地元紙カルチャーセンターの広告欄に2面にわたって掲載がある。今から33 年前、これを見てフルートを習い始めた。音楽は自分の中では小さいころから得意だった。しかし、フルートは肺活量が求められる。習い始めの何回かは数人のグループレッスンだった。が、上達に個々の差ができ、個人レッスンとなった。音が出るようになるまでが大変だったことをおぼえている。高校時代、肺活量が人並以下だった。ところがフルートを習って数年後に、ひょんなことがきっかけで知り合った職場近くの某鉄道病院の看護師さんに肺活量を測ってもらうと人並みに2500CC あった。今はもしかしてもっとあるかもしれない。
フルートを習う10年くらい前から水泳を始めていた。と同時に自転車にも乗るようになった。この3つの有酸素運動が肺活量に影響があったかと思われる。そのこともあって内科へは30年くらい行っていない。肺活量が増えて子供の頃の虚弱体質が元気になった!?
さらに広告欄を見て思った。今、やっている日本画、水泳、旅は音楽とは違って自分の中では大の苦手意識があった。それが水泳と日本画はともに人に強引に誘われてやり始めた。それがまさかの長続きで水泳は40年以上続けている。日本画も習い始めは習いに行くのが嫌で仕方がなかった。皆さん、絵は楽しい、と話される意味が理解できなかった。そんな自分が気が付けば習い始めて13年目になっている。そしてやっとこの頃、自分の描きたい絵が見つかって楽しくなった。
そして旅。小学校や中学の修学旅行で乗り物酔いが激しく、旅行を中断して宿で寝ていたことがある。バスガイドさんを見るとこれを職業にする人がいると思って尊敬した。それくらい乗り物酔いが激しかった。それが今や何に乗っても酔わなくなった。
今、好んでやっているこの3点は元は大嫌いの部類だった。それがこの齢になってまさか楽しみの3点になるとはだれが想像した!?もしも好きな事だけをやって生きていたら今のこの3つの楽しみがなかったかもしれない。そうだ、旅も水泳も始めるきっかけを作ってくれた人は同じだ。本当に感謝しかない!
そう書けば自分の意志はないのか?と聞かれそうだ。が、勿論、人並みに出来なかったからこそ、人並み以上に出来るようになりたかった。水泳などは特にそうで人にはわからないくらい泳ぐ楽しみが大きい。
本もそうだ。高校くらいまではあまり本を読んでいなかった。が、高校2年の時、赴任してきた先生の言葉で本を読み始めた。その先生が英語の担当だったこともあり、英語は必死で勉強した。それがいつの間にか中国語にハマったが……。そして5年前から司馬作品に夢中になっている。先の3点と司馬作品の全読破が生きがいになっている。司馬遼太郎にハマるきっかけも旅先で知り合った人たちの助言にある。
自分の人生、すべて人からの影響を受けている、と今朝の地元紙広告を見て思った。これから先もまだ何が起こるかわからない。そう思うとこの先の人生が楽しくなる!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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