2023年5月18日木曜日

「北のまほろば」

 昨夜はNHKのBSで「新・街道をゆく」が放送された。番組HPによると次のようだ。旅人は佐々木蔵之介で「昨年8月に放送した『三浦半島記』に続く第二弾。今回は、司馬さんが終生深い思い入れを抱き、亡くなる2年前の1994年に旅して記した青森の『北のまほろば』を取り上げる。なぜ司馬さんは、本州最北の地である青森を、物成りがよく豊かな土地を意味する『まほろば』と呼んだのか。縄文の巨大遺跡から幻の中世都市、津軽が生んだ芸術家である太宰や棟方…。厳冬の津軽半島を舞台に、司馬さんの足跡をたどる」とある。

 久しぶりに「街道をゆく」が「新・街道をゆく」となり、その2作目の「北のまほろば」では青森満載の番組となっている。縄文時代の三内丸山遺跡、弘前城、太宰治、棟方志功、りんごなどだ。中でも棟方志功の木彫りの映像は圧巻だった。司馬遼太郎は棟方志功の彫刻を見て感動したそうだ。テレビで棟方志功の木彫りの様子を見ていると彫った木くずが目に入りそう、と心配になるほど顔を近づけて彫っている。棟方志功はもしかして視力が悪かった?と調べるとそうらしい。必死で作品に挑む棟方志功のその姿が作品となって人々を感動させるのかもしれない。自分自身も視力が悪いので本を読むときも絵を描くときも目を近づける。しかし、同じように目を近づけてやっても誰も感動させはしない。むしろ哀れみを乞いそうだ。

 番組にあった太宰治の『津軽』は読んだことがない。この番組を見ているといろんな方面への興味が沸いてくる。

 昨日朝、我が町は火事で振り回される。朝から消防車とパトカーのサイレンが鳴り響く。ナニゴト?と思って外に出ると火事だ。次々とサイレンを鳴らして車が通る。ついでに買い物に行こうと思って歩き出すと西の方面が真っ黒い煙でおおわれている。さらに歩くと火事の煙が近くに見えてくる。今朝の地元紙を見ると4軒全焼とある。火事で焼けると何もかもなくなってしまう。本当に火事は怖い。昼過ぎ、姉から電話がある。火事は大丈夫?と心配してくれる。

 それにしても5月というのに暑すぎる。昨日は扇風機を出す。今から夏本番だと真夏はどうなる!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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