2016年9月28日水曜日

『今が人生でいちばんいいとき!』

 『今が人生でいちばんいいとき!』(久田恵、海竜社、2016年)を読んだ。どういってもこのタイトルがいい。図書館の新刊予約でかなりの月日を経て順番が回ってきた。

※人は、みな個性という偏りを持っていて、ときに、それは自分の人生を躓かせる、とんでもない部分であったりもするのだけれど、その偏りのベクトル、方向が似ている人が必ずいるものだ。私の場合、そういう人に出会ってしまうと、問答無用にひき合ってしまうことが少なくない。思えば、こんなふうに、生きている長さの分だけ、思いがけなく巡り合って、友となる人はいるわけで、これこそが人生の醍醐味かなあ、と思う。もうそこにしか生きている手応えはないかしらねえ、なんてことまで思う。私が、旅をやめられないのは、そこにこそあるのかもしれない。87p

 これ、とても分かる。バスの日帰り旅も海外旅行でも必ずと言っていいほど誰かと親しくなる。ところが親しくなりすぎて後で飛んだ迷惑をこうむることもある。その点については下の文を参考にしなくてはいけない。

※「あなたね、距離を置きたい人とか、苦手な方にはね、にっこり笑って丁寧語でしゃべればいいのよ。それが最も効果的よ」 ドキっとした。そういえば、最近にっこり笑って、不自然なほど丁重になった人がいるな、と。私と距離を置きたがっているのかも。分かってあげなくちゃいけないのよね、と。人生の先達の話には、今更ながら、私が学ぶ処世術が少なくない。98p

 すぐに親しくなって後でしまった、ということにならないように「丁寧語」で話をする。これ、大事なことかもしれない。誰彼なく丁寧語で話すことがほとんどない。これが親しさを増す!?嫌な人には「丁寧語」。そうかあ、と妙に納得してしまう。

 次は「おひとり様検定」。このキーワードも誰がつけたのかうまく言い表している。

※「おひとり様検定」が1級とか、2級とか、なかなかユニーク。家族がいてもいなくても、いずれは誰もが「おひとり様」として、世間にデビューすることになる時代だし。…(最後にだれか一人だけが残ってしまう)そうなっても、しっかり、生き生き暮らしていくには、それなりに修行を積んでおく必要がある。すでにその事態にある私たちは、せめて、おひとり様検定2級ぐらいにはなっていたい。102-103p

 1,2級がどの程度か知らない。だが、もしかして1級ぐらいになっているかもしれない。もともと人とつるむタイプではない。いろいろと思いを巡らせても、本のタイトル通り「今が人生でいちばんいいとき!」かもしれない。その要素として身体面、精神面、経済面の3点を考慮しても今が一番かもしれない。だが、いつの日か欠けてくる日がやって来る。年金生活者なので経済面は生きてる限りなんとかなる。先に欠けるのは身体面の「健康」だろう。

 そういえば、この本に年金についての話題もある。著名な人は「年金」など無関係と思いきや、なんとそうでもないらしい。サラリーマンなどでない自由業の人は国民年金?そのため、5万円とかの話題が出る。一般人は他に余禄がないので5万円では何もできない。当然生きてさえいけない。

 これまで読んだ人の中に年金に触れた人も多い。思い出しても山口果林は『安部公房と私』に、吉沢久子もエッセイで書いていた。徹子の部屋では酒井和歌子も話していた。他にもいるけど今は頭に浮かばない。

 それにしても雨が良く降る。昨夜の蒸し暑さは今季一番と思えるほどだった。今朝も朝から蒸し暑い。それこそこの蒸し暑さで「健康」を害さないように気を付けないといけない。今日も元気で!

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