2015年3月12日木曜日

『50歳からは「孤独力」!』

3.11は忘れられない震災の日。ブログやツイッターで震災の投稿を目にする。中でも、カープの中田廉投手のツイッター。人柄が出ている。ただいま故障により一軍を離れて二軍で調整中。東北や広島の土砂災害で被災された人の気持ちと自身の頑張る気持ちが重なるのかツイッターにもそれがあらわれる。震災もそうだけど、何もないことが一番の幸せ。そう思った矢先、この時間、また外で掘削機の音がする。ああ、今日も一日音がうるさい!

今日はいいお天気。気温もこの2日間ほどには下がらない模様。泳ぎに行くかどうかただいま考慮中。あまりにもひどい温度変化で体調も狂いそう。無理のない範囲で今日も頑張る!?

以下はずいぶん前に読んだ『50歳からは「孤独力」!』(保坂隆 さくら舎、2013年)。この本で「孤独」に関する本を読むのは止そう。著者の保坂は現在、聖路加国際病院精神腫瘍科医長。精神科の医師として追い込まれない生き方を明かしている。 筆者は「孤独と孤立は違う。・・・孤独はポジティブだが、孤立はネガティブである」という(2p)。 またいつものように気になる箇所をメモしよう。

★ 孤独力の強い人は、あらゆる場面に適応できる人なのである。ワンノブゼムにおけるひとりの大事さをよく知っている人なのである。ワンパターンの頑なな人ではない。52p

★ 孤独をポジティブに転換できる人たちは、孤独は力であって、ひとりで自由なことができるという意味合いでとらえる。旅行にも行けるし、本も読めるというふうに、孤独を力に変換できる人は、孤独力が強い人たちで、孤独によって生活が充実していく。40p

★ 孤独力を発揮できる人は、若いときから家族を大事にしている。家族のわずらしさも知っている。だから、ひとりのよさもよく知ることができる。これらのこと全部を知っている人なのである。50-51p

★ 孤独力のある人は、詮索しない。自分の好きなこと、楽しい話題、会社と離れたつきあいの人々の興味深いエピソード、自分の知られざる閲歴などを選んで話す。それを聞いていると世界が広がっていくのを感じる。自分の孤独など、小さな世界に閉じこもっているがゆえだとわかる。58p

★ 楽天性は、人はみんな自分を応援してくれているという根拠のない自信にもささえられている。心が他者に向かって開かれていて、喜怒哀楽があけっぴろげである。まわりを巻きこみながら、ひとつまたひとつと、自分のやりたいことを成しとげていく。そのたびに強い喜びを表現する。78p

★ 孤独力は未来をつくる。行動プランをもっているからである。この太陽型に対比する存在が、月型のいくぶん悲観的な傾向をもつ人である。彼には行動プランがない。行動プランは太陽型からもらう。そこではじめて未来が発生するのである。79p

★ どんなことでも着手できれば半分終わったのと同じである。着手したということは、未来を手にしたということなのだから。80p

★ 孤独力がある人間にとって、思いやりとは何か。何をどう思いやるのか。私はこんなふうに思っている。苦しみ、悲しみは何かの不足している状態のことである。不足しているものは喜びだ。そういう目で人を見ているのではないだろうか。喜びのない状態は苦しい。136p

★ 孤独力のある人間はそう受けとめる。・・・孤独力のある人間にとって、喜びが自分で決めた目標を自力で達成することにある以上、助けることはできない。何もできないのである。せいぜいいっしょにいてあげること。行動するのは相手自身である。136p

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