本来の自分を取り戻したかのような慌ただしい一日が過ぎた。昨日は午後から延び延びになっていた某会の総会の日。街中に繰り出すのであれこれと予定を組んでいた。ところが、この季節、皆さん、人恋しくなるのかこの1週間、久しぶりという人から電話がかかる。昨日の朝も務めていた職場の人からの電話だった。もともとは愛知県の人だが今は娘さんと福井県に住んでいる。2,3年に一度くらいの割で電話で話す。務めていたころと変わりなくああじゃこうじゃとたわいなく話す。使い放題の電話らしく1時間以上も話していた。とりあえず友だちも元気のようだ。
電話を切った後がさあ大変。久しぶりに紙屋町界隈に繰り出す。広島駅が工事のため、地下道が通れない。2階中央口に上がって外に出てバスセンター行きのバス停に向かう。が、センター経由のバスは来そうにない。仕方なく循環バスの停留所に戻る。左回り行きを待つが右廻り行きのバスが先に来た。それに乗り、本通りで下車後バスセンターに行く。目的は三次行のパックチケット購入にある。ところが、高速バスのチケット売り場の係の態度の横柄なこと。ネット情報とは違って購入するにも時間がかかる。やれ証明書がどうの、といろいろ言われる。挙句の果ては書類への記入もある。国や県の支援を受けてのチケット購入も簡単ではない。
購入後、同じビル内にあるそごう9階の院展に向かう。コロナ禍の院展は入り口の雰囲気もいつもとは異なる。チケットは自分でちぎって半券を箱に入れ、目録も自分で勝手にとる。総会の開始時刻を見るとあと1時間しかない。会場までの道を考えると急いで院展を見なくてはいけない。幸い混んでいなかったので慌てずに見ることができた。
日本画といってもこの頃は油絵か水彩画かの見分けがつかないような斬新な絵もある。これはザーッと目を通して自分が気に入る絵を見て歩く。自然を描写した絵がいい。
絵を堪能した後は総会の会場へ急ぐ。久しぶりに会う顔なじみの人たちに出会ってホッとする。例年ならば年に4,5回は会の行事があって皆で飲んだり食べたりして話が弾む会も今年はコロナ禍で総会だけとなり懇親会はない。ただ、ケーキセットがついていた。
総会後、数人で本通りのカフェでティータイム。そのころにはコロナのことはすっかり忘れてマスクを外して話に花が咲く。
久しぶりに街中に出て皆さんと会って話すと家にはない楽しさもある。この会に入れてもらって7,8年になる。その間、年に一度、皆さんと海外旅行をした。どれも本当に楽しい旅だった。だが、楽しい旅もコロナ禍でこれからはどうなるかわからない。いつもなら次に行く旅の話題も出るのだが、今年の総会はそれもない。その面では寂しさもある。
メンバーの中には若いころ一緒に中国語を学んだ人もいる。会に入ってから30年ぶりに出会った人はすっかりいいおじさんになっている。ということはこちらもおばさんになっているのは間違いない。いずれにしてもこの会だけでなく、海外旅行はもうできないかもしれないと思うと寂しさはさらに募る。せめて国内の旅に出かけて楽しみを見つけよう。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿