それによると大見出しに「在宅ひとり死」前向きな選択とあり、小見出しに「地域の寺がサポート役に」とある。「寺」とあるのはこの講演会の主催が地元の浄土真宗本願寺派の23寺が関わっていることに拠るのだろう。演題は「住み慣れたこの地で最期まで」。自分自身も住み慣れたこの地で最期まで過ごしたい、と思っている。
「かわいそう」と見られがちなおひとりさまだが上野によるとそれは偏見だとか。独居による寂しさや不安を差し引いてもおひとりさまが最高だ、という。人間は時間が経てば寂しさに慣れるからだ。そして上野は辻川医師の老後の満足のための処方箋を3つ引用している。
⓵生活環境を変えない。
⓶金持ちより「人持ち」.お金で人間関係は買えない。
③家族に気を使わない自由な暮らし。つまり独居に行きつく。
しかし、在宅独居を阻む要因が外野の圧力だという。「在宅ひとり死」があるが上野は自宅で1人で亡くなっても介護保険サービスを使っていれば数日で見つけてもらえるのでこの程度では「孤独死」ではないそうだ。そしてお寺は昔からコミュニティカフェのような場所だったのではないかと。そこに集う関係は仏縁になる。そして住職本人は医療・介護のスキルを持っていなくても地域で人材をつなぐ要となるという。
先日、お寺の護寺会費を振り込んだが、個人的にはお寺とのご縁を深めたいとは思わない。その底辺にはまだ元気、があるのかもしれない。しかし上野の講演の話を読んでいると確かに仏縁というようにお寺をないがしろにはできない。
独居生活をしている。親が亡くなった当初はどうしようもない淋しさに襲われた。が、これも時間の経過とともに慣れてくる。そして元気のある今が人生で一番幸せ、とも思えたりする。それにはああじゃこうじゃと要らぬことを考えず、ただ元気で楽しく暮らしたい。そのためにも動ける間はどんどん旅に出かけよう。近いうち奈良へ行く。幸いお天気にも恵まれそうだ。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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