2011年6月24日金曜日

広響定演

この2,3日どんよりした空模様である。ところが今朝は梅雨空を忘れるかのように日が燦燦と照り付けている。

昨日の最高気温は広島で30度を越え、米子ではなんと35度とか。暑いはずである。暑いだけなら何とか凌げるが、湿度も高い。今午前10時。部屋の電波時計の温度は28.4度、湿度70%を表示。

アサちゃんがいたときは電波時計の「快適」に合わせた生活をしていた。そのためこの時期になるとエアコンは24時間作動。国が節電とかいっても体の不自由なモノを抱えているとそれは全く通用しない。

だがそれも今年はその必要もなくなった。とはいっても元気なものでも暑さには耐えられないものがある。一昨日も昨晩も窓を開け、朝まで扇風機をつけて寝る。そのうちエアコンになるのだが…。

そんな蒸し暑い中、昨日は「広響」の定演を聴きに出かけた。昨夜のプログラムは「~愛しきボヘミヤ~The world of ドヴォルザーク」と題され、

ロマンスヘ短調Op.11
マズルカホ短調Op.49
チェコ組曲二長調Op.39
交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界」から

の4曲が演奏された。

指揮者は常任指揮者の秋山和慶に代わってエヴァルド・ダネルが指揮でヴァイオリンも演奏した。

ダネルは今回の演奏にあわせてメッセージを送っている。「人との絆を大切に、近しい人のために生きましょう。笑顔を絶やさず、私たちの人生が美しく『普通』でありますように…ちょうどドヴォルザークの音楽のように」とパンフレットに記す。

これをみるとドヴォルザークは謙虚で「普通」の生活を好んでいた人のようだ。

昨夜の演奏には日本を襲った今回の大災害にも負けず笑顔で生活するようにとの願いが込められている。演奏曲目自体もなじみがあり、すばらしい演奏であった!

途中の休憩時間に館内アナウンスが流れた。演奏修了後、広響団員との無料の交流会をすると。交流会には参加しなかったが、それにはアサヒビールが協賛し、ビールもでるという。

先日の「ワインの夕べ」はサッポロビール協賛で今回はアサヒビール。広島はキリンビールでは…と思いながら会場をあとにした。といっても「ワインの夕べ」に出たビールはキリンだったけど。

広島といえば地方にしてはめずらしく3つのプロ集団を抱えている。野球はカープ、サッカーはサンフレッチェ、オケは広響と。さらに企業としては車がマツダ、ビールはキリン。

車に関してはあまり関心がないのでマツダはどうでもいい。だが、それ以外はやっぱり広島人。どれも応援している。しいていえばビールのキリンも近年工場を広島から撤退したからだんだん薄れてくるかもしれないが…。そこを他のビールメーカーがシェア争いするのだろう。

ボヘミヤを電子辞書で調べると「チェコの中心部」とある。「ボヘミヤの住民」が「ボヘミアン」で「ジプシー」に通じるという。このジプシーという言葉の響きがいい。チェコには行ったことがない。いつか哀愁が漂うボヘミヤへ行こう!そしてジプシーの奏でる音楽を聴こう!

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