2025年7月11日金曜日

シルクロードの写真

 昨日のネットニュースに刺激されて敦煌の鳴沙山での卵の話を思いだす。午後からプールへとの思いも37度の暑さでは泳ぎそびれる。家にいるのならばと袋に入れた旅の写真を取り出すと初めに手にしたのはシルクロードの旅だった。敦煌の鳴沙山は広大な砂地が続いている。そのそばに小さな泉の月牙泉(げつがせん)がある。38年前の月牙泉は柵がなかった。が、今は柵があるようだ。
鳴沙山 一緒に出かけた友と(左の2人)
鳴沙山をはだしで登る2人(右上)
鳴沙山 暑い砂の上をはだしで登る(オレンジの服)
左は友だち 途中で添乗員から中断の合図が……
鳴沙山 ラクダに乗って(オレンジの服)
 午後から本を読むのを中断して写真を見ていると懐かしさがこみ上げる。いくらか捨てようとした写真のはずがシルクロードの写真はどれも捨てがたい。40数回ほど海外に出かけたがシルクロードの旅はどの写真を見ても楽しく映っている。旅の間、毎日がまるで宴会のようだった。一緒に出かけた友以外は初めて会った人たち。それなのにまるで昔から知っているかのような人たちだった。旅行後も国内で会っている。確か14名のツアーだったと思うがその大半はもうこの世で会えなくなった。九州阿蘇、下関、新居浜、そして広島でと何度か会っている。皆、本当に優しかった。

 写真を見て自分の辿ってきた道を顧みる。36歳で中国語を学び始めた。それから4年後、初めて中国に出かける。それ以来、中国にハマり、また外国旅行にハマった。それから倍以上も生きてきた。50代半ばで仕事を辞めて以降、9年間は学業と介護で海外旅行を余儀なくされる。しかし、母亡き後、コロナ禍まで海外に出かけた。シルクロードの写真を見て海外へ、との気持ちが昂る。しかし、今の世界情勢や自分自身の年齢を思うと以前ほどの勇気がない。それでも国内の旅に一人で出かける勇気は以前よりも増している。

 人生前半の35歳くらいまでは自分で思ったような人生ではなかった。ところが中国語を習い始めてそれまで出会わなかったいろんな職種の人たちと出会った。これは自分の中では大きな収穫で「世の中」を見たような気持がした。通り一遍の人たちではなくいろんな人たちがいた。中国語がきっかけで外へ外へと気持ちが向いて行き、考え方も変わっていった。これは自分にとっては本当に大きな賜りもので生き方も大いに変化した。くよくよジメジメした自分は何処へ行った!?

 そんな矢先、某学会から納涼祭の案内が届く。この人たちとも10回くらい海外に出かけている。納涼祭、楽しみだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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