ところが辺りを見渡してもバスの姿がない。ましてや博多口のBRTのAからバスが出ているはず。何人かに聞くが外国人が大半で埒が明かない。最後に聞いた人は山口から来たという。広島とはなじみ深いと言ってバス停を探してくれる。何とか見つかった。大通りの面しているところから行先によってバス停がある。
バス停に腰かけていた人に聞くと市民ホールに行くという。結果、年老いた夫婦連れの男性が同じバス停で降りるとのことで乗車する。しかし、目的地にはなかなかつかない。やっと到着したとおもったら博多に着いてからすでに1時間も経過していた。親切に教えてくれた老夫妻に本当に感謝しかない。
市民ホールと美術館は敷地が隣接している。下車後、徒歩1分、とある。しかし、入り口がわからずかなり戸惑う。やっと入り口を見つけてチケットを購入。@¥1600。帰りのバス停を確認していざ会場へ。
前回はポーランドに出かけた際の帰国日に博多駅からタクシーに乗車して高島野十郎の絵を見に行っている。2017年5月だ。あれから8年半経過すると博多駅界隈もずいぶん変わっている。それまでは毎年のように博多駅付近に泊って福岡空港から海外に出かけていた。8年半の月日は自分自身もそれだけ歳をとった、と感じる。
そういえばチケット売り場で知り合った人は熊本から見に来ているといった。広島から、と話すと驚かれる。後で博多までの距離は熊本と広島ではどう違うか調べるとやはり広島が遠い。時間的には新幹線なので大差ないが運賃は広島が遠い。
今回の展覧会は大半の絵を写真に収めてもよかった。ゆっくり見ているとあっという間に時間が過ぎる。気付けば午後1時を過ぎている。この後、博多の北にあるお寺に行こうと計画していた。が、帰りの新幹線に間に合いそうにないので途中で行くのをあきらめる。
絵を見た後、お昼を食べに博多駅まで戻ろうとすると美術館出口にカフェがあった。これには驚く。喫茶はないものと思いこんでいた。もうお腹もすいてなんでも口に入れればいい。セット物があった。ウインナーのパンとチーズのパンがあるがウインナーは売り切れだとか。仕方なく珈琲とチーズのパンのセット(900円)をいただく。感じがいいカフェでしばし休憩。チーズのパンは温かく珈琲も美味だった。
博多駅行きのバス停に向かう。10分先にバスが来る予定だ。が、待てど暮らせどバスは来ない。やっと来たバスに乗って博多駅へ。このころにはお寺の観光をあきらめる決心がつく。相変わらず博多駅は込み合っている。出かける前の予定では博多シティの10階でお昼を食べるつもりだった。が、人が多くては何処へ行くのも無理。仕方なく、新幹線口近くにミスタードーナツがあった。これまた仕方なくそこに入る。が、席を確保して、とのことでそれから注文する。本来ならばもっと他のカフェに入りたかった。しかし、人が多すぎて思うように動けない。ましてやドーナツはほぼ食べないはずなのに入ってしまった。
何かご飯ものが食べたくなるが諦めてサンドとはちみつゆずのドリンクを買って新幹線に乗る。行きも帰りも「こだま」の乗客はほぼいない。
今回の新幹線運賃は指定席で片道5450円。以前は3500円だった。それでも正規の4割引きだ。計画通りの旅ではなかった。そしてお天気もどんよりした日で決して好天ではない。それでも高島野十郎の絵は素晴らしかった。出かけて本当に良かった。
次は奈良が待っている。談山神社だ。お天気がいいことを祈ろう!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!


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