WHO憲章には、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」とある。
和田秀樹の本によるとこれを踏まえて「検査データの結果より、自分が満たされているかどうかが健康の基準なのです。そして、それを決めるのは本人の主観であって医者ではありません」(『老いたら好きに生きる』35p)と書いている。一般検診で検査結果を気にする方なのでこの言葉は自分にとっては大事と思った。
『老いたら好きに生きる』(毎日新聞出版、2024年債3刷)を読んで気になった箇所を記そう。
★老いを遠ざけ、いつまでも元気で若々しくいるためには、「感情」を動かすことが何より大切です。なぜなら、人の老化は「知力」や「体力」よりも、まず「感情」の衰えから始まるからです。……そのためには前頭葉を使うことが必要です。前頭葉は「想定外なことへの対応力」という重要な働きを担っているため、「先の読めない不確実なこと」に積極的に取り組むことをおすすめします。……足腰を衰えさせないために歩くことが大切なように、前頭葉も使うことが感情の老化防止につながります。(41-41p)
★必要以上にテレビを見ないこと、これが、予期不安を抱えないための最良の方法です。……なんとなくテレビを見続けていると、思考力が低下し、前頭葉の劣化を早め、確実に身心の老化を進行させていきます。(187p)
最後にあげた「必要以上にテレビを見ないこと、これが、予期不安を抱えないための最良の方法」には、同感する。特にテレビニュースの紛争や災害の映像を見ると感受性が強いものとしては体に良くない。諺に「知らぬが仏」とあるように知らずにいるのも幸せ!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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