2025年2月27日木曜日

今年の河津桜はこれからだった!

 山口県の上関城山歴史公園の河津桜を愛でるツアーに参加した。先日来の寒波で桜は咲いていない、とわかっていた。が、個人旅行ではないためキャンセルせずに参加する。案の定、河津桜は固い蕾をつけて咲きそうにない。添乗員によるとこのツアーは5回、催行予定とか。ところが今年の寒さで2度中止を余儀なくされて21日にも出かけたそうだ。そして昨日のツアーがあり、明日も同じ添乗員で出かけるという。桜は人間の手で咲かせようとしても自然の力には及ばない。この様子だと明日のツアーも桜はまだ早いにちがいない。

 河津桜の前に柳井市の白壁の町並みを散策する。昨年、暑い盛りに出かけた場所だ。昨日はガイドの案内があった。その中に「猪の目」(いのめ)がある。この言葉は初めて聞いて、すぐにメモする。これは火伏の魔除けとして神社などに設けてあるとか。ガイドによると猪は火災が起きるといち早く逃げるらしい。重要文化財の建物の玄関上に設けてあった。他にも白壁の町にある醤油工場を見学した。
ハート形をした猪の目
 白壁の町散策後、お昼を食べにバスで移動する。食事場所は柳井市内にあるベルゼ。モダンな建物で結婚式場などがある。ここで瀬戸内刺身御膳をいただく。昨日のツアー参加者は39名でうち1人参加者は8名。隣に座った人は見おぼえがある。話をすると根尾谷の桜を愛でるツアーに参加していた人だった。そこへは数年前に出かけている。眼が悪くてもなぜかその人のことは覚えていた。又、添乗員は何度かツアーでお世話になったらしく覚えてもらっていた。それにしても今回のツアーは4,5人のグループ参加者が多くいた。

 食事後、次に向かうは上関城山歴史公園。一昨日から寒波も去って暖かくなったが、桜もすぐに咲くのは無理とばかりに固く蕾を閉ざしている。添乗員曰く、ここで1時間以上の観光は拷問に等しいのでぐるっと回って…、ということで早めに去る。桜の木はたくさん植えられているし、水仙も咲けばお見事な光景が見られたはずなので残念。自然の力は人間がどうしようと思っても無理!?水仙もこれからのようだった。もしも水仙と河津桜が満開になれば上から見下ろした瀬戸内のブルーと相まって美しいハーモニーが見られたに違いない。残念!






 桜に見切りをつけて早めに公園を後にして、地元の野菜などを売っている場所に移動する。が、大半は売り切れていた。次に向かうはイチゴファーム。今年のイチゴは不作らしく大きくなくて小さい。いろんな果物狩りがある。が、大人が行くところではない気がした。旅の終わりは菓子乃季総本店。ここでは月で拾った卵などを製造販売している。お菓子の製造過程を見学後、買い物をする。月で拾った卵など購入。

 バスツアーに参加する機会が多い。が、今回は自然相手の旅でこれまで一番とも言えるほど不完全燃焼のままの旅となった。これも致し方ない。いくら科学が発達しても自然の力には負けてしまう。こういうこともある、と思いながら家に帰る。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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