2024年7月3日水曜日

「中治り現象」

 テレビの買い替えに近くの電気店に行くと店長がおられた。故障の修理はせずに買い替える旨を告げる。2時間後にテレビの状態を見に来られた。同じ大きさのテレビの買い替えとなったが設置は近いうちになるようだ。テレビはなくても生活に支障をきたすことはない。毎日テレビをつけるとは限らず、つけても2時間も見ることはない。それでも全くテレビのない生活もどうかと思って買い替えとなった。

 突然のテレビの故障で思った。故障前夜、テレビの電源を入れるも電源が入らない。おかしい、と思ってテレビに接続されているコードを触った。すると電源が入った。それから1時間余りテレビをつけた。ところが、翌朝、いつもは朝テレビをつけたことがないのに試しに電源を入れると2,3か所点滅するがすぐ消える。壊れた、と思った。

 人の死もなくなる数日前に「中治り現象」が見られる、と聞いたことがある。父の時も母の時もそれを感じた。テレビも壊れる前触れとして一瞬、テレビの電源が入り見られる状態になった。が、すぐに壊れた。この現象は人だけではなく何事にも当てはまる!?

 父の場合は意識のない状態なのに手を握ると強く握り返してくれた。母の場合は一切眼を開けなかった状態だったのに、病室に行くとぱっちりと目を開けて凝視してくれた。きっと、何かを言いたかったに違いない。今でもこの両親の「中治り現象」を思い出すと不思議なことに思える。テレビが壊れたことから余計なことを思ってしまった。

 電気店にテレビを見てもらった際、店長に家のリフォームの話をした。そのことをまたも姉と妹に電話で話すと妹から意外な言葉を聞いた。それは母をよく介護してくれたとの褒め言葉だった。姉からは以前に同じことを聞いていたけどこの期に及んで妹からも聞くとは驚き。姉妹3人とも歳を取って親のことを思うのかもしれない。

 今朝は早くから歯科通い。先ほど帰宅するも蒸し暑さは半端でなく朝からエアコンをつける。先日買い替えたばかりのエアコンは快適だ。他にも冷蔵庫、テレビと買い替えが続く。ナニゴトも壊れるときは重なりやすい。この辺でもう何も壊れないように、そして人も元気でありますようにと願わずにはいられない。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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