30分間、限定でお披露目された石山寺一切経 |
気を取り直して昨日の講演会。「日本と中国:文化と外交の歴史を考える」と題された講演を聞きに行く。市と大学の図書館の連携で開催される。数年前から市の図書館であっても大学や県の図書館の蔵書も借りられるようになった。これはいいこと。とはいっても市の図書館で大学の蔵書を借りたことはない。昨日の話を聞いてエッセイばかりでなく、もうちょっと他の本も読もうという気になる。
2人の先生方のお話を聞いて頭が研ぎ澄まされる気がする。学部でいえば教育学部と法学部の先生で、「書写一切経から版本一切経へ~」と「日中両国における戦後の外交関係と現代」がそれぞれの演題。一切経のキーワード、初めて知る。と言うか話に出てくる言葉は何もかも初めて聞くことばかり。
石山寺一切経は日本に200あり、うち5巻を広島大学が所有。大学の金庫に収められているこのうちの2巻を講演後、お披露目される。写真はいけないとのこと。それをお願いして遠くから写す。この中に書かれている「反切」。これも初めて聞く言葉。参加者の一人の質問からこの話になる。書かれた文字の3番目に「反」がある。今の中国語の四声とも違うらしい。これは後で調べよう。
講演中は静かに聞いていた人たちも、講演後のこのお披露目では話も盛り上がる。こういうことに関するお話をもっと聞きたいと思った。
日中関係に関するお話。今、日本と中国は厳しい関係にある。それを踏まえてわかりやすく丁寧に話してくださる。書くことが多すぎてアップできそうにない。日中関係は多くの先人の努力、協調と停滞の歴史、大局的な視点、でこれからも向き合う!?
忙しく過ぎたこの1週間、今週も忙しくなりそう。泣いても笑っても今年も残すところ、わずかとなった。ともあれ、今年も元気で楽しく過ごした。来年もこの勢いで…。
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