2011年6月11日土曜日

吉香公園の花菖蒲

昨日は雨の中、岩国の錦帯橋に出かけた。錦帯橋ちかくの吉香公園には花菖蒲が見ごろを迎えている。

今日と明日行われる吉香公園の花菖蒲祭りはJRのパンフで知った。その祭りに参加しようと思ったとき、ふと岩国に友人がいることに気づく。すぐにTELした。その友人と花菖蒲祭りの前日の昨日会った。

広島市内から錦帯橋までは高速バスで50分。友人の教えてくれたバスに乗り込んだ。平日とあって乗客は5人。これで採算が取れるのかと思いつつ窓を眺めていた。映し出す景色は山、山、山。途中、田んぼも目に入る。

錦帯橋に着くと友人が車で迎えに来てくれていた。友人と初めて会ったのは県庁のバイト時代。その人は職員であった。たった4ヶ月しか一緒でない。それなのに今でも親しくさせてもらっている。そう思ったときなぜか涙があふれてきた。

友人の車でご自宅に伺った。錦帯橋から家まではほんの僅かな距離に思える。小雨が降っていたので車で駆けつけたらしい。

友人宅はとても大きな家。なんといってもその部屋数が…。1階だけでも10部屋以上あると思えるほどの広さ。1階のトイレも2箇所あるとか。我が家と比べると雲泥の差だ。

庭といえば和風庭園で気持ちよく行き届いている。庭に面した部屋で話をする。気分はまるで旅館にいるみたい。庭を眺めながら、しばらく2人でゆっくり話をする。ゆき過ぎた年月を感じさせない。

アサちゃん亡き後、堰を切ったように昔の友人に会っている。まるで自分の気持ちを徐々に以前の心理状態に戻すべく訓練しているかのように…。

友人は昼食の用意をしていたようですぐに食事となった。そのうち旦那さんも帰宅された。昼食には旦那さんからビールを戴く。よその家に初めて行って昼間からビール?と思ったけど気がつくと食卓にはもう…。

食事を終えると花菖蒲の出番である。友人宅から錦帯橋は歩いて行ける距離だが車で出かけた。花菖蒲の群生地近くに車を止めると池の周りを散策する。

花菖蒲の植えてある池の散策には雨が似合う。白、黄、薄いピンク、青とさまざまな色で咲いている。とりわけ黄色い花菖蒲は葉っぱまで他の葉の色と違い黄色さを増す。どの色の花菖蒲も本当にきれい。

知人はしきりに「あやめ」を「しょうぶ」という。「なぜ…」と思って電子辞書を引いてみるとどちらも「菖蒲」と書くので同じ意のようだ。

カフェに入りコーヒーを飲みながら再度ゆっくりと話す。そのとき2つの言葉に感動する。1つはパスポートを交付したが海外に行くのはどうかと思うというと「待ってる閑はない…」と話す。人が亡くなって1,2年後に行けば…という人もいるのにそうではない。もう1つは先日人からいわれた私の姿が地味?の話をすると「何でも楽しく習えばいい」と。

お互い決して若いとはいえない年齢に差し掛かった。年齢云々をいうのはあまり好きではない。確かに友人のいうように何でもやろうと思うことをしなければすぐに月日は過ぎていく。自分自身を考えてもそうである。最近10年間は本当に忙しい日々だった。それも過ぎてしまえばあっという間である。

友人は近くを走る錦川鉄道の錦川清流線近くにコテージを持っている。週末にはそこで過ごすという。なんともうらやましい生活である。

コテージには耕作地もあるとかで昼食のご飯は友人夫妻で作った米だという。どうりで美味しいはず。もちろん今でも料理を習っているとかでそれも関係あるかもしれないが…。

楽しい一日だった!機会があればぜひコテージにも伺いたい。と、その前に清流を走る錦川鉄道に乗らなくては…。

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