2011年5月15日日曜日

ヴァイオリン・コンサート

昨日は待ちに待った天満敦子のヴァイオリン・コンサートに出かけた。

このコンサートの収益金はアフガニスタンの「女子教育支援」とこのたびの震災の義捐金として全額寄付されるとか。天満とこのコンサートの結びつきは彼女の伯母が元津田塾大学学長であり、その支援に津田塾大学が関係しているからである。

そのため来場者は津田塾の関係者が多数を占めていたように思われる。ただ単に「望郷のバラード」が聴きたいために行ったものはどれくらいいたのだろう。

ともあれ、コンサート自体はいつもどおりすばらしく満足したものだった。

演奏後、たまに発せられる天満の声はその動作も含めて愛らしく彼女の人柄がよく出ていた。それは演奏にもあらわれ、まるで何かに取り付かれたようにヴァイオリンを弾くその姿は聴くものを夢中にさせる。

そしてその姿はヴァイオリンを相手に踊っているように感じられる。なんとも不思議な印象だ。きっと曲自体に体が自然となじむからそのように感じられるのだろう。

楽器を習っているものにとっていつになったらあのようになるのだろうとついつい思ってしまう。

楽器といえば今月から広島交響楽団の演奏会にも聴きに出かける予定だ。

よくよく考えてみれば我がこれまでやってきたものの中でなんといっても楽器関係が一番多い。琴、ギター、エレクトーン、フルートなどと。

小学生の頃、音楽の時間が一番好きだった。そのとき先生は音感を聴く耳がよいとほめてくれたことがあった。先生の弾くピアノの和音をすぐ言い当てることができたからである。

だからといって今習っているフルートが上手に吹けるかというと少々疑問がある。それでもフルートをいろんな事情で中断しながらも今まで長く続けてきたことはやはり「音楽が好き」からだろう。

何事も「好きこそ物の上手なれ」というように長く続けることは生きる上でも張り合いになってくる。

これからもせいぜいフルートを吹き続けて楽しく人生を送りたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿