澤地久枝に始まり、堀文子、篠田紅桃とこの数年、女性3人の生き方に惹かれる。他にも素晴らしい人はたくさんいらっしゃる。しかし、この方たちは特に素晴らしい。三人の共通項は自立と自由な生き方。そして前の二人は旅が好き。篠田についてはこの点はよくわからない。
旅と言えば昨夜見たNHKBSプレミアム。井浦新のアジアハイウエイを行く。旅をする人も知らないが、番組も知らなかった。番組表で気に入り、初めてこの番組を見る。昨夜は旧ソ連領のウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタンのアジアハイウエイ。この番組のURLは以下の通り。
http://www.nhk.or.jp/arataahw/
ソ連が解体して25年になるという。ということは25年以上も前にウズベキスタンに行ったことになる。昨日の旅はウズベクのブハラから始まる。真夏の中央アジアのソ連領シルクロード。暑いのなんのと言ってこれまで生きてきて最高の暑さだった。当時のツアーは相部屋可能。一回り位若い女性と同室だった。その人は今でいう熱中症だろうか、旅の途中でダウン。ホテルにこもりきりだった。旅から帰るとコスタリカへの青年海外協力隊に出かける、と話していた。この旅にモスキーノの手提げを持参していた。その人の持つそのバッグが気に入って帰国後すぐにこのバッグを購入したこともあった。
お土産屋には土産物はなく、切っていない長い4斤くらいある食パンを持ち帰った青年もいた。まだまだ厳しい時代のソ連だった。ところが昨夜のテレビでは自由経済にあふれている。
驚くべきはカザフスタンの都市アスタナ。もうこの世とは思えないほどの人工の都市。ハイテクを駆使したビル群。モスクは、敷地11ヘクタール、建物17,500平方メートル、高さ51メートル、5,000人が収容できるという。イスラームでは最大の規模らしい。発展のすさまじさは目を見張るものがある。多分、今そこへ行くと頭がこんがらかってしまいそう。現実の世界かと思えるほどきらびやかだった。
その一方のキルギス。大きなバザールの税金は国家収入の一割を占めているとか。行ったことはないけれど、多分、旧ソ連時代とはとそれほど変化していないのでは…。ここは中国の影響がある。
いろんなことを思いめぐらしながらテレビに見入る。いい番組がないと言いながらもたまにこういった番組を見ると吸い込まれて視てしまう。自分の中で眠っていたマグマが噴出しそう。勇気と元気をもらった気がする。さて今日は?
あまりにも篠田紅桃が気に入ってしまい、昨日の日本画教室でも先生にそのお話をする。先生もそういう人が好みらしい。話の中で展覧会に行きそびれていると気づく。今朝は予定を変更して、今日まで開催される展覧会へGO~。忙しい一日になりそう。
堀文子、篠田桃紅からはパワーをいただきました。まだまだしなくてはいけないことはたくさんあり、テレビを観ていてつい正座してしまいました。元気に年を取りたいものですね。旅に出ることはとても大事なことだと気づかされました。ありがとうございました。
返信削除舛井先生
削除コメントありがとうございます。
先生の昨日のブログに「102歳とは思えない色気と気配りとご自身の意見をはっきりと話される意気の三気。恐ろしいくらいの元気をいただきました。」と書かれています。この三つの気、ブログを読んであらためて気づきました。素晴らしいです。
本当に元気に年を取りたいものです。旅もいいですね。ありがとうございました。