区民文化センターで開催された演奏会を聞きに行く。会場に入ると立っている人もいる。最後部の座席が空いていた。邦楽と管楽器が加わる演奏会。高校3年間、琴同好会に所属していた。卒業後は琴と縁が切れたのか、西洋楽器に興味を持つ。久しぶりに聞く琴の音。それに加わる三絃や十二絃。さらには歌も加わる。聞いていて何とも言えず嫌な気持ちになる。不幸の席に参加したような気分である。それが長く続く。自分にはこの場は合わない、と気づいて前半終了後、会場を後にする。
琴の「六段の調」が最初に演奏された。高校時代、習った曲で文化祭に出て弾いたこともある。それから半世紀以上が過ぎた。自分自身の好みも変わってくる。緩やかでしっとりした曲より、どこか激しさを秘めた曲が好きだ。というか、当時も西洋楽器にあこがれたが中学まで楽器らしい楽器を弾いていなかった。仕方なく琴の同好会に入る。
小さいころやりたかったことができなかった反動なのか、自分で収入を得るようになるといろんなことを習い始めた。まずはクラシックギター。仕事が終わるとYMCAまでギター持参で習いに行った。それからというものいろんな楽器や習い事をし始める。その中には自転車と水泳も入る。この癖は今も続くのか習い事をするのが好きだ。習い事の究極はどういっても社会人大学生として6年間学んだことである。この世と別れる時、たぶんこれが自分自身で一番納得できた人生と思えることだろう。
まだ人生は続く。習いごとだけでなく、やりたいことは何でも厭わず、惜しまずにやりたい!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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