2011年4月15日金曜日

シャンソンを歌う

昨日生まれて初めてシャンソンを習った。

街中にあるその教室に出かけると新入生は1人であった。初めての教室だが何の気後れもなくスーッと入っていける。教室は大きな部屋である。そこにはすでに2年位前から習っている生徒4人と先生と思しき男性が1人いる。男性はしきりに電子ピアノを弾いていた。

しばらくすると生徒5人は椅子に座る。新人は一番端に座る。すぐに自己紹介をさせられた。

今春母は声が発せなくなり、食事も取れなくなって亡くなったこと。その際母が一番苦しんだ「口を動かす」ことをするために「シャンソン」を習う気になった旨話す。

2曲の譜面を手にして皆で「時は過ぎてゆく」と「パリの空の下」を習った。その前に発声練習となるのだが、何しろシャンソンは初めてのこと。先生は表情筋を動かして声を出すようにという。ピアノに合わせての発声練習となった。

1時間半のレッスンは終わった。教室を出たところで生徒の1人から「お茶を飲みに行こう」と誘われる。「いいですよ」というとこの教室の「お茶」は「ビール」だという。OKだというと他の人にその言葉を報告している。

どうみても年齢的には遜色ないように見える。主婦でないモノとしてはどう見てもちょっとだけ優雅げなその人たちを相手にするのは気が引ける。少々警戒しながらも言われるとおりついていく。

街中の地下街のイタリアン・レストランに入った。ともかく「ビール」の安いところを捜し歩いている風である。

まずビールと料理4品を注文。本当に久しぶりに飲むビールであった。

アサちゃんが亡くなってから、いろいろの人と食事に出かけることが多くなる。それでも大概は車の運転をする人と一緒のためアルコール類を口にすることはない。今回は久々のアルコールである。

グラスに注がれたビールを2杯飲むと結構酔いが回ってきた。

家に帰っても酔っているコトに気づく。お風呂にはいるのを後にしようとするが、さりとて何か口にする気も起こらない。するとTELがなった。話をしていると次第に酔いもさめてくる。それもそのはず、結構な時間話し続けていたのだから。

ともかくも1回目のシャンソンのレッスンは終わった。帰り際、グループの人たちは月1回のレッスンを2回にしようという。毎週この人たちと顔を合わせるのも…と思っていたので2回ならいいかとほっとする。

完全に主婦だけのグループに入った経験がない。

これまでエレクトーン、中国語、アジア塾、スイミング、社会人大学、フルートなどなどいろいろな習いものをしてきたけど今回はそれらとは趣を異にする。

これもまた人生。冷静な目でこの人たちと付き合っていこう!目的はシャンソンを習うことだから…。

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