2017年5月16日火曜日

ポ-ランドから帰って その2

 「今回の旅の目的はアウシュビッツ?」と機内で聞かれる。そう問われて何が目的かわからない。ただ、まだ出かけていない国として東欧や中欧があり、ポーランドもそうだった。旅のカタログを見て次はポーランドと決める。何の根拠もなかった。

 今、思うことは何処へ出かけても、それは国の内外を問わず自然なところがいいということ。今回の旅もいつまでも記憶に残るのは何処までも続く広々とした大地に咲く菜の花かもしれない。アウシュビッツ収容所は想像していたよりも悲惨さが感じられなかった。それよりも説明する中谷さんの言葉の端々から考えさせられることの方が大きい。ポーランドを取り巻く当時の世界の時代背景をもっと知りたくなった。なぜこういうことが起きるのか、そういう方に気が向く。

 思いつくままに記すと他にも岩塩坑はびっくり仰天の世界。いろんな国に出かけて岩塩の洞窟、それも地下130ⅿ深くに別世界があるとは…。もしも予備知識を持って出かけていたらこれほどの感慨はなかったかもしれない。地中深くに坑夫たちが作ったと思われる見事な教会。もうびっくり!

 教会といえばポーランドではいろんな教会というか聖堂を見て回った。だが、どれも同じように思えて頭ではすぐに思い出せない。それよりもやっぱり旅のエピソードやその国の風土や自然、民族に惹かれる。

 爽やかなポーランドの5月。大通りやいたるところに栃の木(マロニエ)、プラタナス(すずかけ)、そして菩提樹の木々の葉っぱは新緑でまばゆく輝く。菩提樹はハート形の葉っぱと画伯から聞いて一枚葉っぱを失敬するとそうだった。観光中、画伯とハーモニカ奏者は🎵リンデンバウム~♪を口ずさむ。お見事なハーモニーだった。菩提樹の別名はリンデンバウムで西洋菩提樹(セイヨウシナノキ)。仏教でも菩提樹の木の下で釈迦が悟りを開いている。種類は違っても基本的に菩提樹はキリスト教も仏教でも特別な樹木のようだ。

 思い出した。ポーランドのテンペラ画家、宮永匡和さん。この人はクラコフの現地ガイドをしてくださった。ガイドは本職でなくてテンペラ画を描く画家だそうだ。日本語が話せる人は少ないようで本職の合間にガイド役のアルバイトをされてるようだ。日本でも個展を開催されるらしい。

 しばらくは旅の余韻に浸りながら元の生活へとシフトしよう!

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