2025年4月1日火曜日

「ひろしま3つの桜名所巡り」に参加する

 広島市の広報紙で募集があった「ひろしま3つの桜名所巡り 三原市・広島市」と銘打った日帰りバスツアーに参加した。広報紙での募集ツアーの参加は初めてだったが、バスは3台出た。その1号車に乗る。車内は満杯で久々に窮屈さを感じた。隣席の人はいきなり席を代わってくれ、という。変な人と相席になった、と訝る。バスでも列車でも飛行機でも通路側が好きだ。今回も通路側だったので決して席は譲れない。なるべく要らぬことは言わないようにしていると話しかけられる。悪気のある人ではなさそうだ。

 今回、ツアーに応募したのは3か所の桜巡りのうち、三景園を除く2か所は出かけたことがなかった。いずれも公共交通機関で行くには不便なところで白竜湖スポーツ公園と遊学の森の広島市森林公園である。今年の桜開花予報では3月21日だったが、最近の寒波到来で予想外れの感がある。それでも初めて行く場所なので行くだけで楽しい

白竜湖スポーツ公園

 白竜湖は椋梨ダムによって形成されたとか。添乗員からそう聞いて椋梨ダムは聞いたことがあると思った。数多くの桜が植えてあるが観光中、1輪ほど咲いている桜を見つけては皆で喜ぶ。何十本とある整備された桜が満開になればさぞ美しいことに違いない、と思うと少々残念。来週あたりは空と湖の青さと桜のピンクが相まって美しさも満開だろう。
白竜湖スポーツ公園
白竜湖スポーツ公園

三景園

 次に行く三景園の枝垂れ桜を期待して行くと幸いにも満開だった。園内をぐるっと回って日本庭園に行く。三段の滝も水を湛えていた。

三景園の枝垂れ桜
 
三段の滝

三景園の園内
広島森林公園
 
 2月下旬に上関の河津桜を見に出かけた。が、あいにく桜は全く咲いていなかった。が、森林公園の河津桜は見事に咲いていた。ここへは以前から一度は行ってみたかった。想像通り、四季の変化が楽しめるいい場所だ。市のアンケートに公共交通機関で行かれるように、と書けばよかった。後で気づく。園内の係に聞くとバスがないのでタクシーで来る人がいるとか。山を切り開いてできたのか広々としてよく整備されていた。またどの桜の木も桜の名が施されていた。
紅枝垂れ桜
 途中、添乗員が釣り橋があるという。誰かがそれを渡ると皆、一斉に並んで渡りだす。四国の祖谷(いや)のかずら橋を渡って怖さを経験済みなのに、皆にひきつけられて渡った。スイスイ渡れず一歩ずつ歩を進めるので後ろの人たちに迷惑が掛かったかもしれない。渡りきると杖の人もわたっていた。左手で欄干(?)をもって杖を突いて渡った、と聞いたときは驚いた。久しぶりに怖い目をしながらもなんとか橋を渡った達成感に満足する。こういう時に子供のころ運動しなかったことが出てしまう。
ワンパク橋
森林公園の河津桜
 今年の桜は予想に反して今からが本番のようだ。近場の満開の桜を楽しむ!?なお、この日のお昼はホテル白竜湖リゾートのタコ御膳をいただいた。そして万歩計9615歩とよく歩いた。昨日は久々にトレッキングシューズで歩く。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年3月30日日曜日

卒業名簿

  昨日から明日にかけての3日間は寒さが戻るようだ。今朝は強い風が吹いている。今年のプロ野球は一昨日に開幕した。が、例年と違って野球に興味がわかなくなった。これもお笑いにハマっているからかもしれない。そしてお笑いにハマりすぎて本を読むペースが緩んでいる。図書館で借りた期日までに返却が間に合わず、延長するありさまだ。人の興味への許容範囲は制限がある!?

 桜を愛でようとすれば家にじっといるわけにはいかない。先日出かけた上関の河津桜と医光寺の枝垂れ桜は開花時期が遅れて全くだった。これから出かけようとする桜はさてさて。

 家の近場にも桜は咲く。瀬野川の土手の桜と地元の山に咲く桜も見に行かなくては、と思ったり。それにしても自然の力は素晴らしい。桜の開花時期になればちゃんと桜が咲くように……。

 そんな合間に社会人で修了した大学から卒業名簿作成云々のハガキが届く。それは委託した会社からのハガキだ。はじめは怪しいハガキ、と訝かるが、どうも委託先のようだ。これまではメールアドレスだけ掲載OKとしていたが、今回を機にこれも掲載しないことにした。こういった名簿が犯罪に悪用されないとも限らない。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年3月29日土曜日

陸上自衛隊第13音楽隊の演奏を聴く

 陸上自衛隊第13音楽隊の演奏を聞きに行く。陸上自衛隊第13旅団は小さい頃に我が家の前を通って山の方に向かって歩いていたことを覚えている。が、何のために列をなして山に行くのか、その頃は知らなかった。今もわからないが……。なにかの訓練をしていたのだろう。

 いろんなコンサートに出かけているが、陸上自衛隊や海上自衛隊の音楽隊の演奏が一番、感動する。昨日の会場は満杯のお客で、春休みとあって小・中学生とジジババが大半だ。

 演奏の合間に司会者がクラリネットの話をした。何とクラリネットは4オクターブの音域が出るとか。フルートは3オクターブなのでさらに1オクターブも音域が広い。クラリネット奏者はこの楽団だけでも6人以上はいるのだろう。というのも舞台に6人が並んで立って演奏していた。他にトランペット奏者3人も前に立って演奏した。

 どの曲も聴くものをひきつける。勇壮な音楽は聴くだけでも元気が湧いてくる。

 年に1,2度開催される陸上自衛隊音楽隊の演奏だが、ときに海上自衛隊音楽隊の演奏もある、まだ、航空自衛隊音楽隊の演奏を聞いたことがないが、これもきっと勇壮な音楽隊に違いない。1度でいいから聞いてみたい。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

 追記)プログラムにはせてあったチラシにさくらピアのこれからのスケジュールが掲載されていた。その中にショパンコンクールの審査員を務めたクシシュトフ・ヤブウオンスキのピアノ演奏会の知らせがある。最近、お笑いとChopinにハマっているので、9月にこの演奏会を聞きに行くのを楽しみにして待つことにしよう!

2025年3月28日金曜日

桜の開花

 来月下旬、山口の湯田温泉に出かける。湯田温泉は初めての場所だが1泊2日で出かけるので付近の観光地を探すと山口県立美術館があった。その催しを間違えて昨年の特別展を見ていた。今年の特別展を見ると出かける日くらいから新たな企画展が始まり、昨年開催された入江泰吉の奈良の写真展は幻に終わる。

 湯田温泉へは新山口駅で降りる。広島⇔新山口間はこだまに乗っても50分足らずで着く。おとなびのこだま料金は通常運賃の4割引きになるので安い。なおのぞみは2割引。行きと帰りのおとなびを予約すると料金に差がある。なぜ、と思ったら木曜日と金曜日の利用に料金の違いがあった。金曜日は繁忙期の料金になるようだ。

 昨日までの暖かさで小学校に植えてある桜が咲き始めた。今朝見るとだいぶ咲いている。桜の開花時期は短いがせいぜい今年の桜を楽しもう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年3月27日木曜日

慌ただしく過ぎて

 この数日間、慌ただしく過ごす。益田へ出かけた翌日の22日に月命日にだいぶ遅れてお墓に参る。そして来月出かける山口行きのおとなびをネットで予約。昨日は帰りのおとなびを予約した。24日には新広島駅ビルが開業し、25日は日本画の先生たちと瀬戸田へ院展を見に行く。さらに昨日は歯科へ。歯科に行くたび、歯は大事と思い知らされる。今朝から昨日歯科で教わったやり方での歯磨きが待っている。

 ほかにこの頃、感動したことにポツンと一軒家がある。97歳の女性が静岡の山奥に一人住んでいる様子が放送された。家の内外に7台の見守りカメラを備え、いざという時、県内や遠くの埼玉に住む2人の息子たちと連絡がつく。驚くべきことは97歳がスマホを駆使していることだ。自分のまわりに90過ぎてスマホを使っている人を知らない。躓いても監視カメラが見守ってすぐに息子たちから連絡が入る。それに対して97歳はスマホで応対する。これを見てこのおばあさんもえらいが息子たちも賢い人に思えた。そして97歳は息子たちがはるばる訪ねてくるとその人たちの食事もすべて一人で作っている。さらには畑仕事もする。この番組を見るとその人たちの立ち居振る舞いや考え方に圧倒される。見習わないといけない。

 この齢になれば一人で住ませないようにして施設に入れる人もいる。ところが近年、築100年の家をリフォームしてずっとこの家に住むとか。一人で住む親も立派だがその息子たちも優しい人たちに違いない。そのために見守りカメラの設置となったのだろう。

 話は変わって先日の瀬戸田行きで奈良行きのおとなびの切符をみどりの券売機で発券した。何もその時、発券しなくていいものを早めに駅に着いたのでそう思いつく。ところが途中で券売機がフリーズして発券できない。係をよんでクレジット決済のカードを取り出してもらった。そのままでやめればいいものを再度試みる。何とかOKだったがみんなと合流する列車がホームに着いた。急いで階段を下りて列車に乗り、みなと合流した。

 こんなことをしていると怪我の元だ。幸い、列車にも間に合ったからよかったものの、合流できなかったら人に迷惑がかかる。これからはナニゴトもゆとりを持って行動しよう、と大いに反省する。慌ただしい日々はもう少し続きそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年3月26日水曜日

再興109回院展を見に瀬戸田へ行く

 この数日間は好天に恵まれて春らしい陽気になった。昨日は井口島の瀬戸田にある平山郁夫美術館に再興院展を見に行く。この展覧会に絵の先生は生徒たちと3度も出かけられる。昨日は先の車での2回とは違ってJRと船を乗り継いで出かけた。三原駅で降りると、聞いていた6名とは違って12名だった。瀬戸田へはこれまでツアーで耕三寺などに出かけたことがある。ずいぶん前には個人的に母たちと出かけた。が、久しぶりに船で行くと瀬戸田は初めてのような気がした。船着場から平山郁夫美術館までは10分以上も歩く。

 展覧会場はこれまでのデパートでの開催とは違って狭くて展示数もかなり少ない。ましてやこれまでは先生がチケットをみんなに下さっていた。狭い会場に大きな絵の展示とあって圧迫感を感じる。会場での絵の感想を絵のことではなく会場云々は野暮かもしれない。が、やっぱり不満がでる。来年からはおとなびを利用して岡山まで見に行こうかなと思ったり。これも半分は旅気分で……。

 桜の開花も予報よりは遅れているのかさっぱりだった。ただ、我が家の狭い庭に鉢植えの咲かずにいた菜の花を土にほったらかしていたらいつの間にか咲いていた。司馬遼太郎の菜の花忌に遅れることひと月以上だ。

菜の花
平山郁夫美術館から眺める庭園

 瀬戸田港の桟橋で三原行きの船に乗ろうとした。その隣は尾道行きの船が出る。何と尾道行きの桟橋はすべてとも言えるほど若者が自転車を持っている。しまなみ海道をレンタサイクルで回る若者たちだ。瀬戸田にもそんな若者たちであふれていた。今は春休みのシーズンで全国から若者がやってくる!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年3月24日月曜日

益田の旅その3

 益田の旅その2から続く。

 1日目の宿は益田駅近くにある4つ星のMASCOS HOTEL。ここに午後5時過ぎに到着した。フロントで受付をすると係が話す日本語がよく聞き取れない。外国人のようだ。隣にいる係がその都度、対応してくれる。日本語は話せても抑揚のない話し方では言葉が聞き取れない。宿泊日を出発3日前に変更して確認せずにネット予約したのがよくなかったのか朝食付きでないという。すぐに朝食をお願いした。ホテル周辺を見渡しても適当な食事場所が見当たらない。(夕食はホテル内のレストランでOK?)とたずねるとOKとのことで予約をお願いする。

 部屋に着くとアメニティはほうじ茶のパック1個しかない。夕食時にフロントで聞くとカウンター横にアメニティ類を各自とるようになっていた。
 
 レストランの夕食のメニューにプリフィックスコースがあるのに気づかず、単品を2品注文した。ところがテーブルにプリフィックスコースとして3950円(これにサービス料が加わる)がある。すぐに先の注文をキャンセルしてこのコースをいただく。飲みものは生ビールで一人乾杯!出て来た料理名をみると何やらスペイン語のようだ。こういった料理を通常は食べないので美味しくいただいた。
手書きの本日のメニュー
 ホテルのお風呂は益田温泉と名がついており、プールのような大きな温泉だった。サウナもあった。何もかも立派な設備のきれいなホテルだ。

2日目 2025年3月21日(金)

 宿のチェックアウトは午前9時半まで。それまでに朝食を食べ、チェックアウトを午前9時過ぎに終えて益田駅に徒歩でゆく。観光案内所で本日観光する地図を受け取ろうとするが1人を残して皆一斉に部屋から外に出た。(なぜ?)と思ったらレンタサイクルの自転車を外に並べるために取りに出かけたようだ。

 今日の予定は益田駅からバスに乗って高津バス停で下車し、そこから徒歩で高津柿本神社に参拝。その後、島根県立万葉公園を観光する。お昼を済ませて広島までの帰りのバス便までを島根県芸術文化センター(グラントワ)で、と計画した。ところが高津バス停で降りたあと、行けども行けども高津柿本神社にたどり着けない。気が付けば島根県立万葉公園東口に向かっていた。

 万葉公園を先に観光する。が、歩き草臥れて公園内の安らぎの家を見つけた時は(ここで一休みしよう)、と思いつく。お店は開店準備中だったが親切に座敷に通してもらう。お腹は空いていないがぜんざいをいただく。高津バス停から柿本神社までは徒歩6分、と観光案内にあった。しかし、6分どころか30分以上は歩いただろう。風の強い日だったが頭から顔から汗びっしょりだ。

 ここは公の施設なのかやたらと親切。ぜんざいを食べ終えると係は柿本神社までついて行ってあげると言う。これは申し訳ないので1人で出かけた。その途中、2人連れの人と出くわす。柿本神社へ行くと話すと元来た道を引き返して……という。どうも柿本神社は高津バス停から近いらしい。

 また来た道を引き返して歩いているとバス停近くを歩いていた人に声をかける。柿本神社は「そこに鳥居が見えるでしょ?」と言われてよく見ると近くに神社があった。すぐ近くに神社があるにもかかわらず、そこを素通りして万葉公園に向かっていたようだ。間違えなければ確かにバス停から徒歩6分だ。

島根県立万葉公園
誰もいない道を歩いて万葉公園へ向かう

さらに歩いて万葉公園へ向かう

万葉公園東口入り口 ここから山道を歩く
やっとやすらぎの家に着いた

やすらぎの家でぜんざいで一服(?)
高津柿本神社
やっとたどり着いた高津柿本神社
高津柿本神社
高津柿本神社本殿 桃の花(?)が満開だった

 高津柿本神社の長い階段を上ってたどり着いたときは(何かお守りを)、と思った。その前に久々におみくじを引くと末吉だ。そして亀のお守りを購入。後でわかったことだが、この神社は万葉公園内に位置しており、写真左に見える階段を登れば先のやすらぎの家にたどり着けるようだ。それなのに道を間違えて遠回りしていた。

 参拝後、高津柿本神社のバス停を探すと益田駅行のバス便は50分後だ。とりあえずバス停を確認して川沿いの土手にあずま屋のような休憩所があった。ここでしばしYOU TUBEを見て過ごす。そのうちバスが来た。益田駅で昨日見た「餃子の王将」でランチを食べる。店内に入るとおっさんばかりが数人いた。王将に入ったのは初めてだったが美味しかった。

 食事後、広島駅までのバス便までを島根芸術センター(グラントワ)で過ごそうと益田駅からバスに乗る。ここも初めての場所だが、この2日間の不便極まりない土地から異次元の世界に入ったような気持になる。どういっても贅の限りを尽くしている施設だ。広い敷地内なので帰りのバス停を確認して時間までグラントワ内で過ごす。ところが建物が大きすぎてどこが入り口なのかがわからない。外で喫煙中の人に教えてもらって中に入るとその人と入り口で出くわした。東京から来たという。

 グラントワに入ると広島は文化施設が遅れていると改めて思った。とりあえず中を歩いているとコンサートホールを自由に見学を、とある。ホール内へは入られなかったがロビーなどは至れり尽くせりだ。さらに歩いているとカフェがあった。こういった施設のカフェに入るのが好きなのですぐに入る。当然、先客は誰もいない。ケーキセット(@¥1100)で一休みするがなんだか優雅な気持ちになる。しばし休憩後、さらに廊下を進むと美術館があった。ホールと美術館などの複合施設となっているので美術館では中に入ってくださいと言わんばかりに係と目が合う。受付で常設展のチケットを買って入ると3部屋目に香月泰男の絵が3点あった。まさかこの美術館に香月の絵がある、と知って驚く。そしてその絵がシベリア抑留の絵ではなく風景画だったのにも驚く。

 今は企画展の展示はなく常設展だけだ。次に来るときはコンサートホールに入ってみたくなる。8月に渡辺貞夫のコンサートがあるようだがさてさて。バスの時間までロビーで椅子に腰かけていると人がやってきた。話をするとこの近くに住む人で常設展を見に来たという。数分くらい話したが時に一人であちこちでかけるそうだ。姿形を見ると我が格好と同じくリュックに小さいショルダーバッグをかけている。年齢を問うと6歳下だ。バスの時刻が迫り、別れようとすると名残惜しそうにされる。連絡先を、とも言われる。

 若い頃であればすぐに連絡先を交換しただろう。が、今はそれもしないことにしている。会える人とはまたどこかで会える、との思いがそうさせる!?

 楽しい旅は終わった。そしてよく歩いた。1日目は7501歩、2日目は13201歩。(まだ大丈夫!どこへでも一人で行ける!)と、気を良くして旅を終える。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
島根県立芸術センター(グラントワ) 
赤いのはすべて石州瓦でできている

長方形になった木目の回廊 

回廊の中はところどころにモニュメントが置いてある