2024年6月10日月曜日

『人生100年時代を楽しく生きる帯津式養生12か条』

 ネットや新聞記事を見て新刊を知ることがある。『人生100年時代を楽しく生きる帯津式養生12か条』(帯津良一 春陽堂書店、2023年初版第1刷)はネットで知った。100歳まで生きるつもりでいるので興味をもってこの本を読んだ。以下、気になる箇所を記そう。最後に記した「帯津式養生12か条」のうちの「気功を身につける」を「プールで泳ぐ」に改めれば概ねクリアしているように思えるがさてさて。また「生きる悲しみ(旅情)をかみしめる」のくだりは自分自身が一人旅をするのはもしかしてこれに当てはまるのかも知れないと思ったり。そして「我が弱点をサプリメントで補う」はビタミン剤に代えている。「早寝早起き」の件は早寝だが早起きではない。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★老化と向き合いながらも、前向きに過ごしていくにはどうすればいいのでしょう。何をするにも人からやらされたのではない、自分がはじめたこと、行動の主人公は自分だと自覚すること。精神の自律です。もう一つは、他者との交流を大事にすること。自分を認めてくれる相手がいる、自分に関心を持ち感謝してくれる人が、必ず周りにいます。それを知るだけでも、自分の存在意識を取り戻すことができると思います。(110p)

★枡野さんは「人間関係はもっとドライでいい。むやみに『関わらない』」と書いているのですが、確かにそうだと思います。そのために必要なのが、「『一人の時間』を豊かにすごす」ことだと書いてありました。「一人の時間」を持てる人は、むやみに「関わり」を求めないということです。……心をすり減らさないために、「やたらに『反応しない』」というのもいいですね。そのためには「情報の入り口を時々ふさぐ」とあります。私は無駄にテレビやネットは見ません。時に嫌な記事、心が暗くなる記事は積極的に読まない、それを実践しています。(125p)

★「よい行いをして、健康で、長生きする」、これは養生訓で貝原益軒が言っている人生の3つの楽しみです。「年老いたら、自分の本来の楽しみだけに専念すべきである。ほかのことに気を遣ってはいけない」とも、書いてあります。そしてその楽しみは、「世俗の楽に非ず。只、心にもとよりある楽だ」とも。(138p)

★帯津式養生12か条

・できるだけ歩く

・気功を身につける

・旬のもの、地場のものを食べる

・好きなものを少し食べる

・酒をたしなむ

・早寝早起き

・いつも希望とときめきを

・生きる悲しみ(旅情)をかみしめる

・この世は品性を磨くための道場と心得る

・折に触れ死を想う

・我が弱点をサプリメントで補う

・いい場に身を置く 

 これは養生で一番大事なことです。エネルギーの高い場に身を置くことが、自分の命のエネルギーを高めることになります。いい人間関係の中に身を置いてください。ちょっと苦手な人、嫌だなと思う場面には無理していなくてもいいのです。(140p-146p)

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