夕方5時。これから夕飯をと思う間もなくNHKドキュメンタリーが始まる。昨日は「驚き!地球!グレートネイチャー選▽炎の大地に太古の海を追えイラン・ザグロス山脈」。番組HPによると「日本のテレビ初となるイラン・ザグロス山脈の絶景!ペルシャ湾沿い二千キロに渡って連なる大山脈に秘められた塩の山や絶え間なく燃え続ける炎の山、岩塩洞窟などを大公開!およそ2億年前、超大陸の間に広がる海の底に蓄積したサンゴやプランクトンの死骸が石油の源となった。この地域が世界屈指の産油地帯となったのは、石油を含む地層の下に分厚い岩塩の層があったから。厚いベールに包まれてきたペルシャ大地の素顔をお伝えする」とある。
番組紹介だけでも十分に放送内容がわかる。日本から同行した学者は草木の生えていないイランの山に入るとあるものを見つける。それは貝殻や動物たちの死骸が岩となった石灰岩。石灰岩の成り立ちさえも知らずにいた。ひとつの岩というか石ころだけでなく山全体が石灰岩でできている。そのあるところではタールが川に流れ込む。このタールは自然のもの。山のあちこちでもうもうと燃え続ける炎。イランが石油の産地であることがわかる。
それにしてもいつも思う。なぜいい番組があるのにこれまで見てこなかったのだろう…。
昨日は修了した大学から年に一度のホームカミングデーの案内が届く。これを受け取るたびに、大学で学んだ日々を思い出す。大人になって、それもリタイア後からの学び直し。それを想う度、どこから湧き出たのかと、そのエネルギーの源を問い直す。
先日、某所で3人での立ち話のときだった。ある人は「感動がない」と話される。これには驚く。毎日が感動の日々。今朝もネットで野球解説者の北別府氏の記事を読む。お父様の訃報をブログに投稿。これを見て北別府氏の父親に対する愛を感じて涙が出る。ということで自分のことでなくても何かを感じることがあればすぐに感動してしまう。
これは本でも新聞でもテレビでも音楽でも何でもかんでも…感動する。これも年を取ったからだと言われればそうかもしれない。ヒトは年々、年とって老いていく。老いていくことも自分にとっては毎日が初めての経験。これまでの人生もそうだけど、これからもどんなふうに老いるのか、我ながら楽しみ。突然の閃きで何をし始めるのか。この閃き、が楽しい。まさか絵を、まさか水泳を、まさか再び大学生を…と思いもつかないことを始めている。そう思うと老いていくのも怖くない。きっとまた想像できないような閃きが待っている。そう、セレンディピティ!これもすべては「感動」から始まる「情熱」!?
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