2025年11月21日金曜日

このままで

 昨日の眼圧は14と17。眼科医はA6くらいの冊子を出してどの大きさの文字まで読めるかと問われる。視力は悪くてもどんな小さな文字でも読める。一番小さな文字で書かれた文まで読めると話すといつものごとく驚かれる。もちろん大きな文字も読める。眼科医はご自身の腕時計を見せられて「大きいでしよ」と言われる。年老いた人であれば一般的には細かい文字が見えにくいらしい。時計の文字盤が小さくても何ら不自由はないので時計も小さい。

 視力がよくないことはいいことではない。が、何事も悪いことばかりではないのかもしれない。遠くは見えにくいがその反面、近くはなんでも見える。

 日本画を習っている。日本画は机の上に木製パネルに貼った和紙などに膠で溶かした岩絵の具や水干絵の具を混ぜて描く。油絵を習ったことはないが油絵はイーゼルに置いて絵を描く。机の上は目が悪くても近づければいい。が、イーゼルだとそうはいかないかもしれない。その時、思った。日本画でよかったと。

 目の見えない人がピアノを弾く。その人たちは見えない代わりの何かを人並み以上に優先してもっているのでは、と。もちろんその人の並々ならぬ努力があると思うがそればかりではないのかもしれない。神様がいらっしゃるとすればどの人も同じように目に見えない何かを与えてくださっている、と思うことがある。

 今日はこれから歯科へ。今のところ眼科と歯科にお世話になっている。眼科医に「現状維持で行きましょう」と言われる。目の何がどう悪い、というところはない。このままの状態で最期まで生きられればそれでよい。歯科はそうもいっておれない。ずっとお世話になりそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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