2020年3月27日金曜日

ザ・プロファイラー「項羽と劉邦」を見る

 NHKのBS「ザ・プロファイラー」を見る。今、読んでいる『項羽と劉邦』にぴったりの番組だった。まだ3巻のうちの1巻目、半分くらいしか読んでいないが登場する人物の名前はだいぶわかる。残りの『項羽と劉邦』を読むのが楽しみとなった。番組HPには以下のように書いてある。

★漢王朝を開いた劉邦(りゅうほう)は、40歳までは酒と女性が大好きな「ダメおやじ」。だが民衆に圧制をしいた秦(しん)の打倒に立ち上がる。ライバルは楚(そ)の名将軍の孫で24歳の項羽。圧倒的武力で道を切り開いた項羽と、人を信じ人に愛された劉邦。劉邦は何度も項羽に敗れながらも、最後には勝利し、皇帝となって「漢」を一代で築いた。人生の半ばすぎから一発逆転に成功した、劉邦の人生と素顔をプロファイル!

 秦の始皇帝がなくなった後、項羽と劉邦が戦って劉邦が勝ち、漢ができた。漢は400年続き、その間、「漢字」「漢語」「漢文」など「漢」を冠した言葉が誕生する。劉邦が制した漢の時代、劉邦ゆかりの故事成語が生まれている。主に4つあるそうだ。
 
左遷  位や役職を低くすること
国士無双  国中で最も優れた人物 
背水の陣  一歩も後に退けない状況に身を置き、必死で事にあたること
四面楚歌  周囲が敵ばかりで孤立すること

 番組のゲストで出ていた女性麻雀士の岡田紗佳は日本人と中国人のハーフらしく、中国では項羽のほうが劉邦よりも人気があるという。もうひとりのゲストの前田裕二は劉邦が好みらしく、劉邦を松下幸之助に、項羽をスティーブ・ジョブスに例えて話す。番組の初めのころは劉邦びいきだったが、見終えるころにはどっちもどっちと思えてくる。というか、国を制してきたものの恐ろしさを感じてしまった。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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