2025年12月25日木曜日

『城塞(中)』

 城塞(下)』を読んでいる。この本は貸出延長済みなので28日までに読み終えないといけない。図書館のHPを見ると年末年始はシステムの更新のため12月29日から新年13日まで休館とある。長い休みなので何冊か本を借りようと、昨日、図書館に出かける。とりあえず3冊借りたが、1冊はすでに読んでいた。何と借りたのはすべて司馬遼太郎の本だ。

 以前だったら長期の休館だと月刊誌の「文芸春秋」など雑誌を借りていた。が、この頃は雑誌や週刊誌などは新聞の宣伝見出しを見るだけで中身を読もうとしなくなった。それは面白い記事がないことにもある。それよりも司馬作品だと読後感がいい!これが読むものを引き付けるのかもしれない。

 以下は城塞(中)』(司馬遼太郎 新潮社、平成二十八年八十刷)から気になる箇所をメモした。司馬遼太郎は大人になっても少年のような心を持った人を好んでいた。この本にも「家康は少年のみがもつ心の弾みを終生もちつづけた」と書いている。この気持ちは竜馬にも、また司馬作品に登場する人たちにも多くみられる。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★キリストの像を踏ませるというテストによって信徒・非信徒を見分けたように、秀頼を殺す手伝いをさせることによって、諸大名をして徳川家への忠誠心を証(あか)させようとした。このために家康は、まず薩摩の島津家久をはじめ五十人の外様大名に対し、――徳川の御家に別心これなく候。という誓紙を提出させた。この提出させた日が、なんと大坂城の使者の片桐且元や大蔵卿局が、外交交渉の前途に希望をもちつつ駿府に滞在していた時期である。ということは、家康にとってかれの大坂攻めは戦争ではなかった。本質は犯罪であった。(152p)

★思えば、家康は少年のみがもつ心の弾みを終生もちつづけたからこそ、その波乱の生涯を切りぬけてこれたのであろう。(たいしたものだ)と、勘兵衛は思わざるをえない。大坂の秀頼はなるほど肉体の年齢だけは若くはあるが、家康のようないきいきした心の弾みを持っているとは、とても思えない。(201p)

★大野修理(しゅり)の戦略方針は、「籠城」であった。東アジア最大ともいうべきこの大城塞において天下の兵をひきつけ、突き砕くのである。その戦闘の惨烈にへきえきして諸大名のなかから、大坂へ内通する者が続出するであろうというのが、その方針の戦略的裏づけであった。このため野外に兵を出して無用の損害をうけてはいけない。――というような退嬰主義に対し、真田幸村ら客将たちは反対であったが、譜代の大野修理が秀頼をにぎっている以上、大野好みのその戦略に従うしか仕方がない、というのが、現状であった。(283p)

★「隼人正は」と、淀殿はこのときほど怒ったことはない。「あれは橙(だいだい)武者です」そういった。これが城内で流行語になった。ダイダイは正月の飾り物で、じっさいの役に立たないという意味である。(344p)

2025年12月24日水曜日

海外旅行のカタログが届く

 年内最後のお墓参りを済ませる。相変わらず建立されてない隣の墓地はナニモノかによって掘り起こされている。月命日に参っていたが、このごろは天気のいい日に参るようにしている。

 大手旅行社のJ●Bから分厚い封筒が届く。(今更、何を……)と訝りながら封を開ける。中を見るとこれまで見たこともない旅のカタログが3冊入っている。よく見るとカタログ上部にLOOK J●Bとあり、「おとな旅」「つながり旅」そして「explorer」の3冊がある。すべて来年4月から12月までの成田・羽田発着の海外の旅だ。

 2年くらい前までは大阪のJ●Bから旅の通販である「旅物語」のカタログが届いていた。しかしいつの間にかそれも来なくなった。コロナ禍前までは年に1,2度は海外旅行をしていた。が、コロナ禍になり、大手旅行社は広島から撤退して広島空港発着の旅行がなくなった。残るは地元の旅行社だが、そこは海外旅行はほぼなくて国内旅行だ。いつしか海外旅行とも疎遠になると大手旅行社からの旅のカタログは来なくなった。それが昨日、聞いたこともない旅のカタログが届く。

 中身を見ると例えばローマ8日間でエコノミー料金が94万9000円、それに一人参加費として30万円とある。これがビジネス料金だと約倍の価格だ。もしもこれに参加するとエコノミーでも約130万円もする。ささやかな年金生活者が8日間の旅に130万円を支払える!?

 以前よく出かけていた30年前後の海外旅行の単価は1回の旅がおおよそ30万円前後でアフリカやペルーなどの南半球は約50~60万円くらいだった。しかし今回のカタログのように130万円の旅は一度は出かけられても次につなげる旅は難しい。

 昨日は地元の旅行社のカタログも届く。こちらは国内の旅が主だが価格帯は他の旅行社と比べると高い。それはチャーター機の利用が多いから。昨年まではチャーター機の利用で国内の遠くを旅した。最近は一人旅に慣れて国内をささやかに、そして頻繁に旅している。これはこれで楽しい旅になる。見知らぬ人ともいつの間にか「旅は道連れ」に!?

 大手旅行社の封筒を見ると「……エスコート商品販売事業部……」とある。ネットで調べると組織が再編されているようだ。

 海外旅行へはこれまで何度も出かけた。その大半は今回届いた旅行社だ。「とりあえずカタログを送ってみるか」と言わんばかりのような、また、生存確認のようなカタログ送付に思える。まあ、何でもいい!だまされたわけではない。どうこういってもこの大手旅行社は信頼できる。広島営業所が復活すればすぐにでも出かけたい気持ちは大いにある。しかし、どういっても成田・羽田発着の旅は若かったころはできたが今はそこに行くだけでもう海外のような旅になりそうだ。無理は禁物。自分に合った旅をしよう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年12月23日火曜日

プールで

 プールの更衣室で、「スーパーで見かけた」、と言われる。地元のスーパーへ行くと顔見知りの人が多い。ところがプールで会う人は水着を着ていれば少しはわかるがそうでなければ誰だかわからない。眼の悪さを伝えるとスーパーで出会ったならばこれからは「プールの人」と声をかけるという。プールは隣町にある。そこから遠くまで買いものに来るようだ。

 プールに入ると水が温かい。これまでは窓を全開してあった。今は寒くなって暖房が入り窓も閉めてある。暖かく感じるのだろう。浅いコースで1対1でミニミニ水泳教室(?)が始まっている。その横を背泳ぎで泳いでいると先生らしき人から効果がない泳ぎ方の旨、聞こえるように言われる。今更、正しい(?)泳ぎを習わなくてもいい。その思いがあるので返答しなかった。これでは浅い方で思うように泳げないと察して隣のコースに移動する。背泳ぎでケチがついた気がしてクロールで泳ぐとこの何か月間か、きつかったはずのクロールが楽に泳げた。これ幸いと背泳ぎだけでなくクロールで泳ぐ。

 ところが泳いでいるコースは泳ぐ速度が速い人がいる。いつものようなゆっくりでの泳ぎは無理と諦めて、水中歩行のコースに変わる。全部で500mほどだが泳ぎは300mくらいといつもよりも少ない。後は水中歩行した。

 人からああじゃこうじゃと言われるのが嫌いだ。自由にさせてくれ、と言いたくなるがプールでは我慢、我慢。人の幸せの一つに自由がある。昨日の水泳は自由がなかった!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年12月22日月曜日

小さい鉢植え

 今日は一年で一番日が短い冬至だ。明日からは徐々に日が長くなる。朝から日差しがまぶしいので何が何でも泳ぎに行こう。

 昨夜はM-1の決戦日。いつもは9時過ぎには寝るのに昨夜は優勝者が決まったのを見て寝た。今年のM-1王者となったたくろうは昨夜の決戦で初めて知った。この人たちも例年の王者のごとくこれからメディアの露出が増えるだろう。楽しみだ。

 先日、スーパーで麒麟草の鉢植えを買った。赤い花をつけていたがレジに持って行くまでに花が落ちた。ただこれから咲きそうな小さい蕾がついている。花が咲くまで枯らさないように育てよう。

 お正月が近いので家の中に小さい観葉植物を、と思った。今、ある小さい鉢植えは1鉢だけ。台所の出窓に小さい鉢植えを置こうと思った。しかし、適当なのが見つからない。いろんなスーパーで物色する!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年12月21日日曜日

魔の土曜日は終わった!

 冷凍庫の扉が開かなくなり、電気店に見てもらうと開くようになった。「請求書を……」と話したら要らないと言われる。それでは申し訳ないので日本画教室が終わって帰宅後、ドラッグストアで缶ビール6缶入りを2ケース購入。それをもって電気店へお礼に行った。

 ドラッグストアは店員がバーコード決済後、支払いは指定されたレジでセルフで済ませる。ところが店員はセルフレジを間違えて指示したため隣の人の代金を支払う羽目になった。その時点ではそのことは梅雨知らず、6缶入り缶ビール2ケースを5280円支払った。偉い高いビール、と思ったらレジ違いで実際は2800円くらいだった。それにしても係が気付いてくれたからよかったものの人の買い物代をセルフレジで支払うとはなんとお粗末。今回は係が間違いに気づいて謝ってくれた。これからセルフレジでは気をつけよう。

 さて日本画。新たに不退寺の紅葉を描いている。この絵も点描写する。しかし紅葉は新緑のもみじと違って淋しさがある。彩色する際、膠で溶いた後の絵の具の色は、乾くと思たよりも薄いらしい。濃い目に塗ってもいいようだ。

 昨日で今年の日本画教室は終わった。何か月か前までは近くのカフェに入って別れていた。が、今はそのカフェがなくなり、よいお年を、と言って別れる。

 あっという間に今年も暮れようとしている。日本画を習うのも半分は遊びに行っているようなものだ。これくらいでないとナニゴトも長続きしない。旅が長く続いているのも遊びだからかもしれない。その前に、遊びに行くのが面倒、という人もいる。そうならないように身体を動かすことを厭わないようにしよう。まずは遊ぶ気力が問われそうだ。その点は大丈夫だ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年12月20日土曜日

またも冷蔵庫が

 今朝は魔の土曜日が再来の日となった。2,3日前から黒豆を煮ていた。やっと柔らかくなったのでお正月用を残して冷凍保存しようとした。ところが冷凍庫の扉がどうやっても開かない。困り果てた挙句、いつもの電気店に来てもらう。今朝、店長は用があったらしく不在で、お店の人に来てもらう。しかし、どうやっても開かない。電源を外してドライヤーで溶かす作戦になった。1年前のリフォームで活躍したフリーザーバッグもいざとなればどこにしまったのか、わからない。小さいバッグに冷凍品を詰めた。

 ドライヤーで凍り付いたものを溶かし、電源を外した効果が出たのか冷凍庫のドアが動いた。良かった!以前にも冷蔵庫の使い方の誤りで氷山のように氷がついて開かなくなった。それなのに、またも冷凍庫に詰めすぎて同じ轍を踏んでしまった。

 冷蔵庫のない生活は考えられない。これからは肝に銘じて冷蔵庫や冷凍庫に入れるものを少なくしよう。

 気分を変えて旅の話題。昨日、3月と4月に出かける旅を決める。3月は浜田の日帰りツアーにネットで申し込んだ。4月は奈良に行くのでネットで宿を申し込む。最近、ワシントンホテルに泊まるようになった。昨日の宿もワシントンホテルで会員になると前回と前々回に出かけた宿の割引がつく。今回は夕飯の設定はないが朝食付きで予約した。

 まだ、先ほどの冷蔵庫トラブルの余韻は冷めないがとりあえず、すべてよくなった。これも自分自身の怪我でなく冷蔵庫に被害があった、とありがたく思うようにしよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年12月19日金曜日

薬局の閉鎖

 眼科に出かけた。いつものごとく眼圧を測り、医師に診てもらう。これまたいつものごとくなんら異常はない。ただ昨日は久しぶりに視力を測った。相変わらずの視力だ。眼薬の処方箋をもらうまで院内を見渡すとお正月の休診の案内が見当たらない。よく見るとお正月前に数日、休みの掲示がある。それは医師の入院にあるとか。

 処方箋をもって薬局に向かう。待っている間、これまたぐるっと見渡しても年末年始の案内がない。と、その時、大きな張り紙が目に付く。何と年内で薬局が閉鎖とある。目薬をもらうとき係に問うと薬局は閉鎖するが眼科は閉鎖しないとか。これを聞いてびっくりする。

 それほど遠くない時期に眼科はなくなると思っていた。それは眼科医の年齢にある。80をとっくに過ぎ……、と思われる眼科医だが、足の手術とかで昨年末、入院された。今年の年末も入院のようだ。

 複雑な気持ちで我が家に向かう。そして夜、心に決めた。義理を立てて閉院になろうとする眼科に通うよりも新たな眼科に変わろうと。昨年の今頃、長く通った歯科を今の歯科に変わった。新たな歯科に行ったとき、同じ歯科でもこうも違うか、と思えるほど設備も何もかもよかった。べつに新旧を比較しているのではなく、医療機関も進歩が激しく設備面でも変化している。

 変わろうとする眼科は歯科の横にあり、我が家からも近い。そのHPを見ると開院して古くないためか、元気さが伝わってくる。新たな眼科へ行こう、と決めれば心も軽くなる。義理堅く閉院になるまで待つこともない。何を思い煩っていた!?

 生まれてすぐに大病をした、と聞いて育った。特に眼科へは生まれてからこれまでずっと通い続けている。幸い、視神経はいいらしい。

 新たな年の初めから眼科を変わる。いずれにしても自分の眼を守るために、眼科を変わって元気でいなければ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!