2016年3月26日土曜日

「幻想の国エキゾチックモロッコ10日間」の旅を終えて


 「幻想の国エキゾチックモロッコ10日間」の旅を終えて昨夜遅く自宅に到着。家を一歩出ると相変わらずいろいろな人たちとの出会いがある。特に旅での出会いは多い。家に着くまでが旅ならば今回もたくさんの人たちとの出会いがあった。関空から「はるか」に乗車するため駅のホームに向かう。人影まばらなホームで見知らぬ者同士が互いに声を掛け合う。オーストラリアから一時帰国された人だった。「オーストラリアから?」と尋ねたことから話が弾む。自分がこれまで経験してこなかったヒト、モノ、コトに惹かれるところがある。それもむやみに何でもというわけではない。

 遠く離れた異国の地で日本に住んでおられる母親の不幸に遭遇。すぐに車で新幹線で…とはいかない地オーストラリア。日を改めてご不幸の行事に参加されるそうだ。話を伺うと若いころにあこがれたことをされている。静と動の真反対のそれぞれの生き方。自分自身、今ほど一人で行動できなかった若いころに実行されている。話をしていて引き込まれてしまった!さいわい、「はるか」の乗車時間は長い。現地で通訳をされている。連絡先を尋ねるとシールになったものを2枚はがしてくださる。こちらの連絡先はブログのタイトルで知らせる。

 バブルを生きてきた。働いていた頃がまさにそう。会社から3度ほど海外旅行のチャンスがあった。当然費用は会社持ち。オーストラリアもあった。ところが社内がごたごたしており、その旅行は不参加。オーストラリアはまだ出かけていない。しかし、行くチャンスは必ずある。そう思って連絡先を聞く。

 新大阪駅で分れ「みずほ」に乗車。自由席のためホームに並ぶ。席に着くと横でスマホをいじっている人に声をかける。カープの試合に目が行く。「柿の葉寿司」を食べながらスマホの人とカープ談議。生まれてから高校まで広島育ちとか。「応援しましょう!」と言って岡山で下車された。

 モロッコ滞在中もたくさんの人とお話した。帰国のモロッコ・ラバトでの手荷物検査の待ち時間では上海在住のIT関連の若い中国人男性と話をする。中国語で話しかけると普通語で返答してくれた。「中国迷!」と自分を名乗ると喜んでくれる。海外に目覚めたのは中国語を習ったお蔭。誰が何と言おうと中国とは切っても切れないご縁がある。10回ほど中国に行ったと話すとどこかと聞かれる。辺境の地ばかり告げると行っていないという。初めての海外の旅と4年前に中国語を教えてくれた人を訪ねている。最初の先生とは北京で再会した。4年前は四川省在住の中国のご夫妻と九寨溝の旅で再会。旅先で中国の人と話す度に中国語を習っていてよかったと思う。

 他にもツアーの参加者とも当然知り合う。一人参加限定、と銘打ったツアー。おのずと皆さんと仲良くなる。旅先で最初に連絡先をくださった人はネットで検索する(失礼ながら)となんと元パイロットの人だった。この人とはブログがご縁となり旅の間中、声をかけてくださり話も弾む。感謝!

 旅の最後のバス車内の前席の人はいいことをおっしゃった。「お金は計算できるが人の命は計算できない!」。確かにそうだ。「いつまでもあると思うな親と金」、と母はよく話していた。それ以外にも「命」にも限りがある。人生みな平等。それは「人の命」。せっかく生まれたからには限りある命を有意義に生きたい!そう話された人は2年前に残業100時間を超えるお仕事をされていたそうだ。思わず「ブラック企業!」と言ってしまった。しかし怒りもされず穏かな人だった。会社を定年後2年でひと月おきに海外に行かれるという。「命」に限りがあるからだろう。この意味、よくわかる。ツアー客のみなさん、ほとんどがその気持ちを持って旅を楽しんでおられるのだろう。

 旅に出たからには日常にはないヒト、モノ、コトに聞いて見て触れて非日常を味わいたい!そう思うためか日常を引きずって話をする人とはお話したくない!参加者は20名。20代から80代までいて、その3分の1は男性。全員一人参加のためか和気藹々とした雰囲気になる。それでもお話しない人がいる。これは不思議。40代がいないのは働き盛りだからか。中でも20代と30代の二人の姫たちはツアーを活気づけてくれた。感謝、感謝!岡山と博多の姫たち。本当に元気でかわいい!他にも皆さんによくしていただく。”シュクラン”

 またもう一組のツアー17名の方たちとも添乗員はべつながらどこでも一緒の楽しい旅だった。感謝!そういえば帰りのドバイの空港では某電機メーカーの若い男性出張者と出会った。2泊のドバイでのお仕事だとか。世界で活躍する日本人なのだろう。

 旅についてはまた後日ブログにアップしよう。今回はとりあえず「モロッコの旅 出会い編」!?

 何といっても今回の旅のハイライトは砂に足を取られながら早朝の日の出を見に出かけたサハラ砂漠。ここは一生忘れない!水泳で鍛えた体だと皆に自慢。だが、結構きつかった!息がハアハアして苦しくて日の出を見るまでの待機場所では思わず大の字になって寝てしまった。しかし、これでは起き上がれなくなるとの思いからすぐに立つ。元気を取り戻すとターバンを巻いた現地の人とツーショット写真。これは宝物となりそうだ。何たって自分自身を写したのは3枚くらいと少ない。貴重な一枚となった。

 今日からは日常モードに突入。久しぶりのわが家の狭い庭には水仙とチューリプが元気に咲いている。私も負けずに元気を出して…。午後はカープのテレビ観戦。応援しよう!なお動画の♪月の砂漠♪はモロッコに相応しい曲。♪カスバの女♪もモロッコに相応し曲だが動画のアップができない。この2曲は旅の間中、添乗員のスマホを通してよく聞いた。
レモンの木の下で咲く水仙とチューリップ

2 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。また楽しい旅行の写真をアップしてくださいませ。

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    1. 舛井先生

      先生のブログが閉鎖されて寂しいです!コメントありがとうございます。お元気ですか。短期間の旅でこの世の天国と地獄を見てきました。地獄の方は写真アップすべきかどうか迷います。長く生きて来て結構僻地にも出かけてこの世の生き地獄?を見てきました。いろんな生き方を見てきました。ブログにアップするのさえためらわれます。もったいぶった言い方ですが本当にそうです。また後日、ブログにアップします。ありがとうございました!

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