2020年1月20日月曜日

『健康診断は受けてはいけない』

 『健康診断は受けてはいけない』(近藤誠 文藝春秋、2017年第3刷)を読んだ。新聞の週刊誌記事見出しをみると医者との付き合い方が特集されている。なぜこのように記事として取り上げられるのか、不思議でならない。個人的には医療機関が大嫌い。こういった記事に目が行くから記事として売れるのだろう。

 以下は気になる箇所から抜粋したもの。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★結論から言うと、安全に長生きするためには、健康なときに検査を受けないこと、医者に近づかないことに尽きます。検査がアリ地獄に落ちるきっかけとなるからです。ここで”健康”というのは、元気で体調がよく、ご飯が美味しくて、日常の生活動作に不自由がないときです。194p

★かりに自治体から検診をすすめる電話がかかってきたような場合には、「検診をうけたら寿命がのびるという確実なのデータがありますか」「うけたらより健康になると保証してくれますか」などと問い返してみるといいいでしょう。二度目の電話はないはずです。195p

★長生きするためには、痩せていてはいけないのです。男性も女性も、死亡率が一番低いのは、”ちょいメタ”と言われる程度の人たちです。……長生きするためには、”貯肉”を心がけましょう。205p

★いきいきした生活というのは、よく頭を使い、からだを動かす生活です。料理や掃除などの手順を考えたり、本を読んだり、将棋、囲碁、麻雀などのゲームをするなど、ありきたりのことでいいからマメに頭を使っていると、脳の神経細胞が刺激され、ボケにくくなります。
 家事、庭仕事、散歩などでからだを動かすことも大事です。筋肉が衰えると転倒して寝たきりになりやすいので、ラジオ体操やプールでの運動なども試みるとよいでしょう。
 人との交流も、ボケ防止に役立ちます。206p

★健康長寿のためには、一にも二にも、自分のからだを信じることです。……宇宙の存在を実感できるのも、自分の肉体があればこそ。認識する主体であるあなたがいなければ、宇宙が存在しても意味がない。……そのからだが一生懸命働いているからこそ、日常生活は不自由なく、ご飯もおいしいというのに、検査を受けてみようかなどと考えるのは、自分の肉体に対する不信ないし裏切りではないでしょうか。ケンシンを受けて病人に転落するのも、自分のからだを信頼できなかった報いのように思われてなりません。206-207p

★わたしたちにとって大切なのは、自由に生きる、なにものにも煩わざれずに生きることではないでしょうか。そのためには、死ぬまで、やまいからも解放される必要があるはずです。もし人びとが、そのことに気づき、考えを変えれば、多くの病気から今すぐ解放され、医者たちの呪縛から逃れることができます。そしてやまいを心配するかわりに、今日一日を楽しみ、いき、生きていることと、自分を生み出してくれた宇宙に感謝し、明日への希望を心にともしましょう。212-213p

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