『風神の門(上)』(司馬遼太郎 新潮社、平成二十八年六十五刷)を読んでいる。この中に「一団の首領は、山伏の装束をして老杉(ろうさん)の下にいた」(286p)とある。この老杉(ろうさん)を見てはっとする。2019年に台湾のツアーに一人参加した。出かけた場所は杉林渓、台湾最南端の鵝鑾鼻岬、そして台東などである。このうちの杉林(さんりん)渓谷を観光中、現地のガイドは「杉林(さんりん)渓」と何度も話す。しかし、その時は「杉」を「さん」と音読みするとは知らずにいた。読んでいる本で司馬が「老杉(ろうさん)」と書いているのを見て改めて旅行中のことを思いだす。そして「杉」を電子辞書で調べると「漢語林」に音読みが「さん」とあり、中国語読みでは”shan”の一声。
「杉」を音読みすることばは「老杉」以外にもあるのだろうか。また「杉」はブリタニカ国際百科事典によると日本特産とある。それにしては「杉」を「さん」と読む言葉が少ない!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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