2020年6月11日木曜日

線路下の溝

 コロナ禍で自転車に乗らず歩くようになった。我が町には山陽本線と呉線が通っている。買い物に行くには2本の線路を跨がずにはいかれない。線路の下には溝がある。町にある水路というか溝はすべてともいえるほどコンクリで覆われた。だが、線路の下は覆いがない。線路わきの歩道を歩きながら溝に目をやると大きな赤や白の鯉が泳いでいる。きれいともいえないような溝なのに生き物がいると知って驚く。途中すれ違った人にこの話をすると鯉が泳ぐのはめったに見られないらしい。自転車に乗らず、歩いて気づいた鯉の存在だった。

 それからというものこの溝に目をやるようになった。ある時は近くのおっさんがそこに立っている。話をするとどうも毎日、鯉にエサをやるらしい。溝には鯉だけでなくメダカやカメもいるという。メダカは見えないが常に水が波打っているのでたくさんいるのだろう。カメもいると聞いてこれまた驚く。動物を飼っていた人が飼えなくなって溝に放すのかもしれない。

 我が家の前の溝はコンクリで覆われて広い通りになった。まだ小川だった頃はホタルも飛んでいた。台風シーズンになればドジョウなども流れついてきた。山のほうに行けば田んぼや畑もあり、麦畑もあった。麦のストローでホタル籠をつくり、ホタルを飼ったこともある。
 
 今年のお花見頃、何十年ぶりかで峠にある中学校まで行ってみた。田んぼや畑はなく、昔の面影はない。

 昨日から梅雨に入った。今、外からの雨音はすさまじく聞こえる。何も起こらず、平穏無事でありますように……。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿