2,3日、ハッキリしないお天気が続いている。今日は12度の最高気温の予報だ。晴れのマークも出ている。先日、某金庫から届いた「抜粋のつゞり その八十三」を読むと興味ある話がある。その一部をここに記そう。
「世界遺産をめぐらない旅」と題して佐々木閑が書いている。「仏教には、『犀の角の如く、ただ一人歩め』という言葉がある。多くの動物が群れをつくって暮らすのに対して、犀(特に雄の犀)は一頭だけで暮らすことが多い。林の中を、角を立てながら真っ直ぐに歩いて行く犀の姿は、外界の余計な情報に左右されることなく、ひたすら自己鍛錬に打ち込む修行者の姿を彷彿とさせる。古代インドの修業者たちは、犀の暮らしを手本として、ぶれない真っ直ぐな生き方を目指したのである。」
「2500年前のインド人修行者たちと現代の私たちを比べてみると、現代の方がはるかに、犀の角のように生きることが難しい。『ただ一人歩もう』と思っても、暮らしの隅々にまで外界からの情報が入り込んできて、なんでもかんでも教えてくれるものだから、一人きりで考え、一人きりで判断することができないのである。」(116-117p)
これを読んで犀の角が一本とか、よく知らずにいた。というか外国旅行で動物園に行ったことがあっても日本の動物園には全くと言っていいほど行ったことがない。ましてや犀がどんな角を生やしているかなど知らずにいた。この記事を読んでネットで犀を調べると確かに鼻先に角が一本生えている。
それにしても「犀の角の如く、ただ一人歩め」はすごいことだ。ネットでさらにこの言葉について調べると大谷大学のHPにもこの言葉の詳細があった。
これを取り上げた佐々木閑は「犀の角の如く、ただ一人歩め」と考えた結果、インドへ「世界遺産をめぐらない旅」のツアーを組んで出かけている。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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