今朝は生協で買い物を済ませて隣接する図書館へ開館時刻の9時過ぎに行く。目的は予約確保の本を受け取るためである。ついでに女性誌2冊も読む。いくら9時過ぎに家を出ても暑さは半端でない。こう暑くてはお盆のお墓参りも考えてしまう。先日、奈良で熱中症になったので「暑さ」に敏感になっている。お墓参りの前にお寺で塔婆を受け取る。塔婆は受け取ってもお墓参りはもう少し涼しくなってからにしよう。
以下は『司馬遼太郎の街Ⅲ 愛した辺境』(週刊朝日編集部 朝日新聞出版、2020年第1刷)から気になる箇所を記した。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
★司馬さんの旅から四十三年後の蒲生に行った。町の入口には、「日本一の大クス」と看板がある。町の中心部にある「蒲生観光交流センター」で小山田町長の孫、小山田邦弘さん(四八)に会った。「この町で見ていただきたいのは、なんといっても国の特別天然記念物の『日本一の大クスです』。だけど司馬さんは全くスルーされ、大クスのことはひとことも触れられてないんですよ。それが不思議です」蒲生八幡神社境内にそびえ立つ蒲生の大クスは樹齢約千五百年。大化の改新よりも古い。八八(昭和六十三)年の環境庁(当時)の調査で日本一に認定された。……四十三年前の司馬さんは、蒲生八幡神社の丘に続く台上に登っている。……小山田邦弘さんは司馬さんがどうして蒲生を取り上げてくれたのか不思議に思い、十四代沈壽官さんに聞きに行ったことがある。そしたら「『あなたのおじいちゃんが観光客を呼びたいといわなかったら、蒲生に行ってなかったかもしれないよ』とおっしゃいました。十四代はじいさんが高校で教師をしていたときの教え子です。さりげなく『蒲生の石垣は青か』と、蒲生の魅力を伝えてくれたようです」最近の蒲生は道が整備されたこともあり、観光バスがよく来るようになった。(「薩摩隼人の疾走『肥後のみち』の世界」(256p-258p)
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