2025年6月3日(火)と4日(水)の2日間、奈良へ出かけた。出かける前は1日目は般若寺と元興寺、2日目は談山神社を予定した。ところが今回の旅も「旅は道連れ世は情け」を実感する。広島から新大阪までは新幹線乗車。その後は鶴橋経由を避けて新大阪→久宝寺、ここでおおさか東線に乗り換えて大和路急行で奈良駅まで行った。乗り換えの久宝寺のホームにいると一人旅らしき人に声をかけられる。香川の人で一人旅だという。話していると「奈良博」に行くという。
この日は朝から雨だった。新幹線でふと頭をよぎる。雨の日の観光は大変だ。急遽、「奈良博」へ行こうと。しかし、特別展のチケットを買っていない。奈良駅で観光案内所を尋ねるとチケットはないがコンビニで売っているという。目の前にコンビニがあった。ホームで知り合った人は親切にコンビニまでついて来てくれ、マルチコピー機で奈良博のチケットをすぐに購入できた。結局その人とお昼を一緒に食べて奈良博まで出かけた。
会場に着くと左の列はチケット購入者で長い列ができている。右の列はチケットがある人の会場への道だ。中に入ると狂うほど人がいる。この中を知り合った人と一緒に見るのは酷だと思い、その場で別行動をとる。なお、今回の奈良博は「奈良国立博物館開館130年記念特別展『超 国宝ー祈りのかがやきー』」。
恥ずかしながら国立奈良博物館に入ったのは今回が初めて。眼がよくないのを自覚しているためか特別みたい物がなければ入ろうとはしなかった。ところが今回は雨が降る。雨降りの外での観光は足元も悪く怪我になる恐れがある。
初めての奈良博、それも人でごった返す会場だったが、持参の単眼鏡で仏像などを見て歩く。辺りを見ると大半の人が双眼鏡などで見ていた。これは目が悪い良いに関係ないのかもしれない、と思った瞬間だった。
![]() |
国立奈良博物館からみる雨降りの庭園 |
単眼鏡で見ても説明書きまでを読んでいると夜が明けそうになる。そこまで読むのはあきらめてただ展示物を見て歩く。とにかく観覧客が多くて自由に歩けない。ミュージアムのグッズも買う人であふれていた。
![]() |
般若寺の春コスモス |
博物館を出ると自分自身がどこにいるのかわからなくなる。人の動きに連られて雨の中を歩くと近鉄奈良駅に着いた。さて、と考えるうち般若寺へ行こうとなった。観光案内所でバス停を聞くも埒が明かない。2度もバス停を聴きに行った。その時、運よく般若寺の一つ手前バス停まで行く人がいた。その人に教えてもらってバスを待つ。
般若寺のバス停に着いた。しかし辺りに誰もいない。少し歩くと人がいた。またも人に教えてもらって無事に般若寺到着。だが、雨は降り続く。広い駐車場に1人立っている。駐車場の案内をする人だ。その人がチケット売り場まで連れて行ってくれた。境内に入るも誰もいない。足元は雨でぬかるんで滑りそうになる。今回に限ってトレッキングシューズを履いていない。
![]() |
般若寺境内 |
般若寺はコスモス寺として有名だ。この時季、春コスモスが咲いているとガイド本にあった。春コスモス、と思って出かけたが確かに咲いていた。それほど広くはない境内だが一人でゆっくり見て歩く。あとから1人、観光客が来る。
降り続く雨でまだ4時なのに辺りが暗く奈良駅までのバスの便も少ない。帰りのバス停まで歩こうとするとさっきの駐車場の係がバス停まで案内してくれた。そしてこの日がシルバーで働く初日だという。道理でやたらと親切に接してもらう。
5時前にホテルに着いた。宿泊日を変更していたが大丈夫だった。夕飯を食べようと思ってエレベータに乗る。その時、2人組と出会う。
この続きはまた後日!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿