2025年5月31日土曜日

歯科通い

 昨年末から通い続けている歯科クリニック。昨日はなんと2時間も歯科にお世話になった。この半年、歯石除去で通っている。それが先月でほぼ終わり、昨日、その結果により次の段階に進む。前回そう聞いて恐る恐る歯科へ出かけた。午前11時の予約でいろいろと検査などすると1時間が経過した。それから歯科医師によってあれこれとはじまる。医師曰く「この後、何か予定はありますか?」と。何もないと話すとその後1時間かけて歯の様子をみてもらう。何やかやされて週明け早々また診てくれるとのこと。

 歯科へ行く前に案じていたことは無に終わった。年を取ってだいぶ先を心配しなくなった、と思ったがいざ何かあると気にするところがある。気にすることが強ければ強いほどその結果は何事もなくあっけなく終わる。この年まで生きて来て経験済みなのに根本的なところでこの性格は何も変わっていない。改めてそう気づかされる。

 この歯科に変わって最初の日、半年か1年くらい通うようになる、と歯科医に言われた。まさにその言葉通り半年が経過してやっと光が見えてきた。いい医者を選ばないといけない、といろんな人から言われたがほんとうにそう実感する。

 今日もすがすがしい一日となりそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月30日金曜日

『俄ー浪華遊侠伝ー』(上)

  2018年12月、大連に出かけ、そのときの参加者の話で目覚めた司馬遼太郎の本。あれから早いもので丸6年半が過ぎ去ろうとしている。『坂の上の雲』を読み始めてから自分のライフワークとして司馬遼太郎の全作品を読もうと思った。そう決心して以来、ほぼ毎日のように司馬作品を読んでいる。それまではエッセイ本を読んでいた。が、司馬遼太郎の作品を読み始めるとエッセイ本を図書館で借りて読むも以前ほどの感動がない。小説とエッセイを比べるのは野暮かもしれない。が、それにしても……と思えてくる。

 司馬作品をすべて読み終えるまで自分の命が続きますようにと願って(?)、というかその思いが強いのでまだまだ元気でいなくてはいけない。いくら年齢を重ねても新たなことにハマるもの、との思いを巡らす。

 以下は『俄ー浪華遊侠伝ー』(上)(司馬遼太郎 講談社、2007年第1刷)から気になる箇所を記した。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★年の瀬や 水の流れと人の身は という江戸の俳人其角の句が、そのころ大阪で大いにもてはやされ、「俄(にわか)」などの芸人がよくサワリについた。左様、この俄。ニワカとよむ。二輪加(にわか)と書いたりする。路上などでやる即興喜劇のことだ。この小説にそういう奇妙な題名をつけたのは、この小説の主人公が晩年、小林佐左兵衛と名乗って日本一の侠客、といわれるようになったころ、自分の一生をふりかえって、「わが一生は、一場の俄のようなものだ」といった言葉からとっている。読者はこの男のやることなすことに、一場一席の「俄」を感じてもらえれば。筆者の主題は大いにつらぬき通せることになる。(9p-10p)

★庵寺とは尼の寺である。比丘尼(びくに)(尼)というものはふつう、比丘(男僧)とちがって寺領や檀家のある寺に住みにくい。たいていは庵を建てて信徒で食ってゆく。この家はそういう町尼が、建てたのであろう。(118p)

★万吉はいう。「知己の恩というものがある」むずかしい漢語をつかった。なにしろ遊侠の徒ながらへたな漢語もつくれるという能力はある。一柳藩も、万吉の市井の勢力にあわせてそういう教養を勘考したければこそ、こうして頼みにきたのであろう。「士はおのれを知る者のために死す、ということがごわります。この言葉一つでわたいは生きてきたし、この先も生きてゆく。お請けしたい」「ご承知くださるか」「四日、待ってくだはりまするか。四日目にお蔵屋敷に出むいて確(しか)としたご返事をつかまつります。お受けする以上、明石屋万吉の命は一柳様の御自由におなしくだはれ」そう返事して、その日の夕方の船で。天満八軒家の川港から、京へのぼった。新選組を訪ねるためである。(331p)

2025年5月29日木曜日

記憶媒体(?)は紙のノート1冊

 ノート一冊をメモ帳というか雑記帳として記している。それにはパソコンやタブレット、そしてスマホなどのIDやパスワードなどがある。また余計なことも記す。それは固定電話にかかる迷惑電話番号などがある。迷惑に登録できる件数は無限ではない。しかし、かかってくる電話は増えるばかりだ。そのためノートに迷惑電話対策にした番号を記し、登録がいっぱいになれば古い番号を削除している。このほかにも歌詞をおぼえるために記したりと我がアナログ的記憶媒体(?)としてこのノートをつかっている。

 ところが紙のノートであるため、いつか、ちゃんと大事な事だけをまとめたいと思っていた。昨日、新たなノートにこれまでのノートから大事な箇所だけを記す。そしてついでというわけではないがいつ何が起こっても慌てないように記しておきたいことも書いた。それは特に自分がいなくなった後の引き落としやスマホなどの解約などである。ちょっとしたことだが気になっていたことを書き終えて気分がすっきりする。

 それが終わって近いうち出かける予定の奈良の旅を改めて確認する。初日に般若寺を観光してそこから歩いて10分先の五劫院(ごこういん)へ行こうと思った。が、ガイド本を見ると予約がいるとか。般若寺は宿から近いのでもう1カ所、と思って本を見ていると元興寺にハルシャギク、桔梗など初夏の花が咲いている、とある。ハルシャギクは初めて聞く花だ。ましてや桔梗は好きな花なのでこのお寺へ行こうとなった。2年前、人と連れ立って出かけた際、ならまちを歩いたが元興寺へは入らなかったのでちょうどいい。

 話は変わって明日から1週間、地元の図書館が整理月間に入り休館となる。歩いて3,4分先にある図書館は便利なので何かと利用している。それが1週間、休みになるだけでなんだか淋しい。今日はこれから本を借りに行く!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月28日水曜日

蹴伸び

 ここ2,3日、清々しい日が続く。昨日午後は予定通りプールで泳ぐ。今年3月,プールのリニューアルが終わって気持ち良くなった。が、1点、不満がある。それは新たに塗られたプール内のペンキのため、中に入るとやたらと滑りやすくなった。最初のころ、「滑る!」と係に聞こえるように言った。その次に行くと中に入るスロープに何やら滑り止めが敷かれている。

 昨日、浅い方で泳いでいると親子連れが泳ぎだす。コースを変わって泳ぎだすと蹴伸びで泳げない。その時、係が目の前に来た。壁に滑って蹴伸びができない旨、話すと「ペンキを塗って……」、と滑りやすくなったという。そして「壁に近づいて蹴伸びすれば」、と言われる。そう聞いても壁に近づくが滑りそうでうまくできない。リニューアル前までは蹴伸びでスタートすれば6,7m先まで一気に進めた。が、蹴伸びができないとリカバリーが増えるばかりだ。ぶつぶつ言っても仕方がないのですべるのを覚悟で蹴伸びする。このあたりが元来の運動神経の鈍さを物語る。

 しかし、背泳ぎだと体が上に向いているためか蹴伸びができる。クロールでの蹴伸びも考えよう。ということで昨日も500mをほぼ背泳ぎで泳いだ。  

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう

2025年5月27日火曜日

ネットでの旅行予約から

 先日、「鈴懸の径」のメロディーをネットで調べて五線譜に手書きした。フルートで吹くと初見で吹ける。しかし、この楽譜にはイントロ(前奏)がない。YOU TUBEで聞くとイントロの音が拾えそうだ。ネットで他の楽譜を探すと著作権の関係なのか全体の表示がなく一部を隠している。曲を聞いて、また、全体表示のない画面をみながら音を拾うと前奏の楽譜が書けた。これをフルートで吹くと少しは曲らしくなる。

 とはいってもあまりにも簡単すぎてChopinのノクターンほどの吹き甲斐がない。ということでショパンの曲の合間に鈴懸の径などを吹こう。

 一昨日夜、日帰りツアーから帰宅後にツアー中に配られたパンフを眺める。一か所、泊りのツアーだが参加する気になる。ネットで予約するもクレジット決済でミスり、途中からやり直しとなった。これだけのことでケチがついたとの思いから参加はやめよう、となる。しかし予約確保のメールが入る。これをキャンセルしたいがその画面からできない。何でもすぐにやらないと気が済まない性格だ。が、この日は日曜日とあって旅行社は休みだ。予約確保のメールを見るとその翌日からキャンセル料が発生する。いろいろ考えて旅行予約のキャンセルをメールで送信する。昨日、そのメールが届いたらしく予約キャンセルはOKだった。

 自分の気持ちに正直に行動しようと思えば大変なこともある。が、ひらめくことに忠実であれば人生の後悔はない!?その思いがある。

 すがすがしい一日になりそうだ。午後から泳ぎに行こう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月26日月曜日

福山のバラ鑑賞と平櫛田中美術館の日帰りバスツアー

 「世界のバラ会議開催地 福山でバラを鑑賞&鏡獅子20年ぶりの里帰り平櫛田中美術館特別展」と銘打った日帰りバスツアーに参加した。ツアーへの参加は出かける何日か前と遅かったため、バスの席は後部席を覚悟した。出かけた日が日曜日のためか集合場所である広島駅新幹線口のペデストリアンデッキは沢山のツアーや人でごった返している。添乗員を見つけると席は前から6番目という。満席を予想して出かけたが参加人員は半数にも満たない20名だった。旅の参加人員が少ないのもいい旅らしくバスも後部座席ではなかった。

 バラ会議の会場は緑町公園、花園公園、ばら公園の3か所があり、ここをガイドの説明を聞きながら2時間かけて歩く。出かける前は1か所を想像していた。が、3か所とはいってもそれらは隣接しており1か所のようなものだ。

 美しいバラであってもただそれだけを見て歩くのは物足りない。隣の場所では樹木の中にバラが植えてある。これだと自然に生えているバラに思えて見るものを飽きさせない。3か所目はイングリッシュガーデンを思わせてくれる。

 広島⇔福山までの高速バスは上りの福山SAと下りの福山SA のそれぞれをバラ園にしている。世界バラ会議の会場は公の施設が管理しているがSAはすべて公とは言えないらしい。それでも福山をバラで盛り上げようとの意識は強かった。

 出かける前日まで、世界バラ会議が開催された。その余韻なのか一夜明けた昨日のバラ公園のいたるところでバラの美しさを大事にする気持ちが感じられる。




咲き誇った薔薇のまわりの蕾がかわいい


 ガイドは沢山あるバラの品種を話したが聞く側としてはそれらのバラの名を覚えきれない。大半のバラの名は和名ではなくカタカナ表記に思われる。
 バラ公園のバラを楽しんだ後、バスはお昼の食事会場へ移動する。食事後は広島県と岡山県の境に位置する井原市にある井原市立平櫛田中美術館で東京から里帰り中の「鏡獅子」を見学する。この美術館へはいまから30年くらい前に個人で出かけて鏡獅子を見ている。が、纏っている衣装までが彫ってあると知って驚く。以前訪れたとはいっても出かけたことは覚えているがその他のことは忘れている。美術館3階から見下ろすとすぐ目の前に庭園がある。フリータイムにこの庭園を歩く。広島の縮景園よりも小ぶりだよく整備されたいい庭園だった。

 自然な場所に身を置くのが好きなので館内をめぐるよりも庭園巡りで生き返る!?というか一人旅の癖がつくと「何でも見てやろう」ではないが変にどん欲になる。もらったパンフによるとこの庭園は「田中苑」と名がある。道理で「鏡獅子」の像もあの彫刻とは別に園内にもあった。パンフによると平櫛田中は子供のころ養子に出されて平櫛となり、田中(でんちゅう)は元の姓が田中(たなか)から筆名になったようだ。
 
井原市立平櫛田中美術館
田中苑の鏡獅子の像
 昨日は曇り空で幾分涼しかった。が、外に出かけるにはこれくらいがちょうどいい。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月24日土曜日

鈴懸の径

 数か月前から「山の煙」と「あざみの歌」の歌詞をおぼえて3番まで歌えるようになった。この頃ひらめくメロディーは「鈴懸の径」。先の2曲もこの曲もメロディは浮かぶが歌詞があいまいだった。鈴懸の径は1番しか歌詞がないのですぐに覚える。この頃のはやり歌はテレビの歌番組を見なくなって、また、たとえテレビを見ても覚える気がなくなった。それよりも自分が生まれる前か、その前後ころのゆったりしたメロディに惹かれる。昨日はこれが昂じて「鈴懸の径」の楽譜をネットで探した。

 戦前戦後の昭和歌謡はクラシックの作曲家とは違って著作切れではない。以前、ショパンの曲をネットで探すと著作切れの無料楽譜があった。昨日、著作切れではないが無料で掲載の楽譜を見つける。しかしこれは印刷不可能なので五線譜に手書きした。久々にフルートで使っていた音楽ノートを取り出して手書きする。ただ、この手書きはメロディだけなので前奏も転調もなく少し味気ない気がする。が、この曲のメロディだけを吹くにはこれで間に合う!?

 五線譜に書き写した後、フルートで吹いてみる。なかなか哀愁というか味わいのあるいい曲だ。しばらくはこの曲を暗譜で吹けるように練習しよう。とはいってもクラシックの曲と違って初見で吹けるので暗譜も簡単だ。それよりもどれくらい気持ちよく吹けるかが大事かもしれない。

 どんな曲もそうだが「鈴懸の径 フルート演奏」で検索すると動画のアップがあった。これを聞くとやはりフルートの音色は落ち着く。さすがにフルート曲をYOU TUBEにアップしている神田勇哉の動画は見当たらない。が、この人はクラシックの教則本の曲をアップしているので昭和歌謡のアップはしないだろう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月23日金曜日

遊ぶ予定?

 ここ数日、雨の日や蒸し暑い日が続いた。が、今朝はこれぞ初夏、を思わせる清々しい一日がはじまる。近いうち日帰りバスツアーの参加と奈良への一人旅を予定している。日帰りツアーは連れて行ってもらう、があてはまるので何ら用意はしない。ところが一人旅はあらかじめ準備などに気を遣う。ましてや次に出かける奈良の宿は予約直後に宿泊日を変更した。先ほど気になって電話で宿泊日を確認する。大丈夫だった。

 旅に出かける日は今朝のようなお天気が最高。出かける何日か前からしきりに天気予報を見てしまう。日帰りツアーはお天気もよさそうだが、奈良の旅は時々雨が降るようだ。行く前からあれこれ思っても仕方がない。が、外に出る日は雨でない方がいい。これも自然現象でどうすることはもできない。

 来月初めの奈良行きまでは旅の予定を入れているがその先は未定のままだ。梅雨時季やそれが終わると猛暑日が予想される。それが旅の予定を難しくする。とまあ、いろいろと先を思ってもどうにもならない。その時が来れば何とかなる!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月22日木曜日

橋本光博の個展を見る

 某信用金庫八丁堀店ギャラリーで開催中の橋本光博の日本画展を見に行く。4月に同場所で開催された日本画展を見た際、この人の個展があるとポスターで知る。どんな絵を描くのか、と思ってネットで調べると自分好みの絵だった。昨日、会場に着くと知床などの風景画が目に入る。あちこちを旅行して絵を描かれている。どの絵を見ても旅情を誘われる。数年前に出かけた知床も絵を見て思いだす。

 会場を後にすると紙屋町のエディオンまで歩く。蒸し暑い一日だった。が、スマホのガラスフィルムにひびが入り、それを買いに行く。暑さのため紙屋町の地下街シャレオをぬける。エディオンに着いた。何か月か前にもガラスフィルムを買っている。なぜか壊れてしまうフィルムだが売り場をおぼえていたはずなのに間違えていた。2階ではなく3階だ。目指す商品はすぐに見つかった。しかし、上の方にかけてあり手が届かない。係はいないし、と思っていると人が通りかかった。見ず知らずの人なのにそれを取ってもらう。今回はdポイントで支払った。

 スマホに機種変更後、dポイントがすぐにたまる。それはJRのチケットや宿の代金など大丈夫そうな場所でdカード決済するためだ。エディオンを出るとバスセンターからバスに乗って広島駅まで帰る。駅前の福屋に入り、軽くお昼を済ませる。そしていよいよ新駅ビルのミナモアへ。今回で2度目だが前回は西館2階を歩いただけだ。今回は東館の方に行く。エスカレータで上るが、階ごと降りてみる。何の目的もなく歩いていると上下の部屋着が目に付き購入する。

 全部を見たわけではないがデパートの価格帯と比べて手が届く範囲に思えた。スポーツシューズなど家の近くに売ってないものもわざわざ八丁堀まで行かなくても広島駅で間に合う。これが嬉しい。

 昨日はエスカレータで上がったので屋上までたどり着けなかった。次回は屋上へ行く!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月21日水曜日

さつまいもあれこれ

 動画で見たふかし芋に刺激されてさつまいもを買うようになった。近くのスーパーで売っているさつまいもは鳴門金時、紅はるかとシルクスイーツなどがある。これらは産地が違うだけでさつまいもとしてはそれほど差がないと思った。いつも買うのはシルクスーツ。先日、鳴門金時を買ってふかし芋にするとシルクスーツとは食感が異なる。ネットで調べるとさつまいもはホクホク系、しっとり系、そしてねっとり系があった。

 初めに食べたシルクスイーツはしっとり系らしく、ふかし芋にすると甘くて確かにしっとりしている。次に食べた鳴門金時は蒸かすとホクホク感がある。紅はるかもしっとり系のようだ。

 近所のスーパーは九州に本部がある。そのためか野菜や果物などは九州産が多い。生協で売られていないこともあるさつまいもだがスーパでは売っている。さつまいもの4割は鹿児島産とか。鹿児島は薩摩の国、当然かもしれない。

 2,3日前から蒸し暑くなった。布団類も夏用に変えたが今朝の蒸し暑さは異常だ。扇風機は使いだしたがエアコンはまだ使っていない。この様子だと今年の梅雨入りは早い!?

 これから街中に出て某金庫の日本画を見る予定。そのついでに新たになった駅ビルのミナモアによって見る!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月20日火曜日

プールへGO!

 プールの受付で鍵を受け取ろうとするといつものロッカーは使用中で他のロッカーにした。こういうことはめずらしいので泳ぐ人が多い?と思った。更衣室に入ると誰もいない。が、途中から2人が更衣室に入ってきて水着の試着をし始めた。プールに入るとドアの外に水着を売る業者と監視員が何人かいる。以前、ここで水着を買った。その業者が斡旋しているのかもしれない。

 昨日も500m泳いだ。そのうち1往復(50m)だけクロールで泳ぎ、その他は背泳ぎだ。背泳ぎとクロールではリカバリーの回数が大いに異なる。クロールだと背泳ぎの半分のリカバリーで済む。しかし、リカバリーの回数がクロールの方が少なくても体が上向きと水に浸かったままとでは疲れ具合に格段の差がある。背泳ぎは天井を見つめながら何も考えず水に浮いていればいい。しかしクロールは体全てが水に浸かって優雅な気持ちとは程遠い。とはいっても最近はクロールで泳ぐ癖をつけているのでだいぶ楽に泳げるようになった。

 浅い方から泳ぐ人が少なくなったプールに移動して泳いでいると見知らぬおっさんに声をかけられる。「だれ?」と思って訝る。人間違いなのかどうか知らないが変なおっさんだった。こういう時は無視するに限る。

 話は変わって来月初めに出かける奈良までの行程を考えている。いつも鶴橋で迷うのでそこを通らずに行く便を思いつく。奈良に行き始めたころは鶴橋を通らず新大阪からおおさか東線で奈良まで行った。新大阪から奈良までの路線をパンフ「祈りの回廊」でみると新大阪から久宝寺でおおさか東線に乗り換えて奈良まで行く便がある。この方法が乗り換えも少なく迷わずに奈良まで行かれる。そして久宝寺までが大阪市内になる。おとなびの切符は大阪市内まで有効だ。久宝寺から奈良までは510円なので広島から奈良まで行くとしてもほぼ新大阪までの運賃に思える。

 梅雨入りも近いのか蒸し暑くなる。いくら近い国内の旅であっても雨の日は避けたい。かといって梅雨があければ暑くなる。これも昨年のあの暑さには参ったのでなるべく暑い日は避けたい。そう思うと遊びに行かれる日も限られてくる。せいぜい気候がいいうちに遊びに行こう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月19日月曜日

佐賀平野の麦畑

 母の月命日の昨日、お墓に参る。昨日は最高気温27度。その上に湿度も高く蒸し暑かった。今朝は昨日と違って初夏らしい清々しい朝だ。砂利を敷いた墓地内に草が生えている。これを抜きにお墓参りをするかのような気持ちになる。持参した濡れたタオルで墓石を拭いていると何段かになっている墓石と墓石の隙間から1本草が出ている。これに驚く。コンクリートから草が出ているのはよく見かける。しかし、墓石と墓石のそれも上の方の墓石との間から根性草が生えている。これまでこういったことはなかった。墓地のどこにでも土はあるのに寄りによって墓石との間にまで草が生えるとは?草も生きねばならぬ!?

 先日の佐賀の旅で一面に広がる麦畑に感動した。先ほど「佐賀平野に植えてある麦の種類?」で検索すると小麦と大麦が植えられており、そのなかでも二条大麦の生産量は全国1位を誇りビールや焼酎の原料として利用されている、とある。また大麦には二条大麦と六条大麦があり二条大麦がビールや焼酎の原料となるようだ。さらに小麦は普通小麦とパン・中華めん用小麦があり、パンやうどんなどに利用されている。

車窓から見えるのは一面麦畑

 佐賀平野は二毛作の代表的な地域で麦の収穫後には稲作へと移行するそうだ。そして大麦は5月下旬から6月上旬に収穫され、小麦は6月下旬から7月上旬に収穫される。

 5月中旬に佐賀に出かけたので麦の穂も黄色かった。この黄色に色づく季節を指して麦秋というとか。

 佐賀に住んでいる人はこの麦畑を見て感動しないかもしれない。が、生まれて初めて九州新幹線の新鳥栖までの車窓からこの光景を見たときは本当に感動した。また、新鳥栖駅から吉野ケ里遺跡歴史公園駅や佐賀駅までの車窓からも一面に麦畑が広がる。さらには吉野ケ里公園に行くまでの道中も麦畑が一面に広がる。麦畑を見るだけでも佐賀に行く価値がありそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月18日日曜日

5月のギャラリー

 日本画教室に出かける。先生の机を見ると絵はがきがある。これを皆に配るようにとのことでそれを見ると橋本光博の個展の案内状だった。4月に某金庫のギャラリーで見たポスターは5月に開催の橋本光博の個展案内だった。ポスターを見て見に行きたいと思った。が、いつから始まるのかを忘れていた。昨日、その展覧会の案内ハガキを見て「よかった!この人の絵を見たかった!」と先生に話す。何とその人は習っている先生と絵の仲間だった。

 絵でも音楽でもそのすべてのジャンルを理解することはできない。そのうちのある部分に惹かれて絵を見たり音楽を聴いたりする。習っている日本画であれば、今は風景画が好みだ。橋本光博の絵は風景画が多い。

 この頃は八丁堀などの街中へは月に1度くらいしか出てない。来週の半ばに街中に出てこの人の絵を見よう!その時、新たな駅ビルのミナモアにも立ち寄る!?

 昨日から先週、転写したF6のパネルに彩色している。この絵も点描写する。先日先生にそれ用の筆を買ってきてあげると言われていた。その話をするといつの間に絵筆入れに入れてくださったのかそれから取り出して「これ!」と示される。次週から先生にもらったこの筆で点描写しよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月17日土曜日

佐賀の旅その3

 佐賀の旅その2から続く。

 2日目 2025年5月14日(水)佐嘉神社⇒佐賀県立博物館&佐賀県立美術館

 9時過ぎ、グランデ葉隠を出て佐賀駅バスセンターまで歩く。ここで一日乗り放題切符(350円)を購入。佐賀市内バスは1区間が160円。ちなみに広島では240円。ここから博物館行きのバスに乗ろうとするもいい便がないので佐嘉神社行きに乗る。出かける前に佐賀のWEB上の観光コース(徒歩篇)を見ていた。移動する箇所はおおよそ徒歩10分や5分とある。慣れた場所での5分は近いが初めての場所では思うようにならない。博物館行きもそう感じた。結果、佐嘉神社参拝後にバス停で知り合った親娘が博物館まで10分くらいはあるはずなのに連れて行ってくれた。親切な親娘だ。親切といえば広島から新鳥栖駅まで新幹線が隣席だった人も優しかった。いつどこに出かけても旅の道連れができる。そして今回は先日、投稿したように佐賀県立美術館で某会の人とバッタリ出くわす。この人とほぼ一日旅を共にした。
佐嘉神社
 県立美術館では18日まで「写実絵画の精鋭」展が開催されている。ばったり出会った人は出会ったこの日だけスケジュールが空いていたそうだ。それにしても不思議なご縁を感じる。そういえばこの人とは先週の日本画教室に行く途中でもバッタリ出会っている。
 
 始めの予定ではこの日、博物館見学後は大隈重信記念館と佐賀市立歴史民俗館を予定していた。そして美術館は雨が降れば屋内で絵を見ようとの考えだった。それが何の拍子か博物館を見学後、美術館で絵を見ようと思いつく。これが偶然人と出くわすことになろうとは本当に驚き。

 写実画は森本草介、野田弘志、小尾修、島村信之の4人の絵が大半だった。特に風景を描いた森本草介や広島とも縁のある野田弘志の絵は繊細なタッチで見るものを感動させる。

 偶然出会った人と館内のレストランでお昼を食べる。時間はあっという間に過ぎてゆく。新鳥栖駅発⇒広島行きの新幹線チケットは1便違いで新鳥栖駅ホームで別れる。次はあと半月後に某会の総会で会う予定で佐賀の旅が話題になる!?

 楽しい旅は終わった。次の旅は来月初めに奈良へ行く。元気なうちはどんどん遊びに行こう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月16日金曜日

佐賀の旅その2

  2025年5月13日(火)と14日(水)の2日間、佐賀に出かけた。広島駅を9時半発のさくら545号に乗車し新鳥栖駅に10時50分に到着。ここから在来線のJR長崎本線10時57分発に乗り換えて11時8分、吉野ケ里歴史公園駅で下車する。

 1日目 2025年5月13日(火)吉野ケ里遺跡歴史公園

 吉野ケ里歴史公園駅はしゃれた駅で車両もしゃれていた。広島では見られない円形の手すりがついていた。

しゃれた吉野ケ里歴史公園駅

初めて見た円形の手すり
 吉野ケ里歴史公園駅から徒歩で15分くらい行くと吉野ケ里遺跡歴史公園に着く。道中、辺りを見渡すと一面麦畑が広がる。麦の種類によって麦畑の色も違うとか。また公園までの道に見える家はどの家も立派だ。これらの大きな家は吉野ケ里御殿というそうだ。遺跡発掘で元の住民は土地を離れる。その際の莫大な収入が御殿を生んだのかもしれない。これは公園内の係から聞いて知った。

吉野ケ里歴史公園駅から吉野ヶ里公園に続く道

途中、辺り一面麦畑が広がる

 吉野ケ里遺跡公園東口ゲートに着いた。が、道中、観光客らしき人は2,3人くらいしか出会わなかった。まずはリュックをロッカーに入れて歩き出す。入場券はシニア200円でその確認はない。決して若くは見えない顔を見て判断された!?広い公園に入るとどこをどう歩けばよいかさっぱりわからない。東京ドーム25個分の広さがあるらしく園内のマップを手にして歩を進める。園内は無料バスが通っている。係からそのバスで3番地点まで行き、そこから観光しながら歩いて下るとよいと教えてもらう。

 3番地点で下車するも北墳丘墓はさてどこ?と迷う。ふと見ると標識板がある。これを頼りに歩くと建物が見えた。この中に北墳丘墓がある。中に入ると西安で見た兵馬俑に似た作りになっている。といっても兵馬俑はこの何倍も大きい。北墳丘墓の展示物はすべて実物と館内の映像で知った。

 北墳丘墓には約2100年前の歴代の王などが埋葬された特別な墓のようだ。墳丘の中からは14基の甕棺が出土し青銅の剣などが副葬されていた。
北墳丘墓入り口
 
北墳丘墓 展示物はすべて実物
 北墳丘墓から中のムラをぬけて北内郭に向かう。向かうといってもとにかく広すぎる。北内郭に着くと昔の服装と麦わら帽子をかぶった係がおられた。その人曰く「北内郭」と「南内郭」は是非とも行くように、と。そして北内郭の3階に上がると祭事の様子が人形で模してあった。
中のムラ

緑豊かな公園内を地図を片手に歩いて移動する

北内郭 吉野ケ里遺跡の中でもっとも神聖な場所
祭事の様子を模している

ヒメアザミ
 広い緑豊かな園内を歩くといろんな花が咲いていた。スマホで植物名を調べるとヒメアザミやヒメスイバなども咲いている。遺跡もいいがこういった広々としたところが好きだ。係の人曰く、秋もまたいいですよ、と。
南内郭
 以前、遺跡発掘が承認されたのち、今の上皇后夫妻は南内郭を訪れた。当時は南内郭だけが整備されていたそうだ。今、南内郭の一部は工事真っ最中。
南内郭の広場 一番奥の建物は工事真っ最中

南内郭の物見櫓と王たちの家 
物見櫓に上がると吉野ケ里が見渡せた
 南内郭を観光後、展示室に入る。ここで一休も兼ねる。さらに進んで歴史公園センターの出口をぬけてレストランに入る。この日のお昼は係の許可をとって持参したツナサンドを北内郭のベンチに座って食べた。が、午後3時過ぎともなるとお腹もすいてくる。レストランのカフェで「吉野ケ里はちみつで食べるパンケーキ(コーヒー付き)」をいただいて一休みする。これは950円。カフェからは公園に入る一帯が目に入る。
吉野ケ里遺跡公園東口出口のゲート 
白い屋根の下はレストランやお土産店などがある

車窓から見えるのは一面麦畑
 この日の気温は27度と暑かった。吉野ケ里歴公園駅まで戻りJR長崎本線に乗って佐賀駅まで乗車。今夜の宿はグランデ葉隠。佐賀駅に着くと翌日の観光案内のパンフをもらいに観光案内所に入る。親切な人で広島のエディオンスタジアムまでサッカーを見に行ったという。

 宿のグランデ葉隠の由来は佐嘉の鍋島藩と関係があるようだ。今回のホテルも感じがよかった。夕飯はホテルでいただく。いつものごとく生ビールで一人乾杯!今回もコース料理でどれも美味しくいただく。この日の万歩計は11769歩。

 この続きはまた後日!
道中の道案内
 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月15日木曜日

佐賀の旅その1

  2025年5月13日(火)と14日(水)の2日間、佐賀に行ってきた。3年くらい前から暇つぶしもかねて一人旅をしている。佐賀へ行こうと思ったのは1か月弱くらい前に宿の本を見て佐賀へ行こうとなった。すぐに宿を予約し、また新幹線も予約した。ところが佐賀の地理が理解できていなくて慌ててガイド本を図書館で借りる。佐賀へはコロナ禍のころ、九年庵あたりに1泊2日のツアーで出かけている。そんな佐賀に特別な思い入れもなく、どちらかといえば申し訳ないが行きたいとは思っていなかった。

 しかし、今回、初日に吉野ケ里遺跡歴史公園、翌日に佐賀市内を観光して思っていた以上に大きな感動があった。その中でも吉野ケ里公園駅を降りて吉野ケ里遺跡歴史公園までを15分かけて歩く。その辺り一帯は麦畑が広がる。車窓からも目に入るのは麦畑。広島辺りでは麦畑どころか水田を目にすることもない。公園入口に行く道中、その時は麦畑とはつゆ知らず、スマホで植物名を確認して大麦と知った。

 一人で旅をする際、行きたい場所と行きたくない場所がわかれる。行きたい場所は自然豊かなところで人工的に作られたレジャー施設に行こうとは思わない。その点でも東京ドーム25個分ほどの広さがある吉野ケ里遺跡歴史公園は願ってもない観光場所だ。

 昨日は人生2回目の大きな偶然に出くわす。佐賀県立美術館で開催中の「写実絵画の精鋭」展を見ているとなんと目の前に知った人が……。目がよくないのでしばしその人をじっと見ているとその人が横を向いた。あっ、と思ったらその人も驚かれる。なんとこの絵画を見るために日帰りで広島から一人で佐賀まで来られたそうだ。それにしても偶然とは!?

 数年くらい前、兵庫の県立美術館で開催された「堀文子」展に新幹線に乗って日帰りで見に行った。その時、美学の講座で学んでいた人とバッタリ出くわす。その時も驚いたが昨日は某文化交流学会の人とばったり出会って本当にびっくりした。

 佐賀の旅2日目の昨日は佐賀市内の観光を予定した。宿を出て佐賀バスセンターに行き、一日乗車券を350円で購入。その後、最初に目指したのが佐賀県立博物館と美術館だ。この両施設は同じ建物内にある。ところがバスは佐嘉神社バス停で下車した。目の前に神社があるのでまずは参拝。その時、博物館行きのバスを待っているとバス停にいた親子連れが「歩いてすぐにある」、と教えてくれた。一人歩き出すと先の親子連れがやってきた。何と親切に博物館まで連れて行ってくれるという。親子連れは78歳と45歳の親娘だった。「なぜバス停?」にと問うた。駅までのバスを待っていたらしくバスが来ないという。それで博物館まで連れて行ってくれた。娘はアメリカ在住で一時帰国中とか。博物館まで歩きながら話をしていると右手に添え木をしている。骨を削る手術をしたという。

 以前はダンサーでアメリカでは総合格闘技をしていたとか。その人の夫はベトナム系のアメリカ人で佐賀で英会話講師として教えていた時に知り合い、アメリカにわたって10年くらいになるという。生まれたころから何かがあれば何時も佐嘉神社にお参りしたそうだ。昨日はそのお参り後だった。

 前日の吉野ケ里遺跡公園内で公園駅で下車したのは4人。そのうちの夫妻連れと観光案内所で公園までの道を聞いた。遺跡を観光中、地下になった休憩所で暑さ除けの為、休憩しているとその夫妻から「駅でお会いした……」と声をかけられる。夫妻は千葉から来ていた。公園内には遺跡のある北内郭や南内郭など要所要所にガイドがおられる。そのガイドの人たちともいろいろとお話しをした。

 どういっても吉野ケ里遺跡歴史公園は国営だけあって、観光客にお金を使わせずに遊べるようになっている!?これは2日間の旅を通してどこでもそう感じた。入場料はシニアは200円。ロッカー使用料は無料。園内のバスは無料で乗り放題。レストランもお土産店もある。佐賀市内のバスは一日乗り放題で350円。1区間だと160円とこれまた安い。広島は隣のバス停でも240円。この価格差には驚く。他にも博物館や記念館などは大半が無料。美術館の特別展は1600円だったが。

 ばったり出会った人とお昼を食べた。佐賀牛を食べようと思ったら生憎第2水曜日が休みで美術館内のレストランでいただく。料理の名は覚えていない。が、食べたことがない料理で美味しかった。

 昨日は新幹線のチケットが1便違いだったのでその人を見送って次の「さくら」に乗った。広島⇔新鳥栖間は九州新幹線が通っているので短時間で行ける。そして、国の施設があるためか吉野ケ里公園駅も素晴らしかった。また公園までの道中も園内もよく整備されていた。秋の吉野ケ里もいいらしい。

 吉野ケ里は何にもない、といわれて出かけた。が、何もないのが一番いい!広々とした園内を歩いていると気持ちまで大きくなり生き生きしてくる。そしてやっぱり旅はいい!この続きはまた後日!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

吉野ケ里遺跡歴史公園駅から15分歩いて
吉野ケ里遺跡公園へ

2025年5月12日月曜日

『老いた今だから』

 この1,2日間、司馬作品から離れて『老いた今だから』(丹羽宇一郎 講談社、二〇二四年第1刷)を読む。図書館で借りた本だが、予約者が多くてかなりの順番待ちだった。丹羽宇一郎という名は知っていたがどんな人なのかは知らなかった。伊藤忠の偉い人だったようだが、この本で知る限り至って普通の人に思えた。偉ぶらず謙虚な人かもしれない。

 読み終えて改めて目次欄の(いくつになってもワクワクするために)を見ると「日記は明日をよりよく生きるための記録」「いくつになっても勉強は面白い」「好奇心や知識欲に蓋をしてはいけない」「自宅での勉強を長続きさせるコツ」「『学び』の機会は無限大」がある。日記はブログという手段で長く書いているし、好奇心や知識欲もあるほうだ。特に旅に出かけるのはこれに尽きる。

 地位や権力を掌握したかもしれない人なのに、そのようなそぶりがこの本からは見られない。それが読む者をひきつけるのだろう。

 以下、気になる箇所をメモした。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★人は誰でも、自分なりの「生きる指針」、言葉を換えれば「生活するうえでの自然な心構え」をもっていると思います。指針に反した行動をしたのか、日記をつければわかります。反省すべき点は反省する。その機会を与えてくれるのが、日記の最大の効用だと言えます。人生はまだまだ長いんです。日記帳を、明日をよりよく生きるためのツールとし、前向きの気持ちで毎日を送ることが重要です。(96p)

★あそこで小走りしようと決めたのは、そのときの自分の”Best Judgement”だったと、前向きにとらえています。生死を問わず、私の上下左右すべての人生行動は、日常の行いの”Best Judgement”によるものであり、私以外の誰のせいでもない。心中や身体全体に刻まれた「信+念」であると心得るべし。過去・現在・将来、そしてこの世を超える未来永劫、自分以外のすべてへの責任を忘れることなかれ!皆さんも、「自分の人生がここまできたのは、日常の行いのなかで”Best Judgement”を続けてきたからだ。自分は毎日、ベストを尽くして生きている!」と、ボジティブに考えていこうではありませんか。Do your best!(234p-235p)

2025年5月11日日曜日

室生寺の五重塔

  2週間ぶりに日本画教室に出かける。前回、以前に描いた絵をつぶして地塗りしなおした。描こうとする絵は昨年夏に出かけた室生寺で写したひっそりした中に佇む五重塔。だいぶ前、アップで写した五重塔と五重塔は小さいがひっそりしたその界隈を写した2枚の写真を先生にみてもらった。先生はこの2枚を考えてくださってひっそりした境内に佇む五重塔を描くことにした。

 昨日、それをもとにしてA3に拡大したコピーをF6の木製パネルに転写する。その際、それを見ていた人が五重塔はどうやって描くのかとか、なんやかや注文を付けてくる。そしてほかの人も同じことを言っては描こうとするものの気持ちをそがさせる。

 室生寺の五重塔は昨年のあの猛暑日に長谷寺を観光後、長谷駅まで帰ろうとした際、もう少しで駅という時、熱中症で歩けなくなった。その翌日に出かけた室生寺では元気を回復して思う存分に観光できた。その時の気持ちを忘れないためにも室生寺の五重塔を描きたいと思った。他の教室の人にそう話すと描ける!とよいしょしてもらった。その経緯があるので人がとやかく言っても描かねばならない。幸い先生は得意(?)の点描写で描ける旨、言ってくださった。さすがに先生!ありがたい。

室生寺の五重塔(写真)
右の建物は描かず、この写真をもとにして絵にする

 若い頃は人の言葉にひどく左右されて落ち込んだ。ところがこの頃は強くなってこういう人は不幸な人と思えるようになった。これも歳をとった証拠!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月10日土曜日

行楽の季節!?

 今日午後は2週間ぶりに日本画教室へ出かける。その間、GWがあったためか2週間よりも長く感じる。今日の最高気温は昨日までとは打って変わって25度と暑くなる予想。明日は19度の予想で、明後日からは連日25度の最高気温のようだ。これからますます行楽の季節になる。近いうち佐賀に出かける。ほぼ初めて行く佐賀県だが新鳥栖へは新幹線が通っている。これは便利。その点、山陰地方や四国は新幹線が通らず、高速バスだけが頼りだ。交通費としては九州よりも安いが交通の便では置き去りの感がある。

 連日、旅の行程を考えている。が、時にカープはどうなっている?と思ってテレビを見る。しかし、じっと座ってテレビを見ていても面白くない。結果、テレビ離れになっていく。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月9日金曜日

ワンタイムパスワードに慣れた!

  2,3か月前、3Dセキュアとワンライムパスワードで数日間、困り果てた。が、今はパソコンでの「おとなび」予約でワンタイムパスワードにも慣れる。今朝は今月下旬に催行される日帰りバスツアーをスマホで予約した。その決済をクレジットカードでする。その際もワンタイムパスワードの入力を求められる。これもすぐにできた。以前、あれほど悩んだことがまるで嘘のようだ。

 スマホでの予約は以前はキャリアメールを利用した。しかし、これだとメール受信設定を制限しているため予約確認メールが届かなかった。それからというもの最近はスマホでの予約はGmailで行っている。このメールはパソコンでもスマホでもタブレットでも互換性がある。何やかや言いながらも遊ぶことばかり考えている。

 昨日、夕方、急遽髪をカットしに行く。美容師さんは推し活は旅もあてはまるという。そう聞くまでは推し活とは人が対象と思った。が、言われてみれば精を出して遊ぶことも確かに推し活!?

 昨日午前中は歯科へ行く。初めて麻酔なしで歯石除去となった。昨年末から歯科通いをしている。その間の治療は虫歯ではなく、すべて歯石除去。これも昨日で終わりらしく、次回はその経過を見て次の段階になるようだ。約1年前に歯を抜いてからは歯並びがよくないのがさらに悪くなった。それを何とかしてもらえる!?今、通っている歯科は言われることが何でも信頼できる。これは本当にありがたい。

 家のリフォームがきっかけでこの歯科をすすめられた。何が幸いするか本当にわからない。

 今日は一日中、雨のようだ。プールへ、と思ったが雨降りに行かなくても、と思って泳ぎはやめた。その代わりに本を読もう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月8日木曜日

ナデシコとカーネーション

 地元紙に石斧と鉄斧の記事がある。石斧と鉄斧の横にはルビがふってある。せきふとてっぷである。久々に電子辞書の漢語林で「斧」の読みを調べる。「斧」は中国語のピンインでは(fu)の3声で日本語の「ふ」に似ている。石斧はせきふで鉄斧がてっぷ、と読み、「ふ」と「ぷ」の違いがある。漢語林では「斧」のよみは「ふ」しかなく、「ぷ」はなかった。そして「鉄斧」の掲載もなかった。が、スマホで調べるといずれも出てくる。もはや辞書よりもスマホが辞書的にも優っている!?驚いた。

 狭い庭になでしこが多くの花を咲かせている。地植えにしてから背丈も伸びた。数本ほど切って花瓶に生ける。それをよく見ると葉っぱの付き方がカーネーションに似ている。もしかしてこの二つは同じ種類?と思って調べるといずれもナデシコ科だった。道理で似ているはずだ。

 今年に入って仏壇の横にカーネーションを買って活けている。この花は蕾があっても長く咲く。仏壇にカーネーションは相応しくないかもしれない。が、仏壇の中に活けるのではなく横の大きな花瓶に活けるのでまあ、いいかと思った。

 ナデシコは小さいポットで買ったがそれを地植えするとはびこって咲いている。背丈も大きくなった。また、咲く時季も長い。いずれの日か仏壇のそばに活ける日が来るかもしれない。何でも花が咲くのは喜ばしい!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月7日水曜日

ジューシーフルーツ

 スーパーの果物コーナーにジューシーフルーツという聞きなれない名前の果物が目に入る。色はレモン色だが大きさは夏ミカンくらいある。どう見ても果皮は厚そうだ。名前に惹かれて買ってみる。皮をむこうとするも厚すぎて手では無理。ナイフで半分に切った。案の定、皮は厚かった。切ったのを皮と実に分けると皮が断然多い。4個買ったうち2個を切ってみた。少し食べると思ったほどの味ではない。というか、捨てようとした皮がもったいなく思える。ネットで調べるとこの果皮をマーマレードにした動画がある。これは美味しそうと思ってまねて作ってみた。果皮を細く切って砂糖と水を入れて煮つめればできる。残る2個のジューシーフルーツもこれにしよう。

 話は変わって連日、来月初めに出かける奈良の旅の行程を考えている。時刻を調べるにはスマホが手放せない。その時、PDF……とスマホの掃除をする(?)アプリのインストールを促す画面が出る。これまでそういったことがなかったので疑問を感じた。インストールしかけた時、怪しいと気づきすぐにアプリのアンインストールを試みるも何度やってもできない。一晩寝て起きた今朝、頭をよぎるものがある。画面上のアプリを消去できないならば設定からすれば消去可能と。先ほど、それを試みると消去できた。何でも安易にインストールしてはいけない。アンインストールする前まではスマホ画面にその広告が何度も表示された。良く調べると香港からの操作のようだ。

 GW中は近場しか行かなかった。そして暇さえあれば旅の行程を考えた。これでは体に悪いと気づく。時にスマホから離れるようにしよう。お陰(?)で借りている「俄」(下)の貸出期限が迫る。延長したがそれでも返却期限まであと数日。今日からノルマを決めて読み終えよう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月6日火曜日

予約宿泊日の変更メール送信

  世の中、GW中だがこの間はいつにもまして家でおとなしくしている。GW中の土日祭日はプールで泳ごうにも循環バスが運休している。ならば自転車で泳ぎに行く?とも思った。が、人が少ない平日に泳げばいい、とあきらめる。ただ図書館はGWであっても開館している。ここで廿日市市の催し物案内をもらって帰る。

 9月に聞きに行く予定の案内がある。これを見る前まではそのチケットを会場の会館で購入しようと思った。が、案内を見るとプレイガイドでの購入がある。催し物のチケットはずっと以前はデパートや大型電気店のプレイガイドで買っていた。しかし、今はコンビニなどで買うようだ。来月になればコンビニでチケットを買う!?

 4月に出かけた奈良で分厚い「祈りの回廊」というパンフをもらって帰った。それを見ていると秋に行く予定の談山神社の記事がある。談山神社は秋の紅葉で有名なようだが、春もいいらしい。ここへは桜井市からバスが出ている。4月に桜井市の宿に泊まった。パンフを眺めながら急にこの春、談山神社へ行こうと思いつく。すぐにネットで宿を探す。今回は2年前の吉野行きで泊まった奈良駅に比較的近い場所に予約した。その際、自分の予定を記したスマホのカレンダーでスケジュールを確認せずに予約した。予約後、カレンダーを見るとこの日は他の行事と重なる。急遽、宿に電話して宿泊予約日の変更をお願いした。OKだった。今朝、電話での予約変更が気になって再度確認メールを送信する。

 世間はGW中というのにどこへも行かない割には頭がフル回転中だ。ちょっと頭を冷やしながら旅の行程を考えよう。

 今回の奈良の旅ははじめの予定では日曜日と月曜日を予定した。というのも土日祝日は新大阪から奈良までの交通の便が平日よりも多くある。今回、スケジュールの関係上またも平日の旅となる。頭を冷やしながらゆっくり行程を考えよう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月5日月曜日

「一生歩ける足腰のための5カ条」

 メディアで様々な記事を目にする。が、決して嫌なヒト、コト、モノには目を背けるようにしている。その底辺には感受性が鋭い面があるので、それを受け入れると体に良くない。そのためか自ずと負のイメージではなく気持ちを豊かにしてくれる記事ばかりが目に入る。昨日見た記事に「一生歩ける足腰のための5カ条」がある。何歳になっても自分で歩けるのは喜ばしい。母は88歳で骨折し、それがもとで歩けなくなった。その思いがあるためか老いてなお、いつまでも元気で歩けてどこへでも行けるのは理想の姿である。以下にその5か条を引用しよう。

1.こまめに深呼吸

長い時間体を動かさずにいると、肋骨が閉じ、呼吸が浅くなってしまいます。背伸びをしながら深呼吸をし、上半身をほぐす動きをこまめに行い、肺の活動を活発化させましょう。

2.30分に1度、立ち上がる

長時間座ったままの姿勢でいると、関節が固まってしまい、いざというときに動けない体になってしまうことも。30分に1度は立ち上がって姿勢を変え、関節を動かしましょう。

3.素早く動く

日常の動作を素早く行うことは、バランス感覚を保つ上で大切です。椅子から立ち上がるときや、家事をする際など、できるだけ体を素早く動かすことを意識しましょう。

4.がんばりすぎない

健康になりたいからと、いきなり1万歩歩こうとするなど無理・無茶をするのは厳禁。今の自分ができることからコツコツと、毎日少しずつ続けるようにしましょう。

5.「歳だから」と諦めない

「もう若くないから」「私は歳だから」と、自分に言い訳をするのはダメ。若くないからこそ、しっかり関節や筋肉を動かし、いつまでも動ける体を維持するようにしましょう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月4日日曜日

2階の部屋

 母を介護するまでは2階で寝ていた。母の介護と共に自分の居場所は2階から下になる。半年前、1階部分の大半をリフォームした。が、階段の上の部分から2階はそのままにした。GW中、遠出をしないので久しぶりに2階の部屋を掃除する。主がいない2階へはただ空気の入れ替えと掃除をするときだけ年に数えるほどしか上がらない。上がればほぼ何もないタンスを開けてみる。が、すこしだけ雑魚が残っている。それは若い頃、自分の服を縫っていたときの洋裁道具などがある、編み物の針も束にしてあった。さらには習字道具もある。いずれも今は全く使っていない。これもいつの日か処分の憂き目にあいそうだ。

 GW中、近場しか外出しないので時間を持てあます?と思った。が、何やかやしていると一日の過ぎるのが早い。どこへ遊びに行こうか、と思っている時や司馬作品を読んでいるとあっという間に時が経つ。そして時に笛を吹く!?もちろんそれはショパンのノクターン21番遺作。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月3日土曜日

一人旅の投稿を読んで

 中旬に出かける佐賀では司馬遼太郎が歩いた唐津の旅をあきらめて吉野ケ里歴史公園や佐賀市内を歩こうと思っている。初めの予定では唐津を考えていた。が、新幹線のチケットを広島⇔新鳥栖間で購入した。唐津は博多からの乗り入れがいいらしい。今回は「おとなび」ではなく通常の新幹線チケットなので変更可能だ。唐津はまたの機会に行こう。「街道をゆく」の「肥前の諸街道」の最初に「蒙古塚・唐津」がある。これを再度読んで佐賀まで行って唐津に行かずにいるのが悔やまれる。

 今朝の地元紙に鈍行で一人旅する78歳の女性の投稿がある。旅で知り合った出会いを楽しく書いている。似たような年齢の人が一人旅する様を読んで同じような人がいる、と思った。以前、バスツアーで相席になった人は青春18きっぷで旅をすると話していた。

 3年前から一人旅を再開した。一人旅は慣れると本当に楽しい。旅の道連れがいないと寂しいとか、それは全くない。行く先々でいろんな人と道連れになる。今回の山口行きでは井上公園でボランティアをしている人と知り合った。別れ際、その人はボランティアの終了時刻だったらしく一緒に外に出た。名前を聞かれた際は大隈重信の話をしていたので「大隈重子」と名乗った。が、別れ際、その人が名前を告げたので冗談は悪いと思って姓を名乗る。これからの旅も誰にも遠慮せず、気軽に行ける一人旅がいい。これも元気であればこそできることかもしれないが。

 一人旅ではないが一昨日届いた某文化交流学会からは皆さんと年に1度の海外旅行に10回くらい参加させてもらった。これはコロナ禍直前の2020年のミャンマー行きで中断している。今回は総会の案内が届く。この会ではコロナ禍までは総会をはじめとして年に数回の集いがあった。しかし今は海外旅行もなくなって集まる機会も減ってきた。その意味でも総会の出席を楽しみにしている。

 今日から広島ではフラワーフェスティバルが開催される。大勢の人でにぎわいそうだがこういった行事への参加は個人的には全くしなくなった。年を取った証拠がこのことにもある!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月2日金曜日

GW中のプール

 地元紙の「くらし」欄に「デジタル使う人 認知障害リスク半減」の見出しで米テキサス大などの研究記事がある。デジタル技術の長期利用をめぐっては、漫然と画面を眺めたり、記憶や予定管理を機械に頼ったりすることで認知機能に悪影響及ぶとの説があった。しかし、今回の説はその逆だ。複雑な技術を駆使して頭を刺激し、ビデオ通話やメッセージ交換で人とつながることが、認知機能の維持に有利だったとの見方を示した、とある。

 デジタルはパソコン、タブレットそしてスマホと大いに使っている。しかし、この秋、パソコンに関してはウインドウズ10のサービスの終了に伴い、ウインドウズ11の買い替えを迫られている。パソコン利用の99%はブログの利用にある。ブログをしなければパソコンがなくてもタブレットやスマホの利用で何ら問題はない。ブログをタブレットやスマホでできないかを考慮中だが、最悪の場合はブログを辞めればいいだけのこと!?というか今のブログにとって代わるweb上のnoteの利用も考えたりする。ただタブレットやスマホだと入力に手間取る。とくにスマホに機種変更後の検索は主にマイクに話しかけてやっているためほとんど入力をしていない。

 昨日は予定通りプールで泳いだ。お昼過ぎのプールはいつも一人で泳いでいる。が、時間の経過とともに泳ぐ人も増えてくる。昨日は550m(11往復)泳いだ。これから外気温が高くなるとプールの水温を冷たく感じるようになる。昨日も水に浸かった際、そう感じた。泳いだ後も寒く感じる。行楽の季節、風邪をひかないように気をつけよう! 

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年5月1日木曜日

ふかし芋

 以前、独り暮らしをする田原総一朗の朝ごはんのYOU TUBEを見た。その時のYOU TUBEもそうだが、今回見た中島庄蔵のYOU TUBEも他の動画を見ていてスマホに勝手に誘導されて見る。「99歳の画家を支えるのは3種類のふかし芋 伝説の朝ごはん」のタイトルがついている。中島は一人暮らしかどうかは定かではない。が、自分で朝ごはんを作って食べているところを見るとひとり暮らしかもしれない。

 大きな鍋にこれまた大きなさつまいもを2,3個とじゃがいも、それに里いもを洗って3,4個ずついれて蒸す。時々、柔らかくなったかどうかを確かめる。少し柔らかくなったのか、その後はタイマーをセットして蒸していた。朝食はふかし芋の他に、レタス、リンゴ、そしてほかにも何か入れてマヨネーズで和えてサラダにしていた。飲みものは市販のトマトジュース。なぜ、ふかし芋?と問うとふかし芋は味付けしなくてもそのままで食べられるとか。

 朝ごはんを作って食べる一連の動作を見ているとこれが99歳の人とは決して思えない。動作が素早く、ご飯を作りながらスケッチをし始めたりもする。パクパクと食べるさまも決して99歳とは思えない。食事後は素早く食器を洗っていた。中島は画家だが今でも個展をしているようだ。

 昨日の近藤正臣もそうだが年老いて一人暮らしをする高齢者は多い。そしていずれも食を大切にしている。自分自身も老いて一人暮らしだが食事は気を付けている。時に、人から一人だと食事を作らずに……といわれる。こういう人の神経がわからない。たとえ一人であってもちゃんと3食美味しく食べようと思えば自分で作って食べるのがベストのはず。

 家のリフォームの際、台所が使えずお弁当などを買って食べたが3日目には白いご飯が恋しくなった。そして温かい白いご飯が何よりのごちそうに思えた。すべては自分のため。元気で楽しくいるためには白いご飯をメインに調理し、美味しく食べるのが元気の素、と思っている。そして運動も。

 今日はお昼からプールへ行こう!プールへは隣町の循環バスに乗る。このバスは平日しか運行しない。そのためGW中であっても祭日は運休だ。幸い今日は平日。

 そういえば昨日、シルクスイーツという品種のさつまいもを買ってふかし芋にした。99歳を真似て作ったがその人が話したようにふかし芋は味付けせずにそのまま食べる。美味しい!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!