2025年4月11日金曜日

大神神社・安倍文殊院・壷阪寺そして橿原神宮の旅その1

 2025年4月9日(水)と10日(木)の2日間、奈良へ行った。旅のスケジュールは移動手段を主にしている。が、時により思わぬアクシデントに遭遇することもある。とはいえ2日間、楽しい旅をした。

 「旅は道連れ世は情け」という諺通り、連れはなく一人旅であっても旅に出ると触れ合う人たちはすべて道連れであり、世は情けを実感する。特に今回は行く先々でリュック姿の一人旅が多く、そう感じた。

 旅の日程は以下の通りで無事、スケジュール通りの旅となった。2025年4月9日(水)は大神神社と安倍文殊院。10日(木)は壷阪寺と橿原神宮。今回はデジカメを持参せず、スマホで写真を撮った。大神神社は出かけた当日のその時間がまさに大祭の行事真っただ中だった。それを知らずに出かけたが運よく大祭を見られた。が、その影響で神社境内は自由に参拝できない。とはいえ、行事を見ることはできた。ただ、信心深くないので皆が一斉に祭礼に参加する姿を見て得も言われぬ気持ちになる。

 祭祀を見ていると時間はあっという間に経つ。途中、おなかが空いてきて三輪素麺と柿の葉寿司のお店に入ると三輪駅から乗るJRに間に合わなくなった。お店の人にタクシーを呼んでもらって安倍文殊院まで乗っていく。タクシーの予約もお祭りの影響で大変だったらしくお店の人の機嫌が悪い。それでも三輪素麺と柿の葉寿司は絶品だった。

 ちなみに大神神社から安倍文殊院までのタクシー代は2500円。運転手さんからいろんな話を聞いた。中でも秋の紅葉の談山神社はいいらしい。ここへも行かねば。また大神神社の鳥居は昭和天皇が昭和61年に建立されたとか。それには地元の人の土地の提供や金銭の協力があり1300年は持ちこたえる鳥居だそうだ。運転手さんはこのことを協力したお客から聞いたと自慢げに話される。

 宿はホテルルートイン桜井駅前。ネットで宿を予約したが返信メールが届かず心配した。が、大丈夫だった。ルートインはビジネスホテルだ。しかしいろんな場所のルートインを泊まるがどこもきれいでスタッフも感じがいい。夕食はレストランで生ビールで一人乾杯して食べた。その時、離れた席で一人で食事をしていた人から朝食で座った席で夕食のことを話される。こちらは目が悪いのでただ一人の人がいるくらいしか覚えていない。話をすると北海道からの旅人で昨夜のビールの銘柄は?と聞かれる。が、銘柄は知らない旨返答する。感じがいい人でルートインをお気に入りのようだった。この日は安倍文殊院に行く予定、と話される。前日、そこに行って切符売り場の人の感じが悪かった。また桜も散りかけている旨告げると長谷寺に変更しよう?とその人は言う。この時季の長谷寺は秘仏が公開されると教えてあげると興味を示された。

 旅先では人に声をかけて聞くことが多い。まさに世は情けを実感している。そのお礼ではないが壷阪寺を観光後、コミュニティバスの壷阪寺前から壺阪山駅まで乗り、その下車後に壷阪駅で行動が同じ人と話すとまたも安倍文殊院へ行く予定だという。その人に吉野山の桜が満開と他の旅人から聞いていたのでそう話すと急遽吉野山に変更するという。スマホで壺阪山駅から吉野山駅まで検索してJRの時刻を教えてあげる。かなり感謝された。が、いつも人に情けを乞うて生きているので少しはお返しでたかもしれない。お元気で!と駅のホームで別れて橿原神宮行きの近鉄に乗る。

 そういえば安倍文殊院で桜井駅までのコミュニティバスを待つ間、各地からの旅人と話をする。福岡、東京、大阪などの人たちがいて同じホテルに泊まる人もいた。桜井駅で別れるとき、だれかれとなくお元気で!、と声をかけあう。その時、それが嬉しかったのか、別れおしそうにされる人がいた。

 この続きはまた後日!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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