2016年3月12日土曜日

第358回広響定演を聞く 

 気付けば時刻は13時19分。集合時刻は13時半。ああ、間に合わない。それでも何とかタクシーで会場へ、は今朝の夢。人前で吹くフルート。かなりのプレッシャーになっている。気を取り直して昨日のお話。午前中は西条で美学の講座を受講。これまでは西洋美術に関するコトが多かった。昨日は日本の美術史。外国からすれば浮世絵などの日本美術がある。しかし、この浮世絵、外国に陶器を輸出する際、壊れないようにと浮世絵が包装紙に使われた。これが到着地の人々の目に留まり評価されるようになる。その当時の浮世絵は包装紙の代わりだった。

 言われてみれば、外国で買ったお土産もその地の新聞紙にくるんで渡すと喜ばれる。ちょっとその意味は違うけど、包装された紙が浮世絵だった、というのも今から思えば凄い!

 日本の良さを外国の人々から再評価とは…。初めてのパリでの万博で披露した出品作は外国の人たちの目から見た日本製品だった。今、やっと日本の良さが言われはじめた。クールジャパンはまさにそう!?

 お昼を皆でいただいた後は家で一休み。夕方、広響の第358回定演に出かける。その前に、SDカード購入。旅費をクレジット決済にしたためポイントが結構増えた。お店の係りからSDもポイントで決済とのこと。優しい!

 さて昨夜の広響。演奏会のテーマは「祈り、不死鳥の如く」と銘打ち、次の3曲が演奏された。3曲といってもプログラムにはない♪アリア♪の演奏で始まる。この時ばかりは演奏前後の拍手はしないようにとの場内アナウンスがある。拍手喝采、というように「祈り」の場では大げさにほめたたえるのではなく静けさが求められるからだろう。改めて昨夜の演奏曲を記そう。

♪ベートーベン ピアノ協奏曲4番ト長調Op.58 ピアノにミッシェル・ダルベルトを迎える。アンコール曲はピアノ・ソロが1曲。だが、演奏曲名は知らない曲でここに書けない。

♪プロコイエフ 交響曲第一番ニ長調Op.25「古典交響曲」

♪ストラヴィンスキー バレエ「火の鳥」組曲〔1919〕

 指揮者はアンドリス・ポーガ。演奏タイトルが「祈り、不死鳥の如く」とあるようにそれにふさわしい素晴らしい演奏会だった。中でも「火の鳥」のテューバの響き。素晴らしい!プログラムの演奏構成も素晴らしかった。
 
 昨日は他にも尾道の個展案内と九州のお坊様からお寺の機関紙と小冊子が届く。中を見るとイタリアへ行かれるとのこと。そして夏ごろ、例のお坊様たちとの旅行も記されている。まだはっきりとは決まっていない様子。ただ、この人たちは旅していても楽しい人たち。決まるといいけど…。そして届いたお礼をメールで送信。旅の安全もお願いしてしまった。ちょっと図々しい!?
 
 また昨夜は演奏会場での演奏前に早くも添乗員から電話がかかる。辺境の旅なのでいろいろと注意事項がある。やっと旅モード全開。ともあれ、今日はフルートの出番。これから出かけるまでフルートの練習、練習。今日も元気で!

 ここで余談。今日は父の祥月命日。あれから丸26年。月日が経つのは本当に早い。お墓参りは明日に…。元気で楽しく過ごしていると明日は両親に報告しよう!

0 件のコメント:

コメントを投稿