうどん(800円)をいただく。ゆったりしたお店で感じがよく、美味しかった。
不退寺
JR奈良駅西口から不退寺口(一条高校前)までバスに乗る。だいぶ曇ってきたが何とか雨は大丈夫のようだ。20分くらい乗車してバスを降りると大通りなのに人がいない。(さてどちらの方面を?)と見渡していると人が行き過ぎた。その人に声をかけて行先を告げると降りた場所の道を隔てた向かい側の先の正面が不退寺と教えてもらう。しばらく歩くと森のような場所がある。不退寺だ。今月末まで特別展がある。入山料600円。出かける前日、このお寺の情報をネットで見た。住職不在の時期もあったようだがそれを乗り越えて母と息子が得度してお寺を守っておられる。
入山料を払って係の顔を見た時、(この方がお寺を守って…)と気づいて声をかける。午前中は多くの参拝客があったそうだ。が、出かけた時は一人だった。秘仏を見る前に石棺を見て本堂へ入るように言われる。一人がすべてされているようでその都度、移動して案内をされる。申し訳ない気持ちになるがいろいろと教えを乞う。不退寺は在原業平の建立とか。仏像の中でも聖観世音菩薩立像が本尊であり業平が自作している。それは常時公開で、今回公開の秘仏は弁財天さまで頭の上にも小さな仏像が鎮座する。他に業平画像や業平の父親の仏像もあった。
不退寺は平城宮跡の歴史的風土特別保存地区になっており、ここから15分歩くと法華寺に至る。法華寺は初めて平城京跡を訪れた時に出かけている。
本堂を出て境内を歩くと今が盛りの紅葉がまぶしい。撮影スポットも教えてくださり親切に案内していただいた。そろそろ雨が、のころお寺を後にする。外に出ると数人の参拝客の姿があった。お寺を出ると近くにカフェがあるが閉まっていた。
あきらめてバス停に向かう。奈良駅行きのバスは1時間に2便しかない。一般の3,4分の1くらいの細さの長いベンチがあった。そこに座ってしばしバスを待つ。
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| 奥が不退寺 |
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| 業平の句「おほかたは つきをもめでじ これぞこの つもればひとのおいとなるもの」 |
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| 不退寺境内の絵になりそうな紅葉 |
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| 平城宮跡へ続いている |
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| 談山神社鳥居 ここから入山する |
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| これは絵になる |
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| 素晴らしい光景 |
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| 十三重塔が見えた! |
10時11分にバスが談山神社に到着後、1時間観光して帰りのバスは11時19分。それを逃すと13時までバス便がない。もっと観光時間に余裕を持たせてバスを運行させればいいのにと思う。時間を気にしながらの観光になる。これも余裕を持って行動しないとバス乗り遅れる。神社の出口に迷っていると2人連れが来た。親切な人たちで高い石段があるところでは手を引っ張ってもらう。どこに出かけても人の情を乞うて生きている気がする。皆さん、親切だ!これは途中下車して観光した等彌神社の2人連れの方たちにも言える。









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