これから先、立秋までの天気予報を見ると36,7度の日が続く。雨は降りそうにない。この様子だと暑さがおさまるころには大雨が降るかもしれない。過ごしやすい日は一年に何日あるのだろうか。
以下は『大人の神社めぐり』サブタイトルとして「歩いて健康・長寿を祈願」(島田裕巳 アチーブメント出版、2025年第1刷)から気になる箇所を抜粋したもの。せいぜい神社めぐりを、と言いたいがこう暑くてはどういっても出かけるのは無理!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
★神社が磐座や神体山からはじまったことはとても大切なことです。神社はもともと自然と密接な関係をもっていたことになるからです。鎮守の森が重要なのも、それが神体山をもとにしているからです。神は自然のなかに宿るという信仰が、神社の出発点になるのです。神社めぐりは、そうした古代の信仰、古代人の感覚に立ち戻っていくということでもあります。……神社めぐりが最高の健康法になるのは、そうした自然との結びつきを回復する手立てになっていくからです。(040p―041p)
★キリスト教のカトリックであれば、バチカンのあるローマ、ルルドの泉のあるフランスのルルド、それにイベリア半島の西の端にあるサンチャゴ・デ・コンボステラが巡礼の地になっています。(065p)
キリスト教信者ではない。が、人に誘われるままに参加したスペインの旅で上記の個所はすべてを回った。思いだしても本当にありがたい、いい旅だった。なお、バチカン市国はそれよりも前にツアーで参加している。
★現存する最古の神社建築は京都にあります。京都の南、宇治には平等院鳳凰堂がありますが、それと宇治川を隔てた向かい側に宇治神社があります。その宇治神社の奥に、宇治上神社があるのですが、ここは世界遺産の構成遺産に登録されています。なぜ宇治上神社が世界遺産なのかは、それは本殿が最古の神社建築だからです。当然、国宝に指定されていますが、拝殿も国宝です。拝殿は寝殿造りで、鎌倉時代の建物です。本殿は拝殿の奥にありますが、その前まで行くことができます。(132p-133p)
★鳥居にはさまざまな種類がありますが、目黒不動尊にたっているのは「山王型」の鳥居です。山王型は、多くの神社に見られる明神造りの鳥居の上に山形の破風(はふ)をとりつけたものです。(145p)
破風はこの本で初めて知った。これから鳥居をくぐる際は破風を確認しよう。
★日本の民俗学の開拓者である柳田國男は、「祭」と「祭礼」を区別したことで知られています。柳田のいう祭は神職や関係者だけで行う宗教的な行為で、祭礼の方は、祭を司る人間だけではなく、見物人が加わったものをさします。……柳田は、時代が進むことで、祭が祭礼へと変化したことを指摘しているわけで、祭礼は豪華で華やかなものにどんどんと変わっていきます。(201p-202p)
★歩くことが難しいという方にも、神社めぐりは森林浴の効果があります。そこには鎮守の森が形成されていて、それに接するだけで気持ちがよくなります。大きな木が風にそよぐ光景を見るだけでも、ストレスの軽減に役立ちます。神社めぐりを続けていくと、いろいろと好奇心が刺激されてきて、神社にまつわる謎を解きたいと思うようになっていきます。知的な刺激を受けられるというところにも神社めぐりの効果があります。神社めぐりはよいことばかりで、健康法として最高です。……神社めぐりの場合には、努力や制限が必要ではありません。何よりの利点は、それが楽しいということです。やることが楽しい健康法は、なかなかないものです。(207p-208p)
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